
'07/04/16の朝刊記事から
「中国の外交は極めて非常識」
中川政調会長
自民党の中川昭一政調会長は15日、東京都内のホテルで講演し、日本から昨年秋に安倍晋三首相が訪中したのにもかかわらず、中国側はトップの胡錦濤国家主席ではなく、温家宝首相が訪日したのは「外交上極めて非常識だ」と激しく批判した。
中川会長は「日本のナンバーワンが行ったのに、中国のナンバー3が来るというのは外交儀礼から言って、おかしい」と指摘。
中国側の考えは「中華思想」であり、外国指導者の訪中に関して昔の「朝貢」のような感覚を持っているのではないかと語った。
共産党総書記である胡主席は党内の公式序列首位だが、温首相は第3位とされている。
中川会長はまた、中国の軍備拡張は東アジアに「大変な脅威」を与えており、「覇道の世界をまっしぐらに進んでいる」と述べた。