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備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

040210 ロシア停戦文書署名

2018-02-12 13:33:30 | ロシア
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’08/08/17 の朝刊記事から

ロシア停戦文書署名
グルジア紛争 即時撤退は拒否


【モスクワ16日加藤雅毅】ロシアのメドベージェフ大統領は16日、グルジア・南オセチア自治州をめぐる軍事衝突に関し、停戦や部隊撤退など6項目の和平原則文書に署名した。
ただ、ロシア側は同日、即時撤退には応じない考えを表明。

最終的な停戦が実現するかどうかは予断を許さない。



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グルジアのサーカシビリ大統領は15日に和平原則文書に署名しており、これでグルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州、アブハジア自治共和国を含め、紛争当事者すべてが署名したことになる。

しかし、ロシアのラブロフ外相は16日、「ロシア軍は和平原則に基づく追加的な安全保障の実現状況に応じて撤退する」と述べ、南オセチア、アブハジアの安全確保を理由に、即時撤退には応じない考えを示した。

グルジア警察当局者は同日、ロシア軍がグルジアの首都トビリシの西約40キロのイゴエティまで侵攻したと語った。



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事実なら、ロシア軍が最も首都の近くまで進んだことになる。

英BBC放送はグルジア当局者の話として、グルジアの黒海の主要港ポチや西部セナキになおロシア軍が残っていると報じた。

タス通信などによると、グルジア側は16日、トビリシまで約45キロ地点の主要鉄道の橋をロシア軍が爆破したと主張したが、ロシア側は否定した。




撮影機材
Kodak DC4800



080813 ロ大統領 作戦停止

2017-12-31 16:44:50 | ロシア
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’08/08/13の朝刊記事から

ロ大統領 作戦停止
欧米の包囲網 奏功


【モスクワ12日加藤雅毅】ロシアのメドベージェフ大統領が12日、グルジア・南オセチア情勢に関して軍事作戦停止を表明したが、大統領の決断は、欧米の「ロシア包囲網」を強く意識した格好だ。

当初はグルジア、ロシア双方に自制を求めていた欧米は、このところロシア側の戦線拡大に対する非難を強めていた。



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戦線拡大で非難集中

北京五輪開幕と同時期の軍事衝突は当初、グルジア側の攻撃で始まったとされ、グルジア、ロシア双方に自制を促す声が米国を含めて強かった。

だが、グルジアのサーカシビリ大統領が先手を打って軍事行動停止を表明したこともあり、欧米の矛先は、戦線を拡大するロシアに次第に集中。

欧米に対決姿勢で臨むことが多かったプーチン前大統領(現首相)と違い、メドベージェフ大統領は強調路線を打ち出したばかりだったが、ブッシュ米大統領は11日の声明で「米国や欧州との関係も台無しになる」とロシアを批判。

ブラウン英首相もロシアの軍事介入を「正当化されない」と非難、対応を求めていた。



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同日には、欧州連合(EU)議長国のフランスのクシュネル外相が停止した停戦案にグルジア側が合意。

ロシアが軍事行動を続ければ、さらに欧米からの批判が強まる可能性もあった。

メドベージェフ大統領が軍事作戦停止を表明したのは、フランスのサルコジ大統領が停戦仲介のためモスクワへ向かっている最中だった。






080809 南オセチア ロシアが軍事介入

2017-09-13 20:28:55 | ロシア
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’08/08/09の朝刊記事から

南オセチア ロシアが軍事介入
グルジア軍と交戦


【モスクワ8日共同】ロシア軍は8日、グルジアからの分離独立を主張しグルジアと紛争状態にあった南オセチア自治州に戦車などを送り、軍事介入した。

プーチン・ロシア首相は8日、事実上の「戦争」が始まったとし、報復すると言明した。

今後、両国軍が本格的な戦闘に突入する可能性もある。



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グルジア軍が同日、自治州の州都ツヒンバリ周辺に進攻し、平和維持軍として駐留するロシア兵らを殺傷したことに対抗し増援したとしている。

