goo blog サービス終了のお知らせ 

シリア騒乱と修羅の世界情勢

第三次世界大戦を阻止するブログです。

エルドアン大統領がアメリカに 「約束を守れ」

2018年10月17日 | シリア

エルドアン大統領がアメリカに 「約束を守れ」

レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は、アメリカがシリア北部で必要な措置を講じない場合、トルコは分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織YPGに対してすべきことを行うと表明した。

17.10.2018 ~ 17.10.2018エルドアン大統領がアメリカに 「約束を守れ」

 

エルドアン大統領は、党首である公正発展党(AKP)のトルコ大国民議会(TBMM)院内会派会議で演説した。

エルドアン大統領は、アメリカが配置したテロ組織PYDやYPGメンバーのテロリストらをここから撤退させることに関して交わした約束を守るようアメリカを促した。

トルコとアメリカ間で6月4日に交わされた合意を振り返ったエルドアン大統領は、

「マンビジでの期限は90日間であった。残念ながら機能しなかった。機能しないなら、われわれは現地で自力で対処する。ユーフラテス川東部で必要な措置が講じられる。テロ組織PYDやYPG、正確にはテロ組織PKKに対してすべきことを最高レベルで行う。これらすべてはわが国の平穏のためだけではない。あの国に暮らす哀れな人々の平穏のためでもある」と話した。

 

(2018年10月16日)



注目ニュース
 
TRT @ All Rights Reserved
 

イランのマークー自由貿易地域、トルコとの協力に意欲

2018年10月17日 | シリア

イランのマークー自由貿易地域、トルコとの協力に意欲

イランのマークー自由貿易地域のグーラム・レザー・ソレイマーニー代表は、トルコとイランが民間部門で力を合わせた場合、世界市場で発言権を持つことが可能であると発言した。

17.10.2018 ~ 17.10.2018イランのマークー自由貿易地域、トルコとの協力に意欲

 

ソレイマーニー代表は、両国の民間部門の協力に関して見解を述べた。

トルコとイランが持つ可能性を統合することは両国の貿易活動に重要な貢献をすることになると語ったソレイマーニー代表は、

「トルコとイランの民間部門が力を合わせれば、世界市場で発言権を持つことが可能である。このために、民間部門に立ちはだかる銀行および税関の障害が取り除かれる必要がある」と述べた。

両国の大統領が貿易額を300億ドル(日本円で約3兆3678億円)に引き上げることを決意していると述べたソレイマーニー代表は、この実現に向けて両国関係が最高レベルに引き上げられたことを振り返った。

両国の貿易活動の拡大に関してマークー自由貿易地域の重要性に言及したソレイマーニー代表は、マークーはトルコに開かれたイランの門戸であると明かした。

ソレイマーニー代表は、

「イランは、輸出の拡大、投資の呼び込み、中継輸送と物品の供給において最も重要なパートナーとしてトルコを見ている。トルコと共に共同貿易活動を拡大するために、皆さんにマークー自由貿易地域の可能性を知ってもらいたい。これにより、中継輸送とマーケティングに関するプログラムの開発を行うことができるようになる」と述べた。

当該の措置が講じられる方向で合同ワーキンググループの設立に向けて両国の関係当局と協議を進めていると述べたソレイマーニー代表は、マークー自由貿易地域には安価なエネルギー、天然ガス、水、土地、人力、インフラと共に世界の中継輸送で重要な役割を担える可能性があると述べた。

 

(2018年10月16日)



注目ニュース
 
TRT @ All Rights Reserved
 

ロシアは何故シリアを擁護するのか

2018年10月17日 | シリア

ロシアは何故シリアを擁護するのか

2016年6月29日(水)17時37分
小泉 悠(未来工学研究所客員研究員)※アステイオン84より転載

「アステイオン」84号より


 論壇誌「アステイオン」84号(公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会編、CCCメディアハウス、5月19日発行)は、「帝国の崩壊と呪縛」特集。同特集の小泉悠氏(未来工学研究所客員研究員、本誌ウェブコラム『ロシアの「地政学」』でもお馴染み)による論考「ロシアにとっての中東――新たなパワーゲームへの関与」から、一部を抜粋・転載する。
 アラブの春、IS(イスラム国)の台頭、シリア内戦、イラン核合意......と激動の只中にある中東だが、その情勢は「ロシアを抜きにして語れない」と小泉氏。本論考では、今回抜粋するシリアだけでなく、イラン、イラク、エジプトとの関わりについても解説している。なぜ中東の石油に依存していないロシアが、中東情勢にこれほど介入するのだろうか。

