アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

洋ラン9 - 西尾市憩の農園

2019-01-23 10:56:55 | みんなの花図鑑

洋ラン・シリーズ、最終回も シンビジュウムです。
シンビジウム(Cymbidium)という花名は、ギリシア語の「cymbe(舟、ボート)」と「eidos(形)」が語源で、結局「舟のかたちをした」という意味が根底にあるようです。




何が 「舟のかたちをした」なのか、というと・・・
唇弁(リップ)の形が船に似ているからという説や、ずい柱(コラム)の形が舟に似ているからという説や・・・




唇弁に付いている筋状の模様が舟を砂浜に揚げたとき地面に残る筋模様に似ているからという説など、諸説ありますが、いずれの説も 唇弁(リップ)に着目していることは 共通のようです。


洋ラン・シリーズ、これで おしまいです。
長らく お付き合いいただき、ありがとうございました^^


洋ラン8 - 西尾市憩の農園

2019-01-23 10:46:51 | みんなの花図鑑

あと2回、洋ランシリーズ、続けさせてください。
こんどは 少し 斜交いに見上げた シンビジウムの 唇弁(リップ) です。




唇弁(リップ)全体は 袋状になっています。
上部の突起全体を ずい柱(コラム)と呼び、コラムの先端には葯帽があり、その奥の葯室には粘着体付きの花粉塊が納められているということです。




柱頭はずい柱の下側にあり、成熟するとやはりその表面が粘液で覆われるということです。