千日、紅い花。一年草だから、1000日は無理ですが、ドライフラワーにすると、納得です。そのまま乾かしただけで、ほとんど色があせず、鮮やかな色が1000日(3年?)くらいはもつかもしれません。茎は感想するとふにゃふにゃ柔らかいので、初めから花の下1センチくらいでカットして、ワイヤーを茎にさしこんだ状態で乾燥すると、あとからの細工が楽です。10年以上前ですが、軽井沢に行った時、千日紅とラベンダーのドライを使った可愛いグッズがいろいろと売られていました。湯布院のペンションの天井の梁にもたくさん吊るされていました。
最近の品種は昔からあったものと比べて、花が大きく色もさらに鮮やかで、花壇植えでもかなりインパクトがあります。暑い夏、たのもしく咲き続けるこの花の故郷は熱帯アメリカだそうです。日本にはいったのはかなり古く、江戸時代初期の園芸の本に、乾燥花にした記述がある、というのには驚きます。
かさかさして色の濃い部分は、例によって花びらではなく苞。本当の花は、かさかさ部の間からのぞいている黄色い部分です。丸い集合花の上へ上へと咲き進み、全体がだんだん長くなっていくのです。
おしゃれなバイカラーの品種もあります。夏休み、子供と一緒に、あるいは子供に戻って、千日紅で遊んでみるのも、おもしろいかも。
ドライフラワーによくつかわれますね。