節分から一夜明けて、今日は立春。でも冷んやりとした朝です。春は名のみと言ったところですが、週末に向けて徐々に気温が上がってくるような予報に
なっていますね。
節分の昨日は去年と同様、相方が青竹で節分のための柊を生ける花入れを作って玄関に飾りました。
丸々としたイワシの丸干しを狙って、カラスや猫が春より先に訪れることでしょう(苦笑)。
そして晩ごはんは
恵方巻、ならぬ、プルコギキンパ。生協で買った冷凍のものです。
これ、一度食べてみたくて買ったのですが、節分だからちょうどいいか、ということで。
恵方巻の文化は関西圏が主。中京圏の我が家では丸かぶりすることはしていません。娘のところではやっているみたいで、お刺身大好きな孫がかなりの量を
食べたようです。
シニアの我々は恵方を向くこともなく、いつもどおりたまに会話を挟みながらキンパをつまみました。8切れだったので相方5で私が3。
イワシの丸干しは柊に刺した余り。私は青魚大好きなのに、このイワシの丸干しは味が濃いというか、魚臭さや脂のくどさがどうも苦手。
全く食べられないわけではないけれど、今回も相方に全部譲りました。彼は頭からしっぽまで残さず平らげます。
いつも出かけている犬山成田山でも豆まきにも今年は行くこともなく、家で慎ましく豆をまきました。いつもならご本尊の不動明王さんに向かって盛大に
まくのにな~。待合室からして「密」状態なので、コロナ禍では仕方ありません。来年は盛大に豆をまくことが出来ることを願ってやみません。
さて、土日に出かけた畑。
自宅の辺りでも雪が積もるのではないかと心配していましたが、車の上などに数センチ積もった程度で道路には雪もなくて一安心。
でも大事を取って、高速道路だけを通るルートにしました。事前に道路情報を確認したところ特に問題もなさそうだったので。
最初の緊急事態宣言のときには土日の通行料の割引はなかったので、今回もそうかな?と思っていたらちゃんと割引されていました。宣言が出ているのが
全国じゃないからなんでしょうか。
高速道路は問題なく通れましたが、畑に近づくにつれ、周りの景色の雪化粧の厚さが少しずつ増していき、畑に着いたら
6センチほどではあるものの、真っ白。
畑を耕したかった相方にとってはあいにくの状態。雪は解けても地面の湿った状態は続きますからね。
雪を被って寒さでよれよれになった白菜のうち、ましなものを相方が収穫。私は久しぶりに家の中で読書三昧の時間を過ごすことが出来ました。
ただ今回は風がかなり強く、煙突から風と共に煙が逆流して薪ストーブの火が消えそうになることが度々起き、その都度ストーブの扉の隙間から煙が部屋に
出るために何度か窓を開ける羽目に。まぁコロナ禍だから換気が出来ていいね!ということで。
帰りは国道と高速を使ういつもの料金節約ルートを使いましたが、その途中で晩ごはんのおかずを買って帰りました。
国道沿いに大きな鶏の立体看板のお店があります。ずっと以前からあるお店ですが、入ったことは一度もないけれど、ずっとあるのだから多分おいしいだろうと
思っていました。
何かの折に検索してみたら、出てきたのが鶏の丸焼き。相方憧れの食材です。
私たちふたりではとても食べきれないけれど、もも焼きくらいなら、と機会があったら買おうと決めていたので今回実行しました。
予約したほうがよさそうとのレビューに従って、到着予定の時間を予測して畑を出るときに電話でもも焼きと唐揚げを注文。
約1時間半くらいでお店に到着すると、行列が!私予約してあるけど、並んで待つしかないのかしら?そしてこれはテイクアウトの行列なのか、それとも
食事をする人の行列なのか?
わからないときは訊くに限る、ということで、目の前で待っているおにいさんに話しかけてみました。これってお食事の人の列かしら?
「いえ、そこにも書いてあるけど、食事は14:30までだったみたいですよ。僕も持ち帰りです」
見ると確かに「今日の食事は14:30までです」という手書きの表示がありました。
そのおにいさん、おばさん相手にいろいろと話してくれて、ここのがおいしからスキーとか遊びに行った帰りに寄って、帰り道に手羽先を食べながら帰るとか
(手がべたべたになるんじゃないのか?と思ったけれどそこは突っ込まず:笑)私がもも焼きと唐揚げを頼んだことを話すと、唐揚げもおいしいけれど磯辺揚げも
いいですよ、などとレクチャーしてくれたり。
言葉の端々に、このお店の食べものへの愛を感じちゃったな~。それも押しつけがましくなくて、5分か10分くらいの間だったけれど、退屈せずに済みました。
予約しておいた4時少し前になったとき、お店の人が「予約の方はお店のほうへ」と声をかけてくれたので、中へ入って品物を受け取り、おにいさんに
「お先にね」と声をかけると「お気をつけて」と返ってきました。本当に感じの良い人でしたね。うちの子どもたちくらいの年代に見えましたので、彼にとっても
親世代くらいで話しやすかったのかも。
家で温め直して食べたもも焼きも唐揚げもおいしかったけれど、私にとってはそのおにいさんとのやりとりがその味をより引き立てたように感じました。
次は彼の「推し」である手羽先や磯辺揚げを買うことに決めています。今回は写真も撮り忘れてしまったので、次は忘れずに。