◇ ◇ ◇

はじめに

 この文章では、激動の只中にある中東情勢をロシア側の視点に立って眺めてみたい。

 

 近年の中東情勢がロシアを抜きにして語れないことは周知のとおりである。ことにシリア内戦に関しては、膨大な軍事援助によってアサド政権を支えるとともに、二〇一三年には米英のシリア空爆を空振りに終わらせ、二〇一五年秋には直接軍事介入まで開始した。二〇一六年一月から始まったシリア和平協議でもロシアは大きな存在感を発揮している。

 だが、北方の大国であるロシアが何故、中東情勢に介入しなければならないのだろうか。ロシアは世界有数のエネルギー産出国であり、中東のエネルギー資源には依存していない。しかも大陸国家であるから物流の大部分は陸上を経由しており、シーレーンへの依存度も極めて低い。資源とシーレーンのために中東への大規模な関与を必要としてきた米国とは事情が大きく異なるのである。

 また、ロシアは常に中東情勢に介入してきたわけでもない。冷戦期のソ連は中東諸国や、その一部の親ソ分子に対して大規模な軍事援助を行い、あるいはキューバ人義勇兵をソマリアに送り込み、地中海には艦艇グループを常駐させるなど、大規模な軍事的関与を行ってきた。だが、ソ連崩壊後、ロシアが経済的苦境に陥ったことや、冷戦終結によって中東が米ソ対決の場でなくなったことなどにより、こうした関与は大幅に後退した。後述するように、ロシアの軍事プレゼンスが中東からすっかり消滅したわけではなかったが、その影が非常に薄くなっていたことはたしかである。そのロシアが二〇一〇年代に入って再び中東に復帰してきたのは何故なのだろうか。

 

 

【参考記事】復活したロシアの軍事力──2015年に進んだロシア軍の近代化とその今後を占う 
【参考記事】独裁者アサドのシリア奪還を助けるロシアとイラン

 そして最後に、ロシアの中東への復帰は、ロシアにとって、あるいは中東地域全体にとって何をもたらすのだろうか。そこで起こることは、ロシアの目論見を満足させるものなのか、あるいはロシアにとって不首尾な結果に終わりそうなのか。また、ロシアのプレゼンスは今後も中東に留まるのか、あるいは一過性の現象を我々は見ているに過ぎないのか。

 冒頭で述べたテーマをより具体的に掘り下げるため、この文章では、以上のような問いを設定してみた。以下は、主に筆者が専門とするロシアの軍事政策の観点から、これらの問いに答えようと試みたものである。

ロシアの対中東依存度の低さ

 ロシアの中東に対する見方を理解する上でまず必要なのは、ロシアが中東に大きく依存しているわけではない、という点である。はじめに述べたように、この点が西側諸国とロシアとでは大きく異なる。

 

 

 まずエネルギーに関して見てみよう。二〇一三年に日本エネルギー経済研究所(IEEJ)が公表した資料によると、二〇一〇年時点におけるロシアのエネルギー自給率は一八四%であり、国産エネルギーによって国内需要を完全に賄うことができている。ことに原油に関しては、輸入依存度がマイナス二六四%にも達しており、中東のエネルギー資源には全く依存していない(1)。

 続いてシーレーンへの依存度について考えてみたい。ロシア連邦統計局のデータによると、二〇一三年におけるロシアの全貨物通行量は八二億六四〇〇万トンであったが、このうち五六億三五〇〇万トンは自動車輸送によるものであり、これに鉄道輸送(一三億八一〇〇万トン)、パイプライン(一〇億九五〇〇万トン)、河川等の内水交通(一億三五〇〇万トン)が続き、海上交通は一七〇〇万トンに過ぎなかった(2)。大陸国家であるロシアにとっては、大洋を通過するシーレーンへの依存度もまた極めて低いことが読み取れよう。

