やせた一匹が、地上に。
「ストーン」
まわりは、おおさわぎ、
「あいつ くわれるぞ」
食われるどころか、死んだシカの肉をムシャムシャ、そして、もどってきたが、その目はギラギラ、ウデのキンニクはプルプル、
「リキ(力)がついたんだ」
その時、ボスが、
「ルールをやぶったな」
「ふん クソクラエ」
もう、言うことをきかない。
「こんにゃろー」
「ヒヒヒ」
なぐりかかったが、その手をはらいのけ、ボスの股間を。
「むんず」
「ななななにを するんだー」
「ヒネリ ヒネリ」
「やややめろー」
「なにを」
「このやろー」
アレから手をはなさない、それどころか引っ張ったからタマラナイ、
「ビローン」
「イテー はなせ はなせ」
「じゃあ はばすよ」
「いやあ キュウには』
「ペチーン」
右のタマと左のタマがいれかわった。
ボスは失神しちまった、そして、仲間のさるたちが、ゾロゾロと降り始める。