MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

V.A. / Les Voix Du Crepuscule

2009-05-23 00:19:21 | この1枚

ブリュッセルのインディーズ・レーベルCrépusculeが
設立10周年を記念して90年に発売した
日本特別企画のコンピレイション・アルバム。
レーベル所属の女性アーティスト9組の12曲を収録。
「黄昏のなかの女性たち」のサブタイトルが付いています。

参加アーティストは
Crépusculeを代表するAntena(仏)、Anna Domino(米)のほか
Young Marble Giants~Weekendで活躍したAlison Stattonが
元LudusのIan Devineと組んだDevine & Statton(英)
南部フランス出身で現在はスペインで活躍するCathy Claret
米国出身のシンガー・ソングライターJane Kelly Williams
Antenaがプロデュースした多国籍3人組Fragile On The Rocks
フランスの映画女優として有名なGabrielle Lazure
同じくフランスのアーティストMarie Audigier
ベルギーのデュオRubygirl
このレーベルらしい国籍豊かな新旧9組。

ボサノヴァやフレンチポップなど
良質アコースティック・ポップから一部ダンサブルなものまで
エレガントで刺激的な12曲が聴けます。

一番のお気に入りはGabrielle Lazureが歌う「Open Up Your Eyes」。
さすが女優さん、表現力豊かなヴォーカルが堪能できます。
同レーベルから「Out of the Blue」というアルバムを出しています。

<収録曲>
Cathy Claret / Toi ↓
http://www.youtube.com/watch?v=oyRwS3expxI
Isabelle Antena / Serpent A Plumes ↓
http://www.youtube.com/watch?v=6G3TyLLokyA

<収録アーティスト>
Fragile On The Rocks / La Vie Continue ↓
(The Whispersのカヴァー)
http://www.youtube.com/watch?v=iPfIs6D8rhc
Anna Domino / Just Once ↓
http://www.youtube.com/watch?v=xA9alaKYL_o
Gabrielle Lazure ↓
http://www.youtube.com/watch?v=YqbpOeaWL-g

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なぜかThe Rutles

2009-05-22 00:02:39 | トピックス

コメディ・グループ、モンティ・パイソンのEric Idleと
ミュージシャンのNeil Innesが中心となった
The Beatlesのパロディー・バンドがThe Rutlesです。

なぜThe Rutlesなのかというと
昨日書いたJens Lekmanのミックステープに
Nicolette Larson「Lotta Love」が入っていたことと
少し前に書いたDelay Treesがフィンランドだったので
フィンランドのバンドで「Lotta Love」をカヴァーした
Bananaskinをなんとなく思い出しました。
そのBananaskinのMySpaceのフレンド欄に
The Rutlesのファンページが入っていたためです。

DVDを買ってまで見る価値があるかどうかは
何とも言えないところですが
この人たちのテレビ映画を過去に2度ほど
テレビで見て大笑いしました。

The Beatlesを知っている人ならば
細部に至るまでのキメの細かいパロディーに
笑うと同時に感心させられると思いますが
曲を少し知っていれば結構楽しめると思います。
パロディー・バンドの決定版です。

Number One ↓
http://www.youtube.com/watch?v=AGPuwGnYjm4
Hold My Hand ↓
http://www.youtube.com/watch?v=-Ck69G9j-lM
With A Girl Like You ↓
http://www.youtube.com/watch?v=gdqDuOP59RI
I Must Be In Love ↓
http://www.youtube.com/watch?v=zQzuZqVv5LA
Ouch! ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qEEfJGp6VLw
Cheese And Onions ↓
http://www.youtube.com/watch?v=ePaHG6g7uFw
Piggy In The Middle ↓
http://www.youtube.com/watch?v=U1y9BIjTSVk
Love Life ↓
http://www.youtube.com/watch?v=aZGKLmyTEoQ
Get Up And Go ↓
http://www.youtube.com/watch?v=OF4LKc-zslo

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Jens Lekmanからミックステープ

2009-05-21 00:03:28 | トピックス

Jens Lekmanのオフィシャル・ページの
5月17日分で「The Summer Never Ends Pt 3」と題した
ミックステープのプレゼントです。
なんと32分40秒、約45MBのMP3ファイルです。

3分50秒くらいのNicolette Larson「Lotta Love」の
フルートの間奏にグッと来ました。
他では28分くらいのBaby's Gang「America」も
初めて聴いた曲ですが良いです。 

こちらで ↓
http://www.jenslekman.com/records/smalltalk.htm

 

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Au Revoir Simone / Still Night, Still Light

2009-05-20 00:05:12 | レヴュー

NY・ブルックリンの3人娘のセカンド・アルバム。
前作「The Bird of Music」は
ジャケットで選んでMoshi Moshi盤を購入。
今作はRallyeもMoshi MoshiもOur Secretも
ジャケットは同じなので
値段で選んでOur Secret盤。

