「11/22/63 下」(原題:11/22/63 )スティーヴン・キング/アメリカ 2013/9 読了 ☆☆☆☆☆
「~巨大な世界の運命と、ささやかで儚い人間の営み。それは儚いからこそ、美しく甘いのではないか?壮大な旅の果てに、僕たちは涙のラスト・シーンを目にする。そう、大いなる物語の感動を!」表紙裏にうたわれたコピーに偽りはなかった。時間旅行、歴史改変をテーマにサスペンスフルで郷愁にみちた物語は「イン・ザ・ムード」が流れるダンスシーンで感動的な終幕をむかえた。ケネディ暗殺のオズワルド単独犯説にかかわる記述のほかにおよそ50年前の食べ物、音楽、街角の光景、人々の暮らしぶり、人種差別撤廃の揺れ、東西冷戦の緊張、キューバ危機など時代の空気を見事に再現していたので当時を懐かしむこともできた。
過去にさかのぼってやりなおしができたとしても決して世界の幸せにはつながらない、今を生きることが大切なことを教えてくれる
「~巨大な世界の運命と、ささやかで儚い人間の営み。それは儚いからこそ、美しく甘いのではないか?壮大な旅の果てに、僕たちは涙のラスト・シーンを目にする。そう、大いなる物語の感動を!」表紙裏にうたわれたコピーに偽りはなかった。時間旅行、歴史改変をテーマにサスペンスフルで郷愁にみちた物語は「イン・ザ・ムード」が流れるダンスシーンで感動的な終幕をむかえた。ケネディ暗殺のオズワルド単独犯説にかかわる記述のほかにおよそ50年前の食べ物、音楽、街角の光景、人々の暮らしぶり、人種差別撤廃の揺れ、東西冷戦の緊張、キューバ危機など時代の空気を見事に再現していたので当時を懐かしむこともできた。
過去にさかのぼってやりなおしができたとしても決して世界の幸せにはつながらない、今を生きることが大切なことを教えてくれる