MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Eardrums春コンピ

2009-04-10 00:14:06 | トピックス

Eardrumsの春向けコンピ「Birdsongs, Beesongs」
Vol. Aが少し前にフリー・ダウンロードで提供開始されています。
今回はA~Dの4回に分けての提供です。

もう10日も前にダウンロードしながら
なかなか聴く時間がなかったのですが
ようやく、通して1回だけ聴いてみました。
ブログの方に収録曲とアーティスト名が掲載されていますが
とりあえずそちらはあまりよく見ず先入観なしに。

全体的にあまり難しいことを考えずに聴けそうな
ナイーヴなアコースティック・ポップが揃っています。
一番気に入ったのがWhen I Was 12=写真=という
米国・ニュージャージーの人たちの
「Make Believe Hearts」という曲です。

MySpaceのアーティスト説明を見ると2人組のようですが
写真は女性3人で写っているものが多いです。
MySpaceの他の曲もそうですが
シンプルで甘くてポカポカしていて、いかにも春向き。
何だかとても良い雰囲気です。
CD Babyで「Dear Eskimo」というタイトルの
アルバムを扱っているようなのでチェックしてみたいと思います。

この「Birdsongs, Beesongs」、
Vol. Bは7日の予定でしたが少し遅れているようです。

また、Eardrumsは従来のブログとは別に
レーベルのページを新設しました。

When I Was 12のMySpace ↓
http://www.myspace.com/wheniwas12

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El Perro del Mar / Love Is Not Pop

2009-04-09 00:46:48 | レヴュー

試聴の段階でだいぶ書いてしまいましたが
改めてアルバム・レヴューです。

El Perro del MarことSarah AssbringがStudioの大ファンだったことから
実現した今回のRasmus Häggとのコラボレーション。
初めは何曲かのリミックスをしてもらうつもりだったのが
あまりにも出来が良かったために
共同プロデュースという形に変わってしまったようです。

少し60's風の味付けをした
正攻法アコースティック・ポップのファースト・アルバム、
教会の中に一条の光が差し込んでくる感じの
音に厚みを増した神聖なクラシック・サウンドのセカンド・アルバム、
そして今回のミニ・アルバムはそのどちらとも
違ったタイプの斬新で刺激的なサウンドでありながら
確実にその2作品の延長線上にあります。

この人は同じ曲でもいろんなタイプのサウンドに
作り上げることができるのだと驚かされます。
出来れば今回のアルバムのアコースティック・ヴァージョンを
聴いてみたいななどと思ってしまいました。

1曲目「Gotta Get Smart」はSarahのヴォーカルが堪能できます。
途中からPeter Bjorn and Johnの口笛ソングのような
リズムになりますが、それでいてとてもドリーミー。
「Go on go on go on go on・・・・・・」と
永遠に続きそうな錯覚にとらわれる最後のリピートが圧巻。
個人的にはこのアルバムのベスト・トラックです。

2曲目「Change Of Heart」は先行シングル曲。
初めて聴いた時にはこれがEl Perro del Marかと本当に驚きましたが
異色なアルバムの中でも異色な曲です。

3曲目「L Is For Love」は少しダークな感じもして
Lykke Liと似た雰囲気を持っています。
バックの細かなサウンドがかなり凝っています。

4曲目「Let Me In」はイントロからギターが印象的。
ベースもいい感じに効いています。
夢見心地にさせられる浮遊感のある曲です。

5曲目「Heavenly Arms」はLou Reedの曲で
このアルバム中、唯一のカヴァー曲。
ヴォーカル・スタイルはセカンドに少し近いですが
後半のビートとクリアなギター・ソロが心に残ります。

6曲目「It Is Something (To Have Wept)」も
セカンド・アルバムに入っていても違和感がなさそうな曲。
ヴォーカルはかなり抑え目ながらもキュートです。
終盤のSarah自身によるコーラスワークが実に効果的。

7曲目「A Better Love」がまた素敵です。
少し悲しげなSarahのヴォーカルと
軽く刻んだビート、少し歪んだギター・サウンドが
絶妙の取り合わせ。
アルバム中、2番人気はこの曲です。

