気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

河原は花ざかり

2009-03-20 00:00:22 | 野山で

 あちらこちらに木蓮や桜が咲き始め、春の戸外は賑やかです。河原の土手で、足元に目を凝らすと、めだたない小さな野草の花たちも花ざかりでした。



 胡瓜草(キュウリグサ) ムラサキ科キュウリグサ。花は2ミリくらい。


 



 タチイヌノフグリ ゴマノハグサ科クワガタソウ属。 よくあるオオイヌノフグリの花の、1/4くらいの大きさ(直径2~3ミリ)です。



 タチイヌノフグリの実。・・・・・。


 



 姫烏頭(ヒメウズ) キンポウゲ科ヒメウズ属。花は5ミリくらいでしょうか。



 アップにすると、オダマキに似ています。


 



 金襴草(キランソウ) シソ科キランソウ属。花は1センチくらいあるけれど、地面にへばりつくように咲いています。


 



 阿蘭陀耳菜草(オランダミミナグサ) ナデシコ科ミミナグサ属。ひとつひとつは1センチほどの花ですが、かたまって咲き、しかも群れているので、かなり目立ちます。



 小さいけれど、園芸種のセラスチウムに良く似た花です。


 



 蒲公英(タンポポ) キク科タンポポ属。たぶん、これは日本タンポポだと思います。白も咲いていましたが、黄色のものが多かったです。


 河原の花たちを、花の小さな順に並べてみました。じっくり探せばもっと発見できるかも。足元を見つめ直してみませんか。


 


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5 コメント

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Unknown (hisohiso)
2009-03-21 18:55:12
イヌフグリの実…その実の形ゆえに「犬のふぐり(○玉)」なんて名前つけられちゃったんですよね。かわいそうに。
花も実もとても可愛いのに。
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Unknown (Qu)
2009-03-21 21:48:25
あのね、最近知ったのですが、オオイヌノフグリとタチイヌノフグリは外来種で、在来種の本家イヌノフグリは、生存競争に負けて、絶滅危惧種になっているのです。
その、イヌノフグリの実が、ころころ丸くて、○玉そっくり。
外来2種の実は、扁平で、イマイチなんです。
ちょっと、本家の実に出会いたいななんて(笑)
形はオオイヌノフグリと同じで、直径2ミリくらいの、少しピンクがかった花、見かけたら教えてください。
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Unknown (hisohiso)
2009-03-22 10:59:05
俳句を始めるようになって、本来のイヌフグリ(在来種)と外来種のイヌフグリがあることを知りました。
ずーっと10年来、在来種のイヌフグリを探しているのですが、いまだに見つけられません。(見ても気づいてないだけかもしれないけど)
既に、ほとんど絶滅状態なのかもしれません。
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Unknown (hisohiso)
2009-03-22 11:00:10
というわけで、現代の俳人が詠んでいるのは殆ど外来種の青い花なのでした。その色を詠んだ句も多いですね。
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Unknown (Qu)
2009-03-22 19:06:19
外来種とはいえ、あの美しいスカイブルーはオオイヌならではのもの。
あんまり、国粋主義になって、ガイジンガイジンというのも、よろしくないのですよね。
植物に国境はない。ということで。

若布って、食べるのは、日本と朝鮮半島だけなので、ヨーロッパで増えすぎて侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種なんですって。
兼題調べで、Wikipedia読んでびっくり。
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