 しかし、重要航路として北極海航路が浮上していることや、アルメニアやイランといった重要同盟国へのアクセスなど、安全保障の観点から重要なシーレーンは存在していることは押さえておく必要がある。本稿では詳しく扱わないが、核抑止力を担保するカムチャッカ半島の弾道ミサイル原潜部隊(カムチャッカ半島先端部にある原潜基地には陸上からのアクセス手段がない)、北方領土、カリーニングラード、クリミア半島(ケルチ海峡でロシア本土から隔てられている)といった遠隔地への兵站についてもシーレーンは重要な要素ではある。

 

 

 このような意味では、ロシア海軍が二〇〇八年からソマリア沖に、二〇一三年からは地中海に艦艇グループを常駐させていることや、二〇一〇年の「国防法」改正で海賊対処任務を国外での軍事力行使の要件と位置付けたことなどは、西側のシーレーン保護とは同列に位置付けることはできず、ロシア独自の論理を考えなければならないことになる。

ロシアは何故シリアを擁護するのか

(1)武器でも基地でもなく

 そこで、本稿のはじめの問いに戻りたい。すなわち、ロシアの中東に対する依存度が低いならば、ロシアは何故中東に関与するのか、ということである。

 シリアに関して言えば、同国がロシア製武器の市場であることや、タルトゥース港にロシア海軍の拠点が置かれていることなどがよく引き合いに出される。しかし、これらは事実であるにせよ、ロシアのシリア関与の主要因であるかどうかはまた別問題である。

 

 たとえば武器市場についてであるが、内戦前にシリアが二〇〇七年から二〇一〇年にかけてロシアと結んだ武器輸出契約はせいぜい数十億ドル規模であり、年間一五〇億ドルの武器輸出額を誇るロシアにとっては死活的なものではない。実際、内戦勃発によってシリアへの武器輸出が困難になった後もロシアは新規市場を開拓し、武器輸出額に大きな落ち込みは見られない。

 

 

 さらにサウジアラビアは、ロシアのシリア支援を手控えさせるため、一〇〇億ドル規模の武器購入をロシアにたびたび持ちかけてきたが、ロシアを翻意させるには至っていない。ロシアがシリアへの軍事介入を開始する前の二〇一五年六月にも、サウジアラビアは、ムハンマド副皇太子兼国防相をサンクトペテルブルグ経済フォーラムに参加させて(これはシリア内戦勃発後初のサウジアラビア高官の参加であった)大規模対露投資をちらつかせたうえ、これと同時期にサウジアラビア軍事代表団がモスクワ近郊で開催された武器展示会を訪問してロシア製兵器の購入について話し合った。だが、ロシアはシリア支援の姿勢を改めず、サウジアラビアへの武器輸出話も下火となった(一〇〇億ドル相当の武器輸出契約が進められているという報道が二〇一五年一一月にあった)。

 加えて、シリアは大口顧客ではあっても決して優良顧客ではない、という側面にも注意する必要がある。他の中東諸国と異なり、大規模産油国でないシリアはロシア製兵器の購入資金が充分とは言えず、ロシアは前述の大型契約に当たってソ連時代の一三四億ドルの債務のうち、七三%にあたる九八億ドルを帳消しにすることを余儀なくされている(3)。

 

 

 このようにみると、シリアが武器市場であるから失いたくない、とする説明には疑問符をつけざるを得ない。

 タルトゥースの海軍拠点については、これが海軍基地ではなく、物資装備補給拠点(PMTO)と呼ばれる補給拠点であることを押さえておく必要がある。これまでにも同拠点を拡張して海軍基地化する構想は度々浮上してきたが、構想は二転三転しており、現在も実現してはいない。さらにシリア内戦後には同拠点からは軍人が一時撤退し、民間人の軍属のみで運営されている状態であった(現在は基地警備用の海軍歩兵部隊が派遣されている)。加えて、ロシアは二〇一五年二月にキプロス政府と軍事協力協定を結び、それまでも実施されていたロシア海軍艦艇の寄港を正式に協定化している。

 以上のように、シリアの海軍拠点もロシアにとっては何としても死守しなければならないというものではなく、状況によってはコミットメントを低下させうるし、場合によっては他で代替することも可能なものと言える。ただし、ロシアがシリアで軍事介入を開始して以降、タルトゥースのPMTOが兵站上の重要拠点となっていることはたしかで、今後もシリアでの軍事プレゼンスを維持するならばその意義はこれまで以上に高まることは考えられる(この点は後にもう一度触れる)。