ボートラもバッヂもDVDも要りません。
おまけに1ヵ月待ちました。
その甲斐あって1200円台での購入。

CDが到着してまだ1回聴いただけですが
浅漬かりのレヴューです。

相変わらず繊細で甘すぎないキュートさ。
The Bird of Music」から大きくは変わりませんが
ジャケットから来る印象なのか
打ち込みが少し目立っているからなのか
それとも単にタイトルからなのか
前作の木々の間に明るい光が差してくる感じから
今回は逆に一面に薄暗さが出てきています。
もちろん、それが堪らなく良いのです。

長くは語りません(語れないだけです)。
2曲目の「Shadows」がキラー・チューンです。
前作も2曲目「Sad Song」でした。

オフィシャル・ページ ↓
http://www.aurevoirsimone.com/
MySpace ↓
http://www.myspace.com/aurevoirsimone


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ラジオ、2度目のTLH100時間達成

2009-05-19 22:28:35 | お知らせ

2日前にもお伝えしたDreamy Pop Radio
過去30日間のTLH(総聴取時間)が
最新の17日分の集計で104時間になりました。
昨年11月以来、2度目の100時間突破です。

この2日間ではなんと15時間36分の聴取、
ほとんどが日本のリスナーでした。

聴いてくださった方、心より感謝申し上げます。



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フィンランドの新人バンドDelay Trees

2009-05-19 00:04:20 | 新アーティスト・新曲

今年セルフ・リリースの「Soft Construction EP」で
デビューしたばかりのフィンランドの4人組Delay Trees。
MySpaceでEP収録の4曲が聴けますが
どれもシンプルでやや地味ながら、かなりまとまっています。
オススメです。

いかにも北欧という感じのメランコリックなメロディーと
透明感のあるキラキラしたギター、
内省的なヴォーカルもサウンドによく合っています。
ドラミングも結構、印象に残ります。

同じフィンランドでもCats On FireやStarflowerなどの
サンシャイン・ポップにはなりきれていなくて
Delay Treesは少しサイケな部分があり
くぐもった哀愁を帯びた感じがなんとも堪りません。

切ないMySpace1曲目「About Brothers」
Daysの雰囲気を持つ2曲目「Tarantula Holding On」の
最初の2曲がキャッチーでとくに良いですが
後の2曲もなかなか味があります。

この時点でこの楽曲群ならば、かなり今後を期待してしまいます。
翳り具合がクセになって、繰り返し聴いています。

このCD欲しいなと思って
MySpaceにある「Buy Now」ボタンを押してみたのですが
リンクが切れているようで買えません。

全くの余談ですが
なぜか偶然、4人のファースト・ネームが「i」で終わっています。

「Tarantula Holding On」↓
http://www.youtube.com/watch?v=F2eRDTKPIU0
MySpace ↓
http://www.myspace.com/delaytrees
オフィシャル・ページ ↓
http://www.delaytrees.com/

コメント (6)
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El Perro del Marの3作目、日本にも一部流通

2009-05-18 00:16:02 | トピックス

El Perro del Marのサード・アルバム「Love Is Not Pop」が
一部の日本の輸入盤取り扱いショップに
入ってきたようですが、その宣伝文が凄いです。

STUDIOの片割れRASMUS HAGG共同プロデュースによる本作。
天使の盤ほど良かった過去作品をぶっちぎりで超えるかもしれない
そのSTUDIO要素が奇跡を起こした最高の一枚。
SAINT ETIENNEもSIMONEも辿り着けなかった
甘いだけではないフィーメール・ポップ。
ひさびさに発売日まで待てないと思った一枚です。CDオンリーです。

Escalator Records

LYKKE LIと並ぶスウェーデンの癒し系女性シンガー!
大成功を収めた”FROM THE VALLEY TO THE STARS”に続く新作!
日本でも高い人気を誇る彼女の待望の新作!
過去2作の素晴らしさにひけを取らない。というか越えているでしょう!
もう涙が出る程に素晴らしい!
天使の様な歌声と哀愁のメロディに天国にいるかの様な
フワフワ浮遊感サウンド。
フォーキィでファンタジックなAIR FRANCEやPACIFIC!な
世界観にフェミニンでソフトな味付け。
本当にウルトラ大傑作!コレはとんでもなく素晴らしい!!

Flake Records

Flake RecordsではWeekly Bestに選ばれていますが
これらの宣伝文が少しも大げさではないところがこの作品の凄いところ。

EPDMのブログの14日のエントリーは
"new beginnings in Gothenburg"と題したもので
new beginnings are hard と書かれています。
早くも次へ向けた取り組みの開始を示唆しているのかなと思います。
 
このブログ、告知やメッセージ、クラシックな写真などに隠れて
YouTubeなどへのリンクがあったりします。
かなり意外な音楽が出てくることもあるので
結構楽しめるとともに興味深い内容になっています。
ちなみに17日はPatti Smithの映像でした。

Change Of Heart ↓
http://www.youtube.com/watch?v=ZmVjsTgLdvg
Let Me In ↓
http://www.youtube.com/watch?v=kNpy7ccXyXw

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Dreamy Pop Radioの近況

2009-05-17 16:56:50 | その他

昨年6月に開局したネットラジオのDreamy Pop Radio
11月には過去30日間のTLH(総聴取時間)が
瞬間風速的に100時間を超えましたが
その後はTLHがなだらかに増えたり減ったりと
一進一退の状況が続いていました。

1ヵ月ほど前には再び30時間台にまで下がってしまい
もうすぐ始めてから1年になることだし
それを機に止めてしまおうかと思っていた矢先
先月の終わりにメールが1通届きました。

"I love your radio show"
Seriously! Best Music EVER!!
I listen to your station at work every day!

