古野先生宅の玄関を入ると右側のカベに「紅い布」、魂に沁みる紅、
「いい色ですね」
「う~む」
「なんでしょう」
「ジャワ更紗(さらさ)だ」
「なんという見事な色合い・・・」
天理の参考館の名品の蒐集に尽力した古埜さん、
「ここに ずいぶん多くの人がやってきた」
「しかし これに気付いた者はいなかった」
「・・・」
「仏教 カトリック 宗教学者 人類学者・・・ 誰一人として注目しなかった」
「少年よ ニッポンの実態は こんなもんなんだよ」
「・・・」
「おそまつな連中が 牛耳っている」
「パパアは一人ぼっちなんだね かわいそす」
「ありがとうね」
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