「ともえ」諸田玲子 2013/9 読了 ☆☆☆☆☆
著者が大津の義仲寺で芭蕉翁と木曽義仲公の墓、巴御前を供養する三基がひっそり並び、墓所のほとりに芭蕉が宿舎にしていた無名庵が立っていたのを知り触発されてできあがった物語。芭蕉が、郷里の伊賀上野でも江戸でもなく、なぜ大津の義仲寺を永遠の地に選んだのか。史実と虚構をみごとに融合させ漂泊の俳諧師芭蕉の晩年が描かれ、義仲と巴御前の物語と共に500年後の芭蕉と姉弟であり師弟であり恋人でも同志でもある智月尼との魂の交流は心うつ。
図書で4冊借りる
「つむじ風食堂と僕」吉田篤弘
「リバーサイド・チルドレン」梓崎優
「いつの日も泉は湧いている」盛田隆二
「殺し屋.COM」曽根圭介
著者が大津の義仲寺で芭蕉翁と木曽義仲公の墓、巴御前を供養する三基がひっそり並び、墓所のほとりに芭蕉が宿舎にしていた無名庵が立っていたのを知り触発されてできあがった物語。芭蕉が、郷里の伊賀上野でも江戸でもなく、なぜ大津の義仲寺を永遠の地に選んだのか。史実と虚構をみごとに融合させ漂泊の俳諧師芭蕉の晩年が描かれ、義仲と巴御前の物語と共に500年後の芭蕉と姉弟であり師弟であり恋人でも同志でもある智月尼との魂の交流は心うつ。
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