「エレニの旅」(原題：TRILOGIA:TO LIVADHI POU DHAKRISI) 2004/ギリシャ・フランス・イタリア 8/26 ☆☆☆☆☆（BS録画
監督：テオ・アンゲロプロス 出演：アレクサンドラ・アイディニ, ニコス・プルサニディス
ロシアのオデッサから革命に勃発で母国に逆難民として帰国してくるギリシャ人たち。その中に孤児エレニがいる。1919年から1949年に至る激動のギリシャ史のうねりの中で時代に翻弄されながらも一途な愛で生き抜くエレニ。追放、別離、彷徨、イデオロギーの終焉、歴史が受ける試練・・・20世紀を生きた、ひとりの女性の人生を通して綴る、愛の物語。（Amazon他）
長編のため途中まで観て今夜は一休みしたが、アンゲロプロス監督をみなおした。オープニングの草野を集団で歩いてくる逆難民たち、桟敷席が難民たちの家になっている劇場、洗ったシーツが無数にひるがえる＜白布の丘＞、エレナが花嫁姿で踊る港など荘厳な映像美、圧倒的な構図の美しさ。セリフや説明は少ないが哀歓と詩情がほとばしる。 事前にストーリーを読んでなかったら序盤の展開がわからなかったかもしれない。ハリウッド映画の対極にあるような映像。
監督：テオ・アンゲロプロス 出演：アレクサンドラ・アイディニ, ニコス・プルサニディス
ロシアのオデッサから革命に勃発で母国に逆難民として帰国してくるギリシャ人たち。その中に孤児エレニがいる。1919年から1949年に至る激動のギリシャ史のうねりの中で時代に翻弄されながらも一途な愛で生き抜くエレニ。追放、別離、彷徨、イデオロギーの終焉、歴史が受ける試練・・・20世紀を生きた、ひとりの女性の人生を通して綴る、愛の物語。（Amazon他）
長編のため途中まで観て今夜は一休みしたが、アンゲロプロス監督をみなおした。オープニングの草野を集団で歩いてくる逆難民たち、桟敷席が難民たちの家になっている劇場、洗ったシーツが無数にひるがえる＜白布の丘＞、エレナが花嫁姿で踊る港など荘厳な映像美、圧倒的な構図の美しさ。セリフや説明は少ないが哀歓と詩情がほとばしる。 事前にストーリーを読んでなかったら序盤の展開がわからなかったかもしれない。ハリウッド映画の対極にあるような映像。