今までもネットラジオ関係のメールは
週に2、3通は届いていましたが
ほぼ例外なくアーティストやレコード会社からの
曲の売り込みでした。
しかも全然興味のない分野のものばかり。

こういうメールを受け取ったのは今回が初めてだったので
これを励みにもう少しだけ頑張ってみようと
今月初めに再びプレイリストを更新しました。
その2日ほど前から聴取量が急激に増えはじめ
この2週間くらいはかつてないペースでTLHが伸びています。

最近12日間の聴取量は54時間18分。
1日平均では4時間半を超える数字になっています。
過去30日間では約90時間と、再び100時間に迫ってきました。

とくに目立つのが日本のリスナー。
米国のサイトなので圧倒的に米国人リスナーが多いのですが
この30日に限ると国別で日本がトップになっています。

聴いて下さった方、この場を借りて御礼申し上げます。

それと、プレイリスト掲載用に使っているブログの
タイトル「Pilot Of The Airwaves」は
Charlie Doreという英国の女性アーティストの
80年のヒット曲の名前からとっています。

顔を見たこともないラジオのDJに恋をした
リクエストを送るリスナーの視点から書かれた曲で
直訳すると「電波(放送)の操縦士」となります。
邦題は「涙のリクエスト」(チェッカーズよりも前です)。

ネットラジオなので電波とは少し違いますが
詞がとても良い曲なので敢えてこのタイトルを選んでいます。

Charlie Dore「Pilot Of The Airwaves」↓
http://www.youtube.com/watch?v=13Pm8w5C7po
http://www.youtube.com/watch?v=VubplPW8xOA

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Christopher Sander / Hej Ha!

2009-05-17 00:23:01 | レヴュー

正確なタイトルは「Hej Hå!」。
スウェーデンのLabradorから作品を出している
人気バンド[ingenting] のヴォーカリスト
Christopher Sanderのソロ・アルバム。
このところKlicktrackのベスト・セリング・アルバムで
連日、首位を独走しています。

昨年末発売の先行シングル「Caroline (Jag Såg Dig)」は
信じられないくらいドリーミーな曲でしたが
今回のアルバムの中でも一際輝いています。

全体的に少しクセのあるヴォーカルは相変わらずですが
ジャカジャカかき鳴らすギターの「Ett Sjunkande Skepp」
クリアなギターのダークな曲「Mors Lilla Lathund」
さりげないギターとアコーディオンの「Fattig Bonddräng」
ピアノとグロッケンが印象的な優しいヴォーカルの「Vid En Flod」
後半にサックスが入るエレクトロニカっぽい「Stäppvargen」
子供の歌声が耳に残る「Kalle Teodor」と
[ingenting] に比べるとずっとポップで多彩な曲が並びます。

そして驚いたのはAnna Järvinenのセカンド・アルバム
「Man Var Bland Molnen」からのシングル曲「Äppelöga」が
「Äppelöga II」というタイトルで収められていたこと。
こちらもハーモニカとピアノがとても素敵な
カントリー調の曲になっています。
この曲はこの2人とAlf Håkan Åkessonの
3人の共作だったようです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/csdemoner

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Tuxedomoon / In A Manner Of Speaking

2009-05-16 19:39:42 | 今日の一曲

今朝方少しだけ触れたTuxedomoon。
割と最近、再結成して結構人気が出ているようですが
これはバンド中期の85年のアルバム
『Holy Wars』=写真=に収録されています。
このサンフランシスコ出身の耽美派バンドを象徴するかのような
妖しい美しさを持っている曲です。
Crépusculeと並ぶベルギーのブリュッセル発インディーズ・レーベル
Crammed DiscsのCramboyレーベルから。

実は前回の下の方でリンクを張った曲「St. John」も
同じアルバムに収められているのですが
その「St. John」はSteven Brown、
今回の「In A Manner Of Speaking」はWinston Tongと
この当時の2大看板ヴォーカリストが
それぞれ歌っています。

Winston Tongのヴォーカルは
Steven Brownよりもしっかりとした存在感があります。
ヴォーカル兼パフォーマンス・アーティストで
このPVではタイプライターを叩いています。

O give me the words
Give me the words
That tell me nothing
O give me the words
Give me the words
That tell me everything
俺に言葉をくれ
何も語らない言葉をくれ
俺に言葉をくれ
すべてを語る言葉をくれ

この人が歌うと、歌詞以上にかなりの重みがあります。

その少し前にはThe Pale Fountainsと同じレーベル
Operation Twilightにいたとはとても思えない音楽性ですが
「St. John」でのトランペットの入れ方などを聴くと
意外と似ている部分もありそうです。

「In A Manner Of Speaking」↓
http://www.youtube.com/watch?v=U2xs8NauMNk
http://www.youtube.com/watch?v=1ak1bckaKS4

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