クズは日本全土に自生する、マメ科のつる性の多年草。幼い頃、植物体を認識するより先に遭遇したのは、葛湯、葛餅、葛根湯です。きな粉と黒蜜をかけた葛餅が大好きで、今でも東京に行くと浅草舟和で買ってきます。葛湯は、寒い夜祖母がよく作ってくれましたっけ。大学受験の朝、湯島天神の葛湯をそっと出してくれたのも祖母でした。祖母はそれから半年後に帰らぬ人となりました。
そんな葛の粉は、山の手線の巣鴨あたりの土手に思いっきり繁茂している、葉の大きな植物の根から取れるのだと知ったのは学生になってから。えーーっ!という感想でした。葉は大きく暑苦しく電車の起こす風にばさばさなびき、花の色も形も可愛いとは思えないこの植物が、秋の七草のひとつだなんて。
調べてみると、葛粉を根から採るだけではなく、昔は葉を牛馬の飼料にしたり、丈夫な蔓を紐代わりに農作業に役立てたり、蔓の繊維から葛布を作ったりしたそうです。そのために刈り取るので、人里では極端な繁茂はなかったのだと。やはり、人間との長い関わりのある植物なのでした。今は、秋の七草とはいえ花屋でも扱わない、刈っても除草剤を撒いてもしつこく生えてくるただの雑草です。
この夏、手の届くところに葛の花が咲いていたので写真に撮ってみました。接近すると、なんともいえない甘い香り。その香りに感動して、今までの非礼をお詫びしてきたのでした。
クズと言えば思いだすのは
秘密基地。
こどもの頃、仲間と林の中や池の畔に作りました。
その時、役にたったのがこのクズです。
このツルを縄代わりにして基地を作ったんですよ。
そうか、葛湯、葛餅はこの草だったのですね。
Qu先生の七草秋期講座。
受講してよかったですー。
とってもためになるー。そして思い出が蘇るー。
そういうのあこがれていたんですが、空想だけでした。
葛餅食べてただけの私に比べ、あすかちちさんのほうが、葛と関わって大きくなったのですね。
いいなあ。
すごい植物なのねえ。
いいですねえ、すごく雰囲気。
今度挑戦してみよう。
ほんとに、藤のような甘い香りがしましたよ。
ブログ村からとんで参りました朝霧と申します。
秋の七草の花に誘われてお邪魔させて頂きました。
葛の花に香りがあったとは・・・初耳です♪
未だ道のあちこちに葛の花が咲いておりますので
今度機会を見つけ、花のそばに行ってみようと思います。
Quさんのブログにてたくさんのことを学ばせて頂きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
植物の世界は広く深く、まだまだ、私も勉強の途中です!
ご一緒に学んでいきましょう。