ゴールデンレトリバーの唯(ゆい)さんが、昨日の深夜、眠るように息を引き取りました。14歳でした。ゴールデンとしてはかなりの高齢で、しかも最近おなかに大きな腫瘍ができて、獣医さんももう医学ではどうしようもないとおっしゃっていました。暑くなるにつれ、少しずつ弱って、後足が満足に動かなくなって、床ずれもできて・・・。お店のスタッフにもずいぶんとお世話になりました。最後の日もトイレは外でという意志は強く、腰を支えられ敷地内を歩いて大も小も済ませ、力つきたところをたまたま帰省していた娘が抱きかかえて帰ったのでした。
小学生の頃、駄々をこねて祖母に買って貰った縁日のひよこが、たった一日で死んでしまったことがあります。ひよこの二度と開かないまぶたが、今でもはっきりと見えます。そのとき、吐くほど泣いたつらさが、いまだに動物を愛しすぎることにストップをかけます。動物はなんでも好きだけれど、クールな飼い主だと(自分では)思っています。少し泣いたけど、いつまでも落ち込むことはしないよ、唯さん。でもね、私はあなたの生き方、死に方を立派だと思っています。犬とはいえ、立派な人格の持ち主だったと。そして、今は成人している私の3人の子供たちとの関わりをひとつひとつ思い出しています。愛されたのは、私たちのほうだったのかもしれないね、唯さん。
段ボールで柩を作り、お花を飾りました。ありがとう、唯さん。またあう日まで。
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