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ヘンリー王子「民主主義と自由に攻撃」 国連演説

2022年7月19日 13:13 発信地:国連/米国 [ 米国 北米 ]
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‹ ›❮ 1/13 ❯米ニューヨークの国連本部で、ネルソン・マンデラ国際デーに合わせ演説するヘンリー英王子(2022年7月18日撮影)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP

【7月19日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)は18日、米ニューヨークの国連(UN)本部で演説し、「私たちは世界中で民主主義と自由に対する攻撃を目の当たりにしている」と述べ、ロシアによるウクライナ侵攻や、米連邦最高裁判所が人工妊娠中絶の憲法上の権利を無効としたことなどに危機感を示した。
 ヘンリー王子は南アフリカの故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領の誕生日を記念する国際デーに合わせ、国連総会(UN General Assembly)で演説した。妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)も会場に姿を見せた。
 王子は「過去10年間、痛ましい出来事が続いたが、この1年はその中でも特に痛ましいものとなった」と語った。具体例として、新型コロナウイルス禍、気候変動、偽情報のまん延、ロシアのウクライナ侵攻、人工妊娠中絶に関する米連邦最高裁判断を挙げた。
 27年間を獄中で過ごした後、南ア初の黒人大統領に選ばれ、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に貢献したマンデラ氏については、「良心の人」であると同時に「行動の人」だったと称賛した。
 気候変動問題に関しては「かつてなかったような気象現象が日常的なものになっている。指導者が先頭に立たない限り、危機は深刻化する一方だろう」と警告。国連加盟国に対し、「人類を救うため、世界が必要とする変革に向け大胆な決断」を下すよう訴えた。(c)AFP
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影響力増す「未来の英国王」 ウィリアム王子40歳に
2022年6月21日 12:00 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
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‹ ›❮ 1/7 ❯英ロンドンのバッキンガム宮殿で、エリザベス女王の在位70年記念式典の最終日にバルコニーに登場した(左から)チャールズ皇太子、エリザベス女王、ジョージ王子、ウィリアム王子、シャーロット王女、ルイ王子、キャサリン妃(2022年6月5日撮影)。(c)HANNAH MCKAY / POOL / AFP



【6月21日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)は21日、40歳の誕生日を迎えた。伝統と現代性の中庸を目指し、王室内で急速に重きを成しつつある未来の国王にとって、重要な節目となる。
 妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)も1月に一足早く40歳になった。仲むつまじい夫妻は、祖母のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)に次ぎ国民の人気が高く、王室の将来像の手本とされることも多い。
 王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムズ(Richard Fitzwilliams)氏は、「父チャールズ皇太子(Prince Charles)と共に、女王のサポートにますます力を入れ、未来の国王としてのアイデンティティー確立に取り組んでいる王子にとって、(誕生日は)非常に重要な節目だ」とAFPに語った。
 人気の高さゆえに、エリザベス女王の死後はチャールズ皇太子を飛ばしてウィリアム王子が王となることを望む声も少なくない。
 96歳の女王は、健康問題と高齢を理由に昨年から公務を減らし始めた。以来、ケンブリッジ公爵(Duke of Cambridge)の称号を持つ王位継承順位第2位のウィリアム王子の影響力は増している。5月の英議会開会式を女王が欠席した際にはチャールズ皇太子に同行。家族の重要な決定にも関与してきた。
 今月行われたイングランドの最高勲章、ガーター勲章(Order of the Garter)の叙任式典後のパレードをめぐり、女王の次男で性的スキャンダルで打撃を受けたアンドルー王子(Prince Andrew)の参加阻止を主導したと報じられている。
 フィッツウィリアムズ氏はウィリアム王子夫妻について、「王室の未来だ。それは、(女王の在位70年を祝う)プラチナジュビリー(Platinum Jubilee)の式典最終日にバルコニーへ登場したことで強調された」と指摘する。



