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備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

071211 後継メドベージェフ氏

2012-01-12 20:31:11 | ロシア
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’07/12/11の朝刊記事から

後継メドベージェフ氏
ロシア プーチン大統領指名


【モスクワ10日藤盛一朗】ロシアのプーチン大統領は10日、メドベージェフ第一副首相(42)を来年3月の大統領選に向けた後継候補とする意向を表明した。
プーチン氏の後継候補は、政権と与党「統一ロシア」の全面的な後押しを受けることで当選が確実視されており、メドベージェフ氏は来年5月、新大統領に就任する見通しとなった。

プーチン大統領の外交、内政の政策は引き継がれ、同氏は任期満了に伴う退任後も、事実上の政権ナンバーワンとして政治力を保持するとみられる。

プーチン大統領は同日、下院選で大勝した統一ロシアのグリズロフ党首(下院議長)ら与党系4党の党首と会談。
メドベージェフ氏を大統領選候補に推薦する4党からの提案に同意する形で、事実上の後継指名を行った。



111216 ロシア南部 バス爆破で5人死亡

2011-12-16 21:13:49 | ロシア
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’07/11/24の朝刊記事から

ロシア南部 バス爆破で5人死亡
下院選控え連続テロか


【モスクワ23日藤盛一朗】ロシア南部の北オセチア共和国とカバルジノ・バルカル共和国の境界にある検問所付近で22日、路線バスが爆発し、乗客5人が死亡、13人が重軽傷を負った。
捜査当局は何者かが爆発物をバス内に残し、時限装置か遠隔操作で爆発させたテロ事件とみて調べている。

ロシアでは10月31日にも中部トリヤッティで朝のラッシュ時にバスが爆発し、8人が死亡し70人が負傷する事件が起きており、12月2日の下院選の投票を前に、情勢の不安定化を狙った連続テロとの見方も出ている。



111026 プーチン氏院政 体制づくり

2011-10-26 22:04:16 | ロシア
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’07/11/16の朝刊記事から

プーチン氏院政 進む体制づくり
国民組織が発足大会 大統領府が後押し


【モスクワ15日藤森一朗】ロシアのプーチン大統領を支持する国民運動組織「プーチン支持」が15日、ロシア中部のトベリ州で全国組織としての発足大会を開いた。
同運動は大統領府が後押ししており、来年5月に退任するプーチン氏の院政に向けた体制づくりとの見方が強まっている。

採択された声明は、「プーチン氏は、国民のリーダーとして(大統領退任後も政治の一線に)とどまらなくてはならない」と強調。
退任後の地位にかかわらず、国家の重要政策の決定に緊密にかかわるべきだとの見解を示した。

同団体は全土の共和国、州など86の連邦構成主体のうち、79の地方で地域組織が先行して結成された。
同日の大会には全国から弁護士、俳優など約700人が集まった。

プーチン大統領は13日、視察先のシベリア・クラスノヤルスクで「国民が(与党第1党の)『統一ロシア』に投票するなら、名簿1位の私が信認されることを意味する」と述べており、同団体は当面、同党への投票呼びかけを行う。

設立発起人の弁護士、アスタホフ氏は大会後の記者会見で「党首、議会議長、首相であれ、プーチン氏が(大統領退任後に)何の仕事をするかは問題ではない。重要なのは国のリーダーとなることだ」と述べた。
ロシアの政治専門誌ニュータイムズは、同団体について「プーチン氏は、退任後に好ましくない事態が生じた場合、この組織を通じて政治に介入できる」と指摘し、新大統領を牽制しつつ実権を維持する基盤になるとの見方を示している。



111019 ベラルーシにミサイル供与

2011-10-19 19:50:58 | ロシア
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’07/11/15の朝刊記事から

ベラルーシにミサイル供与
ロシア、米MDに対抗


【モスクワ14日共同】インタファクス通信によると、ロシア軍幹部は14日、東欧での米ミサイル防衛(MD)計画に対抗し、ベラルーシに最新のミサイル「イスカンデル」を供与する考えを示した。
ベラルーシ軍幹部も同日、イスカンデルをロシアから購入し、配備する計画を認めた。

ベラルーシは、米国がMD計画で迎撃ミサイルの配備を計画しているポーランドに隣接。
MD計画や北大西洋条約機構(NATO)の拡大に反発するロシアが米欧へのけん制を強めた形だ。

ロシア軍幹部は、イスカンデルは射程300-500キロで、中距離核戦力(INF)廃棄条約には違反しないと説明。
しかしロシア政府が同条約からの脱退を決めた場合、射程を含めた能力を高めることは可能と述べた。

米国と旧ソ連は1987年、射程500-5500キロの地上配備の中・短距離ミサイル全廃を定めた同条約に調印。
しかしプーチン大統領は最近、条約脱退の可能性も示唆している。

ベラルーシのルカシェンコ政権はロシアと関係が深く、独裁体制を批判する欧州諸国とは距離を置いている。



111016 報復殺人犯 英雄に? ロシア

2011-10-16 22:02:33 | ロシア
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07/11/15の朝刊記事から

報復殺人犯 英雄に? ロシア
航空機事故で管制官を殺害 遺族に国民寛大


【モスクワ14日藤盛一朗】ドイツ上空で2002年に管制ミスにより墜落したロシア旅客機の乗客の遺族が、報復としてスイス人の管制官を殺害し、13日、刑期を終えて帰国した。
テレビ各局がこれを大々的に報じ、ロシア社会では「遺族の行動は英雄的か犯罪か」との論議が起きている。

02年7月、ドイツ南部上空でロシアのチャーター旅客機と国際貨物DHLの貨物機が空中衝突し、ロシア機の乗員・乗客71人と貨物機の乗員2人が死亡した。

妻、長男、長女を失ったロシア南部ウラジカフカスの建築技師、ビタリー・カロエフ氏(51)は管制官への復讐を決意。
04年2月、スイス・チューリヒ郊外で管制官=当時(36)=を刺殺した。
カロエフ氏はスイス当局に逮捕され、禁固8年の刑に服することになったが、減刑され、12日に釈放された。

ロシアのテレビ各局は、チューリヒからモスクワに向かう帰国便にこぞって記者を派遣。
「ようやく家族の墓に行ける」と穏やかに語るカロエフ氏の機中インタビューを放映した。

モスクワの空港では、親族のほか、大統領府が設立した青年団体「ナーシ」の活動家が出迎えた。
活動家は、モスクワ市内に向かう道路沿いにも立ち、「あなたは真実の人間だ」と書かれたプラカードを手に歓声を上げた。

カロエフ氏は、歓迎に戸惑う一方、テレビの取材に「(報復は)なされねばならなかった」と固い信念を吐露している。

14日の新イズベスチヤ紙は、23%が同氏の行動を支持し、44%が同情するとした世論調査の結果を報じ、「犯罪や復讐に寛大な国民意識がうかがえる」と指摘した。
また、「カロエフを英雄にしてはならない。殺人は何といっても犯罪だ」(女優のクラチコフスカヤさん)という非難の声も上がり、角界で反響を呼んでいる。