「風に舞いあがるビニールシート」 森 絵都
第135回 直木賞受賞
本を選ぶ参考にと、これまでの直木賞と芥川賞をリストアップしてもらって読んでます。
難しくて、なかなか読み進めない本や、文体が読みづらいのも多々あります。
森 絵都さんの作品は初めて読みました。
数々の児童文学賞や、文芸賞の受賞歴があるので、平易な文章かなと思いきや
6編のどの作品も、読み応えがありました。
すべて、ジャンルの違う話で、
「器を探して」は美濃焼(瀬戸黒の器)を探しに行った弥生の最後の決断は、予想外でした。
「犬の散歩」は、保健所で処分される直前の犬をボランティアが引き取り、保護施設で保護している犬を、
飼い主が見つかるまで預かっている、恵理子の話、彼女は犬の費用を捻出するためホステスのアルバイトに出る。
「守護神」は大学のレポート代筆に関した話。
「鐘の音」は、仏像修復師の仕事や仏像の話、
「ジェネレーションX」は男の友情物語、爽やかな読後感。
「風に舞いあがるビニールシート」は、愛の物語。
愛し合っていても、どうしようもなく、悲しく辛い別れもある。
やりきれないけれど、前に進まないと。
また一人、楽しみな作家さんに出逢えました。

本を選ぶ参考にと、これまでの直木賞と芥川賞をリストアップしてもらって読んでます。
難しくて、なかなか読み進めない本や、文体が読みづらいのも多々あります。
森 絵都さんの作品は初めて読みました。
数々の児童文学賞や、文芸賞の受賞歴があるので、平易な文章かなと思いきや
6編のどの作品も、読み応えがありました。
すべて、ジャンルの違う話で、
「器を探して」は美濃焼(瀬戸黒の器)を探しに行った弥生の最後の決断は、予想外でした。
「犬の散歩」は、保健所で処分される直前の犬をボランティアが引き取り、保護施設で保護している犬を、
飼い主が見つかるまで預かっている、恵理子の話、彼女は犬の費用を捻出するためホステスのアルバイトに出る。
「守護神」は大学のレポート代筆に関した話。
「鐘の音」は、仏像修復師の仕事や仏像の話、
「ジェネレーションX」は男の友情物語、爽やかな読後感。
「風に舞いあがるビニールシート」は、愛の物語。
愛し合っていても、どうしようもなく、悲しく辛い別れもある。
やりきれないけれど、前に進まないと。
また一人、楽しみな作家さんに出逢えました。