ロイター通信などによると、グルジアのサーカシビリ大統領はロシアの戦車など約150両が南オセチアに侵入したほか、ロシア機が領空侵犯して攻撃したと述べ、うち2機を撃墜したと主張。

米CNNテレビに対し、「ロシア軍はグルジアを侵略した」と非難した。

グルジア側は首都トビリシ郊外など2カ所の空軍基地がロシア軍機に爆撃され、兵士3人が死亡したと発表。

インタファクス通信によると南オセチア自治州のココイトイ大統領は8日、グルジアとの戦闘で一般市民数百人が死亡したと述べた。






080802 プーチン首相 また「口先介入」 鉄鋼大手の株価暴落

2017-05-07 16:46:54 | ロシア
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08/08/02の朝刊記事から


プーチン首相 また「口先介入」 鉄鋼大手の株価暴落

【モスクワ1日加藤雅毅】ロシアのプーチン首相が、企業活動への「口先介入」を強めている。
標的とされた鉄鋼大手は株価が暴落。
メドベージェフ大統領は経済活動への国家の関与縮小が持論だが、実力者のプーチン首相を相手に、どこまで持論を押し通せるかは不透明だ。



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「外国に国内の半値で原料を販売している。国に納税されるべき利益はどこへ行ったか」。
7月下旬の鉄鋼産業に関する会議で、プーチン首相は鉄鋼大手のメチェル社をやり玉に挙げ、脱税疑惑までにおわせた。

出席を求められていた同社のジュージン社長は、会議前に突然入院。
首相は「治らなければ、医者を派遣しすべてを片付けざるを得ない」と旧ソ連時代の「粛清」を思い起こさせる言葉遣いで批判した。

これを受け、ニューヨーク市場のメチェルの株価は約30%下落。
その4日後、首相はまたも同社の脱税疑惑に言及、株価はさらに約25%下がった。



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プーチン氏の「威光」は業界を問わない。
航空業界と石油業界は7月中旬、首相に「航空機燃料の価格は、世界でロシアが最も高い。こんなことは許されない」と一喝された。

首相は燃料価格を下げるため、仲介業者を排除して航空会社が直接、石油会社と長期契約を結ぶ方法まで指示。
航空大手のトランスアエロ社は即座に、首相の指示通りに燃料調達方法を見直した。



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経済活動への国家の関与の拡大は、政府内の軍・治安機関出身の強硬派の主張に沿う政策。
リベラル派のメドベージェフ大統領は7月末、「治安機関と政府機関は、経済界を怖がらせることをやめなければならない」と強硬派をけん制したが、プーチン氏主導の政府内で巻き返しは一筋縄でいきそうにない。







080704 サハリン13歳 道内に搬送へ 大やけど

2016-07-03 20:17:22 | ロシア
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’08/07/04の朝刊記事から

サハリン13歳 道内に搬送へ 大やけど

【ユジノサハリンスク3日津野慶】ロシア・サハリン州政府は3日、サハリン北部オハ市で発生した爆発事故で大やけどした13歳の少年を道内に緊急搬送し、治療を受けさせると発表した。
少年に意識はあるが、全身の85%に火傷を負い、手術が必要という。

少年はウラジミール・ノビコフ君(13)で、1日夕方、オハ市の車庫にいた時に石油系燃料が爆発し、大やけどを負った。
ウラジミール君の両親は日本での治療を希望し、サハリン州のホロシャビン知事に協力を求めた。


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これに対し州知事は3日、州政府が費用を負担し、少年を日本に搬送する方針を決め、日本外務省に緊急のビザ(査証)発給などの協力を要請。
3日夜に特別の航空便で少年をオハから州都ユジノサハリンスクへ運び、日本への搬送に備える。
州政府は札幌市での治療を希望している。

サハリンから道内への緊急搬送は1990年に大やけどして札幌医大に運ばれた3歳の男児が最初。
昨年10月には北方領土・国後島からも1歳のロシア人男児が運ばれている。




Kodak DC4800