このところMarit Bergman、Maia Hirasawa、Anna Järvinenと
スウェーデンの女性アーティストの
強力アルバムが続々と登場していますが
個人的にEl Perro del Marが好きだということを差し引いても
この「Love Is Not Pop」は群を抜いています。
今までのEl Perro del Marの作品が好きだった人はもちろん
それ以外のより多くの人に聴いてもらいたい1枚です。
音楽に対するストイックなまでの想いが伝わってきます。

そして少し気が早いですが次はどんなアプローチをしてくれるのか
今から楽しみになってきました。

「Change Of Heart」↓
http://www.youtube.com/watch?v=ZmVjsTgLdvg
MySpace ↓
http://www.myspace.com/elperrodelmar

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Acid House Kings、ニュー・アルバムは来年

2009-04-08 23:30:44 | トピックス

当初は08年にも発表されると伝えられていた
Acid House Kingsの5枚目のアルバム
「Defining the Meaning of Perfect Pop」。

スタジオの機材の入れ替えなどで
レコーディングが予定よりも大幅に遅れていて
2010年リリースの見込みとのことです。

そして97年のアルバム「Advantage Acid House Kings」収録の
「First Time」がフリー・ダウンロード中です。

「First Time」ダウンロード ↓
http://www.labrador.se/mp3/AHK-First_Time-1997.mp3
MySpace ↓
http://www.myspace.com/acidhousekings

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Anna Jarvinen / Man Var Bland Molnen

2009-04-08 00:06:38 | レヴュー

Granadaというバンドでヴォーカリスト兼ソングライターだった
Anna Järvinenの1年半ぶりソロ2作目です。
前作「Jag Fick Feeling」も良くできた作品でしたが
今作は明らかにそれ以上の出来です。

曲によってバンド・サウンド・スタイルを
とっているのは前作と同じですが
今回は全体的にまろやかに仕上がっています。
2作目のせいか余裕すら感じられます。

個々の曲を見てもよく練られていて
「Låt Det Dö」「Boulevarden」「Nattmusik」など
全体的にかなり質の高い魅力的な美しい曲が並びます。

きれいなピアノのサウンドが目立つのですが、
それに加えて爽やかでありながらも
Annaの個性的なヴォーカルが光ります。
スウェーデン語で歌っているのがもったいないくらい
いろんな国で聴いてもらいたい音楽です。

シングル曲の「Äppelöga」は
ハーモニカを使いBob Dylanの雰囲気です。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/annajarvinen
オフィシャル・ページ ↓
http://www.annajarvinen.com

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仕事が終わって家に帰ってみると
El Perro del Marの「Love Is Not Pop」届いていました。
近くレヴューしたいと思います。

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Louis Philippe / Appointment with Venus

2009-04-07 02:11:30 | ジャケ買い

ベルギーのCrepusculeレーベルで
The Border Boys~The Arcadiansとして活動していた
Philippe AuclairがLouis Philippeを名乗って
élから86年に発表したソロ・デビュー作。
ジャケ買いとはいっても
これはもちろん、内容も納得して購入した1枚です。

Louis Philippeの作品は
結局最初の6枚までしか聴いていないので
とても熱心なファンとはいえないのですが
あえて言わせてもらえば
曲の美しさという点では、ジャケット同様このアルバムだと思います。

いかにもフレンチな「La Pluie Fait des Claquettes」
物悲しくて美しい「Man Down the Stairs」「The Orchard」
唯一ポップな「Heaven is Above My Head」など
とくにA面の流れはほぼ完璧です。

B面も、ボサノヴァ・タッチの「Touch of Evil」
アルバム中で一番綺麗な「Angelica My Love」
ラストの「Fires Rise and Die」と
息を呑むほど美しい曲がそろっています。

翌87年に一部収録曲を加えて曲順を変えた
鐘のジャケットの日本盤「Passport to the Pogie Mountains」が
発売されているため、日本では「Appointment~」は
やや存在感が薄いような気がします。

しかし「Passport~」の方はシングル曲などを
無理やり詰め込んでしまった感が強く
やや明るめの「You Mary You」「Like Nobody Do」も入っています。
選曲が全体の印象を散漫にしてしまった感じは否めません。