 

(2)体制転換とイスラム過激主義への脅威認識

 

 

 では、ロシアが軍事介入を行ってまでアサド政権を支える大きな理由はなんだろうか。第一に指摘できるのは、現在のシリアがイランと並ぶ貴重な中東の友好国であるという点である。特に二〇〇〇年代以降、イラクやリビアの親露的な政権が崩壊したことで、シリアとイランの相対的重要性は高まってきたと言える。

 これと関連するのが第二点で、ロシアとしては、友好国における体制転換の波をどこかで押しとどめる必要があった。ロシアの友好国には権威主義的統治体制を取る国が多く、民主化運動による政権崩壊のリスクを抱えている。これが現実のものとなったのが、二〇〇〇年代に旧ソ連諸国で発生した「カラー革命」(グルジア[ジョージア]、ウクライナ、キルギスタン[キルギス]で発生した体制転換)と、二〇一〇年代の「アラブの春」である。

 

 

 このまま体制転換が続けばシリアをも失いかねないばかりか、やはり権威主義的な統治体制を敷く旧ソ連のベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタンといった友好国にまで波及しかねない、という点がロシアの脅威認識であると思われる。二〇一一年のロシア下院選挙に際し、不正投票疑惑が大規模な反プーチン政権運動にまで発展したことも、このような脅威認識に火をつけたことだろう。湯浅が指摘するように、「アラブの春」が権威主義的な体制への国民の不満によって引き起こされ、その後の社会におけるイスラムの位置付けの不明瞭さによって混乱が拡大したとするならば、ロシアはまさに同じ条件を備えているためである(4)。しかも、上記の旧ソ連諸国ではいずれも指導者の高齢化が進んでおり、権力の移譲がスムーズに進まなければ大きな内政不安に繋がりかねないとして懸念されているところである。

 さらにロシア政府は近年、こうした体制転換が国民の自発的運動ではなく、西側諸国によって人為的に焚き付けられたものであるという主張を繰り返している。ロシア国防省が毎年開催しているモスクワ国際安全保障会議における軍・国防省高官の発言、プーチン大統領の演説、「軍事ドクトリン」や「国家安全保障戦略」といった安全保障政策文書群などにおいて、こうした主張は度々見出すことができるし、軍事演習でも「外国の情報機関によって扇動された内乱の鎮圧」などが想定として採用されるようになった。

 ロシアの政治・軍事指導部がこうした陰謀論的世界観をどこまで本気にしているかは別として、このような脅威認識の構図からすれば、シリアはこれまで続いてきた体制転換の波を押しとどめる防波堤、ということになろう。これはまた、一時期後退していたロシアの対中東コミットメントが、何故近年になって再び活発化してきたのかという問いに対する回答の一つとも考えられる。

 

 

 そして、以上の二点は、必然的にアサド政権の維持という点に行きつく。シリアにおけるロシアの空爆がIS(イスラム国)よりもその他の反アサド勢力を標的としていると言われるのも、このためである。昨年九月、プーチン大統領が国連総会の一般討論演説で述べたように、ISもその他の反体制派勢力もアサド政権を脅かすという点では同様であるというのがロシア側の立場であり、したがって当面はアサド政権の支配地域を主に脅かしている反体制派勢力が標的となるのは当然のなりゆきであった(5)。

 

 

 もっとも、ロシアが必要としているのはアサド政権ないしはアサド政権的なるものであって、バッシャール・アサド氏個人ではない、という点には注意が必要であろう。つまり、ロシアとしては中東の橋頭堡(きようとうほ)として親露的な政権が維持されること、ロシアの友好国が内政不安によって倒れていく流れに歯止めをかけることが重要なのであって、このような目標さえ達成できるのであれば、アサド大統領個人の去就はさほど大きな問題ではない。実際、昨年一一月にウィーンで開催された多国間外相会談において、ロシアはアサド大統領の退陣と引き換えにアサド政権派が新政権入りすることを認めるなどの秘密提案を行ったとされる。プーチン大統領がアサド大統領に退陣を勧めたが、アサド大統領がこれを拒否したとの報道もある。

