気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

千日紅

2006-07-22 00:45:18 | 店先で

 千日、紅い花。一年草だから、1000日は無理ですが、ドライフラワーにすると、納得です。そのまま乾かしただけで、ほとんど色があせず、鮮やかな色が1000日(3年?)くらいはもつかもしれません。茎は感想するとふにゃふにゃ柔らかいので、初めから花の下1センチくらいでカットして、ワイヤーを茎にさしこんだ状態で乾燥すると、あとからの細工が楽です。10年以上前ですが、軽井沢に行った時、千日紅とラベンダーのドライを使った可愛いグッズがいろいろと売られていました。湯布院のペンションの天井の梁にもたくさん吊るされていました。

 最近の品種は昔からあったものと比べて、花が大きく色もさらに鮮やかで、花壇植えでもかなりインパクトがあります。暑い夏、たのもしく咲き続けるこの花の故郷は熱帯アメリカだそうです。日本にはいったのはかなり古く、江戸時代初期の園芸の本に、乾燥花にした記述がある、というのには驚きます。

 かさかさして色の濃い部分は、例によって花びらではなく苞。本当の花は、かさかさ部の間からのぞいている黄色い部分です。丸い集合花の上へ上へと咲き進み、全体がだんだん長くなっていくのです。

 おしゃれなバイカラーの品種もあります。夏休み、子供と一緒に、あるいは子供に戻って、千日紅で遊んでみるのも、おもしろいかも。

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4 コメント

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Unknown (りす美)
2006-07-22 06:28:03
これもね、大好きなんです。私は真っ赤のが一番好き・・・ストロベリー・トーチとか言うんでしたっけ。種から育てるのは難しいんでしょうか、種から育ててみたい。
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りす美さんへ (Qu)
2006-07-22 09:15:56
真っ赤のは、本当にイチゴみたいですよね。種はふわふわと水をはじくので、濡れた砂でよく揉んでから蒔きます。芽が出たら、後は丈夫なものです。低温以外にはね。
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Unknown (yone3)
2006-07-22 14:12:43
ずっと日本の花と思ってました。

ドライフラワーによくつかわれますね。
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yone3さんへ (Qu)
2006-07-23 00:49:26
本当に日本古来の花って、どれだけあるのでしょうね。調べてみると、昔、外国からはいっている花って、とても多いですねえ。
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