余談ですが、その少し後の88年に
ひょんなことから競馬をすることになってしまったのですが
何もわからないので名前で選ぼうということになって
最初に買ったのが「サクラアンジェリカ」という馬でした。
もちろん「Angelica My Love」から連想しました。

試聴はこちらで。
いま気がつきましたがCDは2曲ボートラ付きです。

コメント (2)
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EPDM / God Knows(You gotta give to get)

2009-04-06 00:11:41 | 今日の一曲


05年11月発売の3曲入りEP
「You gotta give to get」に収められた
El Perro del Marの代表曲です。

スウェーデンでのデビュー・アルバム
「Look! It's El Perro Del Mar!」は05年5月発売。
つまりこの曲は収録されていません。

翌06年4月に英国に進出。
Memphis Industriesから発売された英国デビュー・アルバム
「El Perro Del Mar」には収録されています。

この声とこの曲とこの雰囲気、
そしてÅsa Arnehedによるアニメーションのヴィデオ、
2001年以降現在までのすべての曲のうち
個人的ベスト・ソングは実はこの曲だったりします。


↑「Look! It's El Perro Del Mar!」

「El Perro Del Mar」↓

God Knows(You gotta give to get)↓
http://www.youtube.com/watch?v=vr8WcwOKqxo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そしてEl Perro del Marの曲で
2番目に好きなのがやはり初期の曲「It's All Good」。
YouTubeにこの曲を効果的に使った
こんなヴィデオがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=p-mU1zGg7J4

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SXSW '09出演アーティストから⑤

2009-04-05 00:06:08 | 新アーティスト・新曲


《Josh Pyke》

オーストラリア・シドニーのシンガー・ソングライター。
2枚のミニ・アルバムとシングル数枚を出した後
昨年10月にフル・アルバム「Chimney's Afire」を発表しています。
MySpaceで聴ける4曲はそこに収録されている曲ですが
シンプルながら爽やかなアコースティックで
ヴォーカルもクセがなくなかなか聴きやすいです。
「Make You Happy」という曲が飛び抜けて良いです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/joshpyke


《Angus & Julia Stone》

こちらもシドニーのアーティストで男女デュオ。
良い意味でいかにもインディーズという感じのする
力の抜けたヴォーカルとアコースティックなサウンドは
とても心地良くて心の芯から癒されます。
「A Book Like This」というアルバムを出しているようです。
オフィシャル・ページで流れてくる
「Mango Tree」という曲がとくに良いです。

「Mango Tree」↓
http://www.youtube.com/watch?v=IUpPzVLBEbg
MySpace ↓
http://www.myspace.com/angusandjuliastone
オフィシャル・ページ ↓
http://www.angusandjuliastone.com/a_book_like_this/index.htm

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一応、SXSW '09は今回で終わりにしますが
その他の出演アーティストでめぼしいのは
以前書いたAdam Heldring
何度も登場したSteso Songs、Au Revoir Simoneのほか
今回のSXSWでのアクトが好評だったことからWorldSoundと契約し
スウェーデン以外の道を開いたSofia Talvik
日本盤も発売されているスウェーデンのMarching Band、
アルバムを出したばかりの英国Fanfarloなど。
また、米国のDent May & His Magnificent Ukuleleは
Antenna. blogのパイクマンさんがアルバム・レヴューを
書かれているので、ぜひそちらを参考にしてください(こちら)。

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Marit Bergmanが在籍したCandysuck

2009-04-04 12:56:01 | トピックス


ソロ4作目「The Tear Collector」を発表した
Marit Bergmanが92-98年に活動していたのが
Riot Grrrlパンク・バンドのCandysuck。
スウェディッシュ・ムーヴメントに乗ってか
当時は日本盤が出た作品もあったようです。

未聴だったのでネット上で探して聴いてみました。
StartracksのページでEP、アルバム、シングルが
それぞれ1作品ずつ聴けます。

王道ポップといえそうな現在のMaritの音楽からは
想像もできないパンク・サウンドで
Bikini Killの影響をモロに受けていそうです。
ヴォーカルはNathalie Sternという女性と
ギター・ヴォーカルのMaritの2枚看板だったようです。

このサウンドには少し荒れた感じの
Nathalieのヴォーカルの方がぴったり合っています。
Marit Bergmanはヴォーカルも体型も
この頃とほとんど変わっていないのかも。
髪の色には驚きましたが(笑)。