 ところで、単に軍事介入の口実に過ぎないとされているIS対策という側面もまた、ロシアの動機を考える上ではやはり無視できない。これが、ロシアのシリア関与についての第三番目の理由と考えられるものである。シリア紛争には初期段階からチェチェン人義勇兵が参加していたが、現在ではロシア及び旧ソ連から数千人規模の人間が中東に渡ってISに身を投じ、ロシア国内のカフカス地域で活動していたイスラム過激主義組織「カフカス首長国」もISの「カフカス州」を名乗るに至った。さらに、シリアで戦闘経験とテロリスト間ネットワークを培ったイスラム過激派が再びロシアや中央アジアに帰還し、故国で武装闘争を惹起する可能性はロシア側で繰り返し指摘されてきたところである。

 

 

 この意味では、シリアへの介入をISに対する「対テロ戦争」とするロシアの位置付けも全くの方便とは言えまい。ただし、優先順位で言えばアサド政権への支援のほうが上位であったこともまた事実である。

[注]
(1)日本エネルギー経済研究所公式サイト「海外エネルギー動向」(二〇一六年二月一二日アクセス)〈http://eneken.ieej.or.jp/news/trend/pdf/2013/2-14_Russia.pdf〉
(2)ロシア連邦統計局公式サイト(二〇一六年二月一二日アクセス)。なお、ロシア語版サイトには類似の情報がなかったため、ここでは英語版サイトに掲載された情報を使用している。〈http://www.gks.ru/bgd/regl/b15_12/IssWWW.exe/stg/d02/19-01.htm〉
(3)廣瀬陽子「シリア問題をめぐるロシアの戦略」『中東研究』第五一六号、二〇一二年度Vol.III。
(4)湯浅剛『現代中央アジアの国際政治』明石書店、二〇一五年。
(5)ロシアがシリアへの軍事介入に踏み切った時点で、アサド政権の支配地域はシリア西部の地中海岸、ISの支配地域はイラクに続くシリア東部を主としており、両者の直接の接触は少なかった。むしろファタハ軍などの非IS系反アサド勢力が北西部のイドリブ県を掌握し、アサド一家の出身地であるラタキアにまで迫っている状況であった。ロシア軍がラタキアを展開地域に選んだのもこのためであると思われ、ロシア軍の空爆開始当初もラタキアを防衛するためにシリア北西部に目標が集中することとなった。

[執筆者]
小泉 悠(未来工学研究所客員研究員) Yu Koizumi
1982年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科(修士課程)修了後、民間企業勤務、外務省国際情報統括官組織専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMO RAN)客員研究員などを経て現職。ロシアの軍事政策を中心に、旧ソ連の安全保障政策を専門とする。主な関心領域はロシア軍改革、核戦略、対外軍事関係など。

※当記事は「アステイオン84」からの転載記事です。
asteionlogo200.jpg

 

 

 


『アステイオン84』
 特集「帝国の崩壊と呪縛」
 公益財団法人サントリー文化財団
 アステイオン編集委員会 編
 CCCメディアハウス

 

 


アムネスティ、「アメリカ連合軍、シリアの民間人殺害を認めるべき」

2018年10月17日 | シリア
  • シリア危機シリア危機

アメリカ主導の対ISIS有志連合軍が、昨年、シリア北部ラッカを奪還するための攻撃の中で民間人を殺害したことを認めないとして、国際人権団体のアムネスティインターナショナルがアメリカを非難しました。

フランス通信によりますと、アムネスティは、15日月曜、声明の中で、「アメリカ主導の連合軍は、ラッカ攻撃とその被害に関する調査について発言せず、民間人を殺害したことを認めないが、これは遺族への侮辱であり、嫌悪すべき態度だ」としました。

アムネスティは6月にも、「シリアのテロリストの拠点であったラッカへの連合軍の空爆は、戦争犯罪と見なされる」としていました。

アメリカ主導の対ISIS有志連合軍は、ラッカを破壊し、民間人を大量に殺害すると共に、インフラを崩壊させ、テロリストを軍事的に支援しました。

シリア危機は、サウジアラビア、アメリカ、その同盟国の支援を受けたテロ組織の大規模な攻撃により、地域の関係をシオニスト政権イスラエルに有利な形に変えるために開始されましたが、シリアの政府軍や人々の努力により、敵の陰謀は失敗しています。

