1月1日に、菊間町(現在は今治市になっています)の厄除け大師、遍照院に行きました。この町は、鬼瓦で有名なのですが、さすがにお寺の瓦もいわくありげです。上は荒波に遊ぶ亀、下には鶴・・・いえ鳳凰でしょうか。古い本堂をそのまま残してあるところが、いい感じです。節分祭には、「福は内」「鬼も内」と豆を撒く話は有名です。
次に行ってみたのは、北条の国津比古命神社。北条市は松山市に合併されてしまいましたが、古くは伊予の国風早郡です。風早という地名になんだか歴史ロマンの香り。よく調べて、史跡めぐりなどしたいとおもっている地域です。北条バイパスを帰りながら、目に付いた看板に「オオカミ様の木野山神社」というのがあって、狼様?行ってみようかということになりました。
道は思ったよりも山道になり、夕暮れも近づいて、不安になってきたところで、この眺め。灰色の雲が切れて、沖に光の筋が射しています。ああ、元日の日を見ることができて良かったと思った瞬間です。天使の梯子という言い方は、わかりやすいですが、なんだか可愛い過ぎて使いにくい。薄明光線とか、光芒とか言っても、ぴんと来ない。いいネーミングないでしょうか?
木野山神社の御祭神は大山積命でした。オオカミって、まさか大神だったのか?狼が祭ってあるとか、そういう不穏な雰囲気はありませんでした。我が家の家紋「隅切り角にゆり三」はたくさんある三島神社と同じなのですが、同じ家紋をここで発見。水軍系の神社なのかもしれません。
家に帰ってから、ネットで検索したら、狼の剥製があるとか書いてある記事がありました。絶滅した日本狼の剥製がある?謎の多い初詣でした。
三原市本郷北3-10-11 河野宗幸
munekono34j@hb.tp1.jp