なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

沈思黙考

2010年04月07日 23時59分28秒 | 本・雑誌
「人生のいちばん美しい場所で」立松和平 2009/6 読了 ☆☆☆☆
病んだ妻の心に直面し、ともに生きる姿に命の尊厳、夫婦愛を考えさせられる感動的な作品。
「~私も記憶を全部捨てられたら、あれこれ思い悩むこともなく。憂いも不安もなく、妻と二人生きられるのではないか。苦悩の果てに妻は生まれ変わろうとしているのだ。私は懸命に妻に寄り添い、ともに苦しみを捨てて生まれ変わろうとしているのだ。~」

「BC級戦犯 獄窓からの声」大森淳郎・渡辺考 2009/3 読む

「ボート」(原題:THE BAOT)ナム・リー/ベトナム・アメリカ 2010/1 読む
ベトナムからオーストラリアへ――。元ボートピープルにして、いま欧米でもっとも期待される新人のデビュー短篇集。
たった一人難民ボートに乗り込んだ少女の極限状態の十二日間。重い荷を背負って生きてきた父への切ない愛情。そしてヒロシマやコロンビアで、ふいに断ち切られてゆくいくつもの命。自身も生後三ヶ月でオーストラリアに渡ったベトナム人作家による、注目のデビュー短篇集。プシュカート賞、ディラン・トマス賞ほか多数受賞!(出版社)

「 絲的メイソウ「 絲山秋子 2006/7 読む
迷走、瞑想? 生きることは、ジグザグだ。ああ、人生はなんてジグザグにしか進まない! 「袋小路」からジグザグへ、いつもあちこちに本気で立ち寄り続 けて考えた、そして感じた。絲山秋子、初のエッセイ集(出版社)