 

ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese

http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ

https://twitter.com/parstodayj

タグ

2018年10月16日16時32分
         

Khashoggiの "失踪"は、Idlib合意を爆破し

2018年10月17日 | シリア

 

Khashoggiの "失踪"は、Idlib合意を爆破し、人生を軍事的解決策に戻すことを脅かしている

犯罪
 2018年10月16日火曜日 - 07:08 GMT

これは、直接地面上の任意のアプリケーションのない月曜日の非武装地帯のそれの最も重要な部分、解放シャム局(旧勝利)の撤退を終了し、ロシアとトルコ側の間イドリブ契約、上サウジのジャーナリストジャマル・カショギの「失踪」の罪を反映しています。

 

ワールド - 記事と分析

トルコ政府とその治安部隊はそうダブル地域及び世界の関心を与え、よくこの事実戦線勝利を意識するようだ、と私は彼らの重火器を撤回し、引き渡す機会を発見された上記の犯罪へのフォローアップ調査、彼女の耳を圧倒しました。

氏Ihsanoglu生まれJawishトルコの外務大臣にはそこに重火器の撤退に関する問題はありません、そして継続的なプロセスの実装が、フロントの勝利のためのスポークスマンことを、彼の額は、武装解除や契約に定める地域から撤退することを拒否することを改めて表明していることを言いませんでした。

一方密接にシリア当局に状況を監視し、ロシアのパーティーにそれを残し、氏ワリドMoallem、外務大臣は、彼の国は急いでいないと言った、それがあれば街を復元するために軍事的に移動する準備ができ、シリア軍がイドリブエリアに位置している、流血を防ぐために、本契約を支えてきた確認私たちは、彼のイラクのカウンターパート、博士イブラーヒーム・アル=ジャアファリーとの会談の最後に昨日開催された記者会見で、契約のすべての当事者に準拠していませんでした。

それはトルコ人とロシア人がいないので、ジャーナリストKhashoggi、危機の消失が、また、非武装地帯からの撤退の問題について「フロント勝利」内の不一致の存在についてのニュースの着実なドラムビートの悪化により、さらに拡張のスポンサー契約を合意することはほとんどありません、最初のValjnahはアブ・モハメッドJoulani率います合意の履行を気にして参加していない、シリアを含み、エジプトの司令官が率いる主に外国戦闘機を装着した第2ウィングは、Vierdが武器を捨てるながらトルコに忠実な派閥が含まれ、「シャムフロントを編集」と、これは後の段階で清算への彼の紹介で意味するので、特定された領域から撤退。

トルコのリーダーシップの政治・安全保障上の大きな負担となっているジャーナリストKhashoggiの誘拐の罪は、軍事的解決策が使用されるオプションであると考えているシリアの公式当事者の利益になる、イドリブ契約上だけでなく、その実装の延期の面でマイナスに反映しますが、完全にキャンセルします最終的にシリア国家の主権に都市を復元するために..そして神が最もよく知っている。

* "今日の意見"

 

あなたはそのテーマにコメントしますか?


20秒で4つのステップは、食品の前に手のための "理想的な洗濯"を確保する

2018年10月17日 | シリア

 

20秒で4つのステップは、食品の前に手のための "理想的な洗濯"を確保する

20秒保証付き4ステップ
 2018年10月17日水曜日 - 04:11 GMT

親は子供が幼い頃から食べる前に石鹸と水で手を洗う教えるが、一部の人々は、時には深刻な病気に身をさらすこれらの健康習慣を無視します。

 

世界 - その他

10月、つまり月曜日の十五することにより、健康の専門家は「太字スカイ」、石鹸や細菌を取り除くの水で洗浄手によって引用されたとして、メリットの面で、この単純なステップの健康上の利点を認識し、重要な人々を作るための努力で手を洗うために世界デーを不死化し、保護します胃腸感染、A型肝炎などの重大な健康問題からの人間

健康の専門家は、空気中の細菌のいくつか目に見えない放浪とは、人間の手と彼の体の部分の残りの部分に落ち着くので、彼らは彼の手が清潔で、きちんと手を洗うために、Ttschaの何もしなかったと思っていても、食べる前にパンを求めていることを説明し、それが一連の手順に従うことをお勧めし、最初は、水がきれいで清潔であることです。その後、人は石鹸を彼の手に注ぐ必要があります。

