Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

香典は誰のものか

2023-06-28 08:30:09 | えとせとら

昨日の記事に書いた娘の虫垂炎ですが、今回は手術回避、となりました。

2度の点滴で炎症反応も収まってきて、CTに写っていた糞石(こんな言葉初めて知りました)も姿を消していたそうです。

今後は経過を見ながら・・・と言ったところでしょうか。必要ならやはり手術をすることになるでしょうし。

そんなわけで昨日の午前中は落ち着きませんでしたが、その報告を受けてとりあえずは娘宅へ行くこともなく一日を終えました。

ドミノ倒しのような負の連鎖も、ちょっと一服、ですかね。終了のお知らせにしてほしいんだけど。

 

昨日の午後は、義母の香典返しについてのお礼?の電話がよくかかってきました。

中には滅多に会うことのない相方のいとこなどもいて、変に緊張しましたね。よく知っている相手ならいいんですが、顔を見ずに話すのは難しい。

こういうとき、次姉やうちの娘はうまいこと話すだろうなぁ・・・と思ってしまう。

それでも、用事でかける電話の対応はそんなに下手ではない、と自分では思っています。仕事で培われたかな?

 

さて、先ほど香典返しのお礼の電話と書きましたが、その元?となる香典について、友人から聞いた話。

 

その友人も私と同じように、少し前にお姑さんが亡くなって葬儀を行いました。喪主は友人の御主人。

御主人には弟と妹、ふたりのきょうだいがいますが、そのうちの弟さんについての、香典にまつわる「もやっとした」話をしてくれたんです。

商売をしている弟さんは、自分のお客さんから5千円の香典を3件いただき、それとは別に仕事で加入する組合からも1万円の香典をいただいたそうです。

そのお客さんたちには自分の方からお返しをしておくということと、組合からいただいたものは返礼はなしでOKという話。

その組合からいただいた香典については、その葬儀の際に自分の扱う商品を提供したから、売り上げとして構わないか、というお尋ねだったんだそう。

そう言われた友人はそのときは深く考えもせず了解したけれど、「これってなんだかおかしくない?」と言うんです。

つまり、香典は喪主がいただくものというのが本筋ではないか、というわけ。

お客さんからいただいたものにしても、半額くらいはお返しに回すとして残り半分、そして組合からのものはそっくりそのまま喪主が受け取るべきではないか。

その話を聞いて、私も確かに変だなと感じました。

「弟からは香典とかもらってなくて、私はその商品はお供え物というか、その代わりとして考えていたのよ。それを売り上げとして計上するっておかしいなと思うし、香典はそもそも

喪主が受け取るべきものじゃないかと思う訳よ。だから直球で聞いてみようかとも思ったけど、今更感が強くてさ」と友人は言う。

ここで蒸し返してきょうだいの仲が悪くなっても・・・と思うし、ご主人からも黙っていたほうがいい言われたものの、なんかもやっとするんだわと話していました。

 

う~ん、わかるなぁ。私が聞いてもそれ、香典の着服に思えます。

本来式場に出向いて香典を出したと考えたら、当然それは喪主のものだと思うんです。

その弟さんのお客さんや組合が香典を誰に対して出したつもりなのかは定かではありませんが、少なくとも組合からのものは喪主に全額手渡すべきものではないのかな。

その友人、私に話して少し気持ちが落ち着いたみたいで、やっぱりこのまま黙っておくことにすると話していました。今後も付き合いは続いていくのだし、これがもっと高額なら

話は別かもしれないけれど、この程度なら友人の許容範囲みたいです。

でもこの先、何かのときにこの問題が蒸し返すことになるかもしれませんね。うちの娘の虫垂炎と同じで、そこそこ危険因子なんじゃないのかな。