今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

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個人情報とプライバシ-の境

2010-07-18 07:39:04 | 気がついたこと
似たような言葉であり、違いを見つけるのが難しいのが「個人情報保護」と「プライバシ-尊重」である。氏名に加えて住所や年令が組み合わさった情報なら特定の個人を識別できるので大枠での個人情報となる。その他、病気の履歴や買い物した内容まで含めると、詳細な個人情報というより個人の私生活が露になる情報である。プライバシ-の尊重とは、私生活をみだりに公開されない権利という定義なので、ある程度までは個人情報であるが、ある領域を超えるとプライバシ-侵害である。しかし、明確な線を引くのが難しいわけでから、明確な違いを他人に説明するのは更に難しい。

個人が何らかの理由で第三者に手紙を出す場合、内容により封筒か葉書のいずれを選択する。手紙を出すためには、当然、相手の名前と住所は分かっている。貰った方から見ると、封筒で貰えば、封筒に書かれた住所と名前が自分の個人情報で、手紙の内容が相手と自分のプライバシ-となる。これは、封筒でも電子メ-ルでも同じである。

では葉書はどうだろう。住所と名前に加え、文面まで、第三者が見える状態である。。内容が漠然としたものなら良いが、深刻な内容だとか督促内容だと分かるものならプライバシ-侵害に近くなる。つまり、貰い手ではなく、送り手の側の問題である。貰う相手の立場を考えて、普通の封筒なのか、親展的な内容なのかを判断して出す必要がある。

個人情報保護とは、受け取り手の立場を考えて、送り手側の配慮が大事となる。