適切なクリーニングおよびそれが背中や指や爪の下に来るかどうか、すべての手の領域をこする必要があり、このプロセスは、緊急性が所望の目的を達成できないことが、少なくともいずれかの約20秒を必要とし、クリーニングが完了すると、前に再び彼の手に水を渡すために人間に価値がありますきれいなナプキンを使用して乾燥させるか、空気乾燥機を使用する。

不適切な水を使用するか、汚れた布やタオルで乾燥すると、より多くの細菌が発生する可能性があるため、手洗いにはいくつかのステップが必要です。

彼らは出席料理は、あなたがこれらの詳細を守らない場合は細菌の繁殖地に変わり、そしてキッチンで必要なもののうち、隣にそれらを置くことがないように注意して、生の食品タッチした後に手を洗うことがあるので、衛生面でよりこれらの厳しい基準にコミットして食事を用意ニーズキッチンユーザー食べ物は調理されており、食器棚や冷蔵庫など、調理場内の場所を怠ることはありません。

 

カテゴリ:
キーワード:

ベネズエラは米ドルをあきらめる

2018年10月17日 | シリア

 

ベネズエラは米ドルをあきらめる

ベネズエラは米ドルをあきらめる
 2018年10月17日水曜日 - 02:01 GMT

ベネズエラのタリク・アル・イサミ副大統領は、ベネズエラが国家金融市場での取引においてドルを他の通貨と置き換えることを決定したと発表した。

 

世界 - アメリカ

タリク・アル=イッサミ氏は、「ベネズエラは、国内通貨市場のすべての取引においてドルをユーロ、元およびその他の硬貨で置き換えている」と述べた。

ベネズエラ政府は、既存の資金メカニズムを利用して、為替市場に20億ユーロを提供することを決定した。

首相は、ベネズエラの通貨を海外に密輸する組織や人に不利な立法案を提出するよう、行政当局に憲法議会に要請すると述べた。

 

 

カテゴリ:

あなたはそのテーマにコメントしますか?


アラブ首長国連邦..サウジアラビア..またはハディ.. "ベンダガー"を倒したのは誰ですか?

2018年10月17日 | シリア

 

アラブ首長国連邦..サウジアラビア..またはハディ.. "ベンダガー"を倒したのは誰ですか?

アラブ首長国連邦..サウジアラビア..またはハディ..誰がbを破った
 2018年10月16日火曜日 - 04:19 GMT

世界 - ニュースと解説

 

ニュース:

昨日は、彼の政府がアイドルアベドRabboマンスールハディを辞任からオベイドビンDaghrを単離したとして、まだ解雇の理由で憶測を続けています。

分析:

- 、他方で占領の手で、イエメンの略奪に抗議に加えて、UAEのサウジアラビア占領に違反してハディの政府の非効率性のアンカーによって一日の後に「南運動」その日の運動量と強度を高めながら、イエメン社長Almstafeeと分離オベイドビンDaghrてますがつまり、彼は首相を自分のための犠牲者とし、彼を非難の対象にした。一方で、ハディは、他の一方で、すべてが、イエメンの侵略のエピソードの一つとして、国自体の占領によって引き起こされる不安に扇動に対する保護され、自分自身を正当化することにより、目的としています。

- オベイドビンDaghrは、国民会議党の顧問アリー・アブドッラー・サーレハであり、彼の就任式ジョブに誘致のサウジアラビアの目標は、イエメン軍部隊と一緒に国民会議党のメンバーをおびき寄せるためであるアブドRabboマンスールハディを、参加するために彼から離れて破りました。しかし、日が過ぎると、Ben Dagherの傾向はEmiratisにまで広がり、サウジが支援したHadi政権の首相であったが、アラブ首長国連邦で務めた。解雇が再びベンDuggerを確認するために来イエメン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の違いを隠蔽しようとしたところ、これは一方で、の一部であることの出現により、「特定のマリク」リヤドは、双方がそれを戦っ地域でUAEの成長の優位性を遮断しようとしています。

