外国人として初めてトヨタ自動車の専務に上り詰め、米クライスラーの副会長兼社長に電撃移籍して話題となったジム・プレス氏が、日産自動車・仏ルノーのアドバイザーに就任したことが分かった。
日産・ルノーでは、ブランド戦略などについての助言を求めるほか、同氏の持つマーケティングのノウハウや人脈などにも期待している。
同氏は、1970年にトヨタに入社。北米トヨタの社長となり、2007年6月には外国人としては初めてトヨタ本社の取締役にも抜擢されたが、同年9月にクライスラーに移籍。昨年のクライスラーの経営破綻後に退社した。
「気さくな人柄で、トヨタが北米で現地企業として根付くのに大きく貢献した」(業界関係者)といわれ、移籍時には、「トヨタに大きな痛手を与える」と話題になった。
トヨタには37年間在籍し、ライバルの手の内を熟知しているだけに、日産・ルノーには強い味方となりそうだ。
引用元:yahoo ニュース