途中加入のギタリスト
Daniel Värjöは現在、The Concretesで活躍中。
Maritのバック・バンドのメンバーを
務めたこともあるようです。

試聴ページ ↓
http://www.startracks.se/jukebox/?artistID=14

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スウェーデン・ミニ情報

2009-04-04 03:14:20 | トピックス

《El Perro del Mar》
1日発売のミニ・アルバム「Love Is Not Pop」、
来週初めか、遅くとも中頃にはCDが届きそうです。

ところで、Klicktrackの楽曲デイリー売上げで
この作品収録の7曲中5曲が現在、上位20曲に入っています。
残り2曲のうち1曲は先月発売の先行シングル
「Change Of Heart」で、既に1週間くらい
1位から3位くらいのところにいました。
今年1月にFever Rayが上位5、6曲を独占していましたが
それに次ぐ動きといっても良さそうです。
もっともCDの価格がフル・アルバム並みなので
安いダウンロード販売に集中しただけかもしれませんが。

そして少し遅くなりましたが
2月に行われた「A Night With Morrissey」から
Shout out LoudsのAdam Oleniusとのデュエット
「Please Please Please Let Me Get What I Want」の映像です。 
http://www.youtube.com/watch?v=8Z3RwNvWXgk
http://www.youtube.com/watch?v=pGeW6xcPHNI

ちなみにEl Perro del Marは
スペイン語で「海の犬」の意味だそうです。


《Maia、Anna、Marit》
先週末にCDが到着した3作品が
Swedishcharts.comの4月3日付アルバム・チャート
そろって初登場してきました。

Maia Hirasawa「Gbg vs sthlm」は16位。
前作「Though, I'm Just Me」と同じくらいの立ち上がりです。

Anna Järvinen「Man var bland molnen」は18位。
ソロ・デビューの前作「Jag fick feeling」は最高位46位でした。
 
意外だったのはMarit Bergman「The Tear Collector」。
前々作「Baby Dry Your Eye」、前作「I Think It's A Rainbow」と
2作品続けて初登場1位だったので、
もう少し上位で登場してくるものだと思っていましたが
今回は20位です。


《Friday Bridge》
ニュー・アルバム「Bite My Tongue」からの
セカンド・シングル「Tourner la page」がオフィシャル・ページで
ダウンロードできます。

この人の曲では04年の「The Lady Julie」が凄く好きでしたが
なんだか作品を出すたびにストライク・ゾーンを外れていくようです。

オフィシャル・ページ ↓
http://www.fridaybridge.net/


《The Sweptaways》
Hybrisがカヴァー専門コーラス・グループThe Sweptawaysの
ニュー・シングル「Sign Your Name」をフリー・ダウンロード中です。
これは4月15日発売のセカンド・アルバム
「The Sweptaways show」にも収録される曲で
Nina Ramsbyをヴォーカルに迎えての
Terence Trent D'Arbyのカヴァーです。
YouTubeにヴィデオもあったので
聴いてみて気に入ったらダウンロードしてください。

「Sign Your Name」ヴィデオ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=iGNQBqO_jX0
ダウンロード・サイト ↓
http://www.box.net/shared/5il1jqlzd4

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Miss Li、全曲試聴

2009-04-03 00:20:22 | トピックス

Lars Winnerbäckとのデュエット曲
「Om du lämnade mig nu」の大ヒットの後
急激に注目されるようになったMiss Li。
4月1日発売の4作目「Dancing The Whole Way Home」
全曲のさわりがオフィシャル・ページで聴けます。

個性的な声とヴォーカル・スタイルが特徴ですが
前作までと比べるとかなりカチッとした感じになっていて
比べ物にならないくらい音の作りが良いです。
すでにヒット中のテンポの良い「I Heard Of A Girl」
珍しくじっくりと聴かせてくれるタイプの「Is This The End」
60's風の「The Boy In The Fancy Suit」あたりの
曲の出来の良さが目立ちます。
これもCDを購入してじっくり聴いてみたいと思います。

調べてみたらこの人は82年生まれ。
思ったよりも全然若かったので少し驚きました。

試聴ページ ↓
http://www.missli.se/Media/Music/tabid/66/Default.aspx

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