-行動がの予防ハディこの容疑者はハディとサウジアラビアが削減されます応答の南の人気の行為をし、干渉や敵意削減するのUAEが、事実をその増加中強度の南部の動きと反対UAEの暫定評議会だけでなくとしてではないために出席イエメンの新首相と政府ハディの原因に様々な国での崩壊世界は、Abed Rabbo Mansour Hadiの主張と行動を幼い冗談にします。

 

カテゴリ:
キーワード:
 

准将サラミ:イランの参加なしでは、この地域で決断は下せない

2018年10月17日 | シリア

 

准将サラミ:イランの参加なしでは、この地域で決断は下せない

准将サラミ:イランの参加なしでは、この地域で決断は下せない
 2018年10月16日火曜日 - 05:49 GMT

イランの革命警備隊副長官、フセイン・サラミ准将は、イランの影響力のない地域では決断を下すことはできないと述べた。

 

世界 - イラン

彼は地域と世界の政策は、イランの政策戦略とそのフィールドにリンクされていることを説明し、イランの影響力の参加なし領域の任意の意思決定を取ることができないことを尊重し、火曜日に革命防衛省コフギールーイェ・ブーイェル=アフマド州式典の指揮官で准将サラミ。

「現時点では、イスラム共和国の軍事的、守備的な条件は、決定的かつ明確な勝利を達成するためにこれまで以上に準備が整っている。

彼は経済的な側面での勝利の秘密は、利用可能な内部の能力と可能性に依存するものであり、心理戦の分野でも、敵を知り、そしてこの知識と意識のためになっていると付け加え、准将サラミは、イランが保有する潜在的な巨大な経済・エネルギーに言っただけでなく、防衛・安全保障能力の存在。

彼は、イランのイスラム共和国は、心理的、軍事的、政治的、経済的、知性、安全保障、文化的、社会的、さらには世界的傲慢さの教義と戦うことを繰り返し試みてきたと指摘した。

サラミ司令官は次のように述べている。「敵は倒れただけでなく、敗北している。彼は、米国がイラン・イスラム共和国に圧力をかけるためにその力のすべてを使用することを追加しましたが、それがどんな結果を取得していない、と禁輸措置に起因するこれらの脅威と譲歩と対策はイラン・イスラム共和国を実行している地面と地域と世界における影響力拡大を打つこと。

彼は警戒し、脅威と世界的傲慢に抵抗する必要性を強調した。

彼は阿修羅の文化に触発傲慢の顔、のイラン人の抵抗は、イランのイスラム教徒は、イマーム・フセイン・アプローチ(P)に従うまったく降伏することを拒否すること准将サラミを強調しました。

「過去40年間、イランのイスラム共和国は、陰謀や陰謀に直面した多くの困難を乗り越え、あらゆる種類の戦争や圧力に耐えてきました。

彼は次のように述べています。「これらの脅威と圧力はすべて、イランの大国に対する包括的な世界戦争の開始を示しており、もちろんこれまで可能な最も包括的な形を上回っています。

「イランの敗北と屈辱は、イランが防衛軍の能力を失い、必要な時にいつでも広大な資源と多様な能力で攻撃しようとしている敵と傲慢の戦略目標であった。

 

カテゴリ:

あなたはそのテーマにコメントしますか?


ラヴロフ:ロシアのリーダーシップは、シリアのバシャール・アサド大統領にロシアを訪問するよう呼びかけた

2018年10月17日 | シリア

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシアの大統領がシリアのバシャール・アサド大統領にクリミアを含むロシア訪問を呼びかけたと発表した。

ラブロフは火曜日チャンネル「ユーロニュース」とのインタビューで述べている:「最近、大統領のアル・アサド、転送の招待でクリミア、セルゲイOksionov、ダマスカスの共和国大統領を訪問し、通常の外交実際には通常のように、など、ロシア連邦を訪問する社長アル・アサドへのロシアの指導者からの招待、クリミア "。

ラブロフは、と付け加え、「アサドのパートナー、そして私たちは定期的にシリアの同僚、大統領、外国貿易と経済閣僚レベルの両方での訪問を交換する。そして、もちろん、私たちは軍と諜報機関の間で連絡先をサポートし、テロとの闘いに非常に重要です。」

シリアとの貿易関係の開発にロシアの地域が関心を持っていると述べた。

ソース:Interfax



再生回数:984