■中心的役割
 2017年に救急ヘリコプター操縦士を辞職して以降、ウィリアム王子は専ら家族のために時間を割いてきた。
 報道によれば、ロンドンのケンジントン宮殿(Kensington Palace)を出て、女王がほとんどの時間を過ごすウィンザー城(Windsor Castle)の敷地内に引っ越す計画がある。新居は寝室四つの質素なコテージとされるが、これにより女王との距離が縮まり、ウィリアム王子の王室内での役割が強化されると識者は見ている。
 王室の務めに力を入れる一方、3人の子どもたち、長男ジョージ王子(Prince George、8)、長女シャーロット王女(Princess Charlotte、7)、次男ルイ王子(Prince Louis、4)には普通の生活をさせようと決めている。
 背景には、自身が幼少期に両親の別居と離婚に傷つき、15歳で母ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)を自動車事故で亡くした経験がある。王室の慣例を破り、おむつ交換や宿題の手伝いをするなど父親としてより現代的な考え方をするようになったのは、明らかに母ダイアナ元妃を模範としている。
 社会で最も弱い立場の人を助けるという元妃の遺志を継ぐことにも熱心だ。今月初めにはロンドンで、英国発祥のホームレス支援の雑誌「ビッグイシュー(Big Issue)」を販売しているところを目撃された。環境問題やメンタルヘルスについても頻繁に発言している。
■ダイアナ元妃の影響
 英王室に関する複数の著書があるマルク・ロシュ(Marc Roche)氏はAFPに対し、ウィリアム王子はイートン校(Eton College)で学んでいた間、日曜日には近くのウィンザー城でエリザベス女王と昼食を共にしていたと説明。その際に「伝統的な」女王によって「型にはめられた」ものの、「恐らくは母親の影響で、多様性と環境に関して豊かな感受性を有していることが強みとなっている」との見方を示した。
 ウィリアム王子が英王室の内情を表に出すことはほとんどない。だが、弟ヘンリー王子(Prince Harry)と妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が米テレビで王室内の人種差別を告発した際は、王族を擁護し疑惑を強く否定。兄弟間の確執の元となった。
 ただ、ウィリアム王子は旧態依然とした王室を近代化し、若年層の間で共和主義が広がりつつある中で、エリザベス女王亡き後も君主制を存続できるようにする必要を認識している。
「ウィリアム王子が特に気に掛けていることの一つは、君主制のイメージとその進め方だ」とフィッツウィリアムズ氏は述べた。(c)AFP/Martine PAUWELS












2022年6月4日 17:08 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ 米国 カナダ 北米 ]
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‹ ›❮ 1/7 ❯英ロンドンのセントポール大聖堂で執り行われた、エリザベス女王の在位70年を記念する礼拝に出席したヘンリー王子と妻のメーガン妃(2022年6月3日撮影)。(c)Matt Dunham / POOL / AFP



【6月4日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)と妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は3日、英国で2年ぶりに公の場に姿を見せ、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の在位70周年「プラチナジュビリー(Platinum Jubilee)」の礼拝に出席した。
 しかし、セントポール大聖堂(St Paul's Cathedral)で待ち構えていた大勢の王室ファンの夫妻への反応は、先日発表された世論調査と同じく世代によって分かれた。
 2020年に米カリフォルニア州に移住したヘンリー王子夫妻は王室を公然と批判し、王室ファンの怒りを買ってきた。今回の帰国は、夫妻の人気を測るバロメーターとして注視されることになった。
 女王は2日に自身と共にバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)のバルコニーに姿を見せるのは現役の王族のみとした。ヘンリー王子夫妻が公式参加を許される祝賀行事はセントポール大聖堂での礼拝だけだった。
「あの2人も王室の一員です」とイングランド北部出身の女性(17)は言う。行事を見るために母親と一緒にロンドンを訪れた。
「彼らなら、今の王室の在り方とは少し違うことがやれるはず」だと話す。「王室の在り方は古くさいと思います。自分たちのやり方から抜け出せずにいて」
 英調査会社ユーガブ(YouGov)が今週発表した世論調査では、ヘンリー王子とメーガン妃を支持しないと答えた割合は63%に上った。
 世代によって意見は分かれ、18~24歳の大半は2人に好意的だったのに対し、65歳以上では60%以上が否定的だった。
 メーガン妃がかつて住んでいたカナダ・トロント出身の女性は辛辣(しんらつ)だった。
「(ヘンリー王子は)妻にする相手を間違えたと思います」と話した。
 隣に座っていた北アイルランド出身の女性は、「2人が(英国に)戻ってきたのは、何かを失うのを恐れているから。歓迎はされていませんよ。私だってブーイングしました」と話した。
 メーガン妃については、「何百年も続いている歴史と伝統を自分なら変えられると思って王室に入ってきたのでしょうが、できませんでしたね」と続けた。
「さっさと米国に帰るべきですね」 (c)AFP/Anna MALPAS









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