ビャクシン(イブキ) ヒノキ科。この巨木は国の天然記念物に指定されています。樹高20メートル、推定樹齢800年です。イブキの仲間の木は、なぜかまっすぐには育たず、こっちに伸び、あっちにねじれ、趣きのある樹形になりますね。生垣に使われるカイズカイブキもこの仲間です。
木は根元から二つに分かれて今は、二本の木が寄り添ってたっているように見えます。昔は、一本の大木の空洞だったところで、お遍路さんが休んだり、焚き火をしたりしたのですって。それで、二本に分かれてしまったそうです。可哀そうに。今は、周囲にチェーンを張って、一応立ち入り禁止になっています。
明治の頃、廃寺となった岩峰山円通寺の境内にあったと伝えられているそうです。
もう、今となっては誰も知らないいろいろな歴史が、この地にもあったのでしょうね。樹齢800年のビャクシンは、すべてを知っていて、今日も静かに立っています。
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どんなことを知ってるんやろ~。
そんなことを想像するだけでも
なんだかワクワクする~。
ビャクシンさんに聞いてみたいなぁ。
つい、木の肌を触ったり、耳をあてたりしてしまいます。
人間より、絶対かしこいと思う。
今日はこれから出かけたり、午後は仕事が少しありますから、
休みの日の気がしないのですが、気分はホッと一息。
樹齢800年のビャクシンという大木、威厳がありますね。
遡ったら鎌倉時代ではないですか。
新古今集、藤原定家の時代から…国の天然記念物…。
確かに国宝級には違いありませんね。
お遍路さんが一休みしたところというのが、
大樹の包容力を感じます。
お大師様と同行二人をことさら強く感じた、
そんなところかもしれないと思います。
いっぺん行って、見てみたかです…。
そんなことも、興味津々で勉強したいのですが、一本の木がその歴史を見てきたと思うと感動してしまいます。
まだまだ、あれこれ興味のつきない世の中です。