ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 最後の恋 」阿川佐和子・他 

2022-07-23 23:35:36 | 

           「 最後の恋 つまり、自分史上最高の恋。」 

                 

阿川佐和子、角田光代、柴田よしき、乃南アサ、三浦しをんさんは馴染みの作家さん。 沢村凛、谷村志穂、松尾由美さんは初読み。
顔ぶれと題に引かれ買ってきました。8人の作家さんによるアンソロジー。

短編はちょっとした時間、病院の待合室や電車などで読めるのでバッグに入れています。
これも歯医者の待ち時間に読みかけました。
~~~~~ネタバレあり
「 春太の毎日 」三浦しをん   数ページ読んで春太は犬か猫だなと直感。やっぱりね。『 うちの子は私をどのように思っているのかしら。』
「 ヒトリシズカ 」谷村志穂   世界中の山を、カメラを持って放浪している恋人。戻ったら結婚しようと言って出かけ、、、あれから5年。瑞江は今年も彼の帰りを待っている。『 切ない話。』
「 海辺食堂の姉妹 」阿川佐和子 両親から受け継いだ小さな食堂を切り盛りする1歳違いの姉妹。性格は全く違うがお互いを思いやって暮らしている。『 どちらも幸せに!』
「 スケジュール 」沢村凛    3歳の時から天音は自分の立てたスケジュールを守れる人間だった。最後の恋は終わったはずだったが、25歳の時に彼に出会った。なので、24歳でリセットした。
                 『 人生、計画どうりには行かないもの。結果オーライで良かったね 』
「 LAST LAVE 」柴田よしき   5年間付き合った男に裏切られもう恋はしないと思っていたけれど。好きな人が現れ、最後の恋とは、ラストじゃなく今がベストという意味だと分かる。
                 『 いつも歌を聴いていて、誰に抱かれても忘れはしないとか、他の人といても貴女だけだとか、、そんなのは今の人に失礼だと文句を言っていました。
                  過去じゃなく今がベスト。これはいいな 』
「 わたしは鏡 」松尾由美    大学の文芸部で会誌を発行するにあたり部員から原稿を集めた。その中に名前がない作品が。片思いの鏡の話。誰も名乗り出ない。
                『 これも切ないな。「 性同一性障害 」体は女なのに心は男。自分の責任じゃないのに、辛いね。好きな人が出来ても告白もできない。
                 法律で手術をして戸籍を変えるのは20歳まで認められないそうです。知らなかった。それも大変で、みんなが出来るわけじゃなし。』
「 キープ 」乃南アサ      子供のころ、人を好きになるのは人生一度きりで構わないと神に誓った。15歳の時に失恋してその呪縛に囚われ20年。
                 21年目に彼に会ってやっと呪縛から解放され、もう二度と心と裏腹なことはしないと誓う。『 良かったね 』
「 おかえりなさい 」角田光代  『 この作品だけ、既読でした。不思議な思い出話に引き込まれます。』

         
        ぽちっと、ひと押しお願いします。

       にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村
  
       ありがとうございます  
            

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノーマの病院 | トップ | ある日の外食とテイクアウト »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (latifa)
2022-07-25 11:39:41
こんにちは!
私もこの本、ずいぶん前に読んでいます♪

>「 春太の毎日 」三浦しをん
これが当時凄く気に入って、以後、三浦しをんさんの本をたびたび読むようになった記憶があります。
返信する
latifaさんへ (ウエスティ)
2022-07-26 18:03:29
こんにちわ。
私も短編を読んで、気に入った作家さんの本を読むことにしています。
短い文章でも、どこか惹かれるところがあり、自分にとって読みやすい文章の作家さんと、短いのに読みずらくて進まない作家さんがあります。
読みずらい作家さんの本も、もう一冊だけ読んでみます。それでもやっぱりなら、諦めます。
この本は、スラスラ読めましたが、思っていた最後の恋とは違い、少し期待外れでした。
返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事