気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

ミズタマソウ

2007-08-25 23:28:33 | 野山で

 山道沿いの日陰、何かめずらしい植物はないかなあと探して、どうってことはないけれど、写真にとってみたこの花。確かに小さな白い花はめだたないし、姿も普通の地味な野草です。でも、そばにしゃがんで、覗き込んでみると、・・・

 小さな花びらはハート型。そこからコロンと大きめのおしべとめしべがはみだしています。花の付け根の子房には白い毛がモシャモシャと生えて、なかなかの愛嬌モノです。帰ってから調べると、アカバナ科のミズタマソウでした。実の様子から名づけられたという、名前も可愛らしく、しかも、ガク2枚、花びら2枚、おしべ2本のめずらしい植物でした。子房に生えていた毛は先がかぎ型になっているそうです。ということは、ひっつき虫の一種なのでは?また、追跡調査をしてみます。

 どうってことない、ありふれた、平凡な、つまらない・・・そんなことを思う自分が、どうってことない人間だってお話。

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4 コメント

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引っ付き虫にはならないような (あすかちち)
2007-08-26 00:03:53
派手さはないけど
花はかわいいですよね。
名前も良い名をつけてもらってるしね。
 
平凡に生きることって難しいなぁって
最近思うようになりました。
ただ、人それぞれの基準は違うとは思いますが。

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あすかちちさんへ (Qu)
2007-08-26 00:37:39
私は、感動好きな人間なので、一見平凡なものの中にも感動をほじくり出して、感動しながら楽しく生きていきたいです。
それなのに、植物や人間にたいして、どうってことないなんて、決して思ったりしないよう、反省です。

そして、楽しく平凡に生きて、穏やかに平凡に死んでいく勇気をもちたいです。
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目立たない花に心惹かれる人 (あた子)
2007-08-26 12:23:43
 「そんな人は本当に花好きで心が優しい。」とおっしゃった校長先生がおられます。平凡さの中に良さを見つける感性の持ち主のことを言うのかな、と思っています。ミズタマソウもこうして詳しく見せてもらうとなかなか魅力的ですね。人を見る目もこうあらなければ・・・
 今回は、コメント全体が人生論の展開になってきましたね。
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あた子さんへ (Qu)
2007-08-26 22:22:20
大好きな赤毛のアンは、日常の中に美しさを発見することが得意な人です。
私もあんな風に、花や木や空の美しさに感動しながら生きたいと思い、いなか暮らしを選びました。
人生そう思うようにいくものではないけれど、今はまあまあ心豊かにいろいろ眺める余裕ができてきました。

やはり、人生を語ってしまう!
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