イスラム聖戦批判発言 ローマ法王が謝罪

‘06/09/17の朝刊記事から


イスラム聖戦批判発言
ローマ法王が謝罪
猛反発受け声明

【ローマ１６日共同】
ローマ法王庁は１６日声明を発表、法王ベネディクト１６世が１２日の演説でイスラム教の「ジハード（聖戦）」を批判したとされる問題について、法王が「極めて遺憾に思っている」ことを明らかにした。
事実上の謝罪。
声明はまた、法王がイスラム教信仰に敬意を表していると強調、理解を求めた。
ロイター通信が伝えた。


ローマ法王の発言
ローマ法王ベネディクト１６世が９月１２日、かって神学を教えたドイツ・レーゲンスブルグ大で講演し「（イスラム教の預言者）ムハンマドが新しくもたらしたものは何かといえば、彼が説いた真理を剣で広めよという命令のような、邪悪さと残酷さだけだ」と、イスラム教の「ジハード（聖戦）」に言及したビザンチン帝国皇帝の発言を引用。
暴力が神や人間精神の本質とは相いれないと説いた。

今林容疑者 危険運転罪で起訴

‘06/09/17の朝刊記事から


RV事故・今林容疑者
危険運転罪で起訴
福岡地検　酩酊状態と判断

福岡市で飲酒運転の乗用車に追突された多目的レジャー車（RV）が海に転落し幼児３人が死亡した事故で、福岡地検は１６日、危険運転致死傷と道交法違反（ひき逃げ）の罪で元福岡市職員今林大容疑者（２２）を起訴した。
福岡地検は「飲酒で正常な運転が困難だった」と判断し、業務上過失致死傷罪より刑罰の重い危険運転致死傷罪を摘要。
同罪とひき逃げの罪を併合すると最高刑は懲役２５年となる。


危険運転致死傷罪
著しい酒酔い、速度超過などによる危険な運転で起こした交通事故を過失ではなく故意の犯罪ととらえる罪。
１９９９年に大型トラックの飲酒運転で幼い姉妹が死亡した事故などを契機に、２００１年に刑法に新設された。
０５年に厳罰化され、現在の最高刑は死亡事故で懲役２０年、負傷事故で懲役１５年。
過失による事故で適用される業務上過失致死傷罪は最高で懲役５年。