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DAZN観戦 2020年J2リーグ第12節 ファジアーノ岡山vsアルビレックス新潟

2020-08-17 18:27:58 | サッカー視聴記(2020年以前)

※前回の岡山の記事はこちら(9節・琉球戦)
※前回の新潟の記事はこちら(2節・甲府戦)

共に前節退場者を出したチーム同士の対決。
新潟は山口と対戦し、前半早いうちに2点リード、後に1点を返されて迎えた後半12分。
中心選手の本間が後半6分に警告2度目で退場となり、以降10人での戦いを強いられます。
しかしリードしていた事が幸いし、守備的にシフトして逃げ切り。
終盤は一時乱闘騒ぎもありましたが(アディショナルタイムに山口・川井が一発退場)、無事に勝ち点3を得る事に成功しました。

一方の岡山は栃木戦、先制したものの、前半25分という早期にチェジョンウォンがPK献上+一発退場となる悪夢。
このPKを一旦はGKポープ・ウィリアムがセーブしたものの、こぼれ球をゴールされて同点となり、以降長い時間防戦を強いられる事となります。
それでも試合終了直前まで1-1で凌ぎを見せていましたが、ラストワンプレーでの栃木のコーナーキック、栃木・柳のヘディングシュートでゴールを破られて敗戦。

いずれの試合も、終了後には敗戦側の選手が警告を貰うなど後味の悪いものになりましたが、当然この試合は本間・チェジョンウォンともに出場停止。
立ち上がり岡山が攻勢を掛けるも、その中で徳元が新潟ロメロ・フランクに反則を受けます。
それも束の間、イヨンジェが裏抜けしようとした所倒されたり、野口のドリブルがチャージされて止められるも反則は無く。
反則をアピールする岡山選手の姿に、前節の影響か判定に対してナイーブになっている具合が感じ取れました。

最初に決定機を掴んだのは岡山。
前半11分、白井が右へパスを出し、右サイドから攻めようとするも中央へ戻された後に関戸が縦パス。
これを山本がフリックしてエリア内に送ると、三村が受けてシュートを放ちますがGK小島が(セーブした後)キャッチ。
ここから激しい展開を期待させる一幕でしたが、以降は両チームともペースダウン。
連戦の最中を実感する、アタッキングサードで好機を作る場面は数えるほどという内容のまま飲水タイムに突入します。

明けた後に新潟がチャンスを作ります。
23分、右サイドで早川が手前からクロスを上げ、堀米が合わせにいくもエリア外へこぼれた所を中島がミドルシュート。(枠外)
続く25分にはまたも右サイド、今度はロメロがドリブルで強引に岡山守備を突破し、そのままサイドからシュート。
奇襲のようなグラウンダーのシュートにGKポープも一歩も動けずでしたが、ボールは右ポストを直撃し、跳ね返りを新井が走り込んでシュートするも今度はポープがキャッチ。

このまま新潟ペースになるかと思われた矢先、28分にロメロが足を痛めて倒れ込み続行不可能に。
そのままピッチを退き、荻原が投入されます。
この荻原が、先日浦和から育成型レンタルで獲得した選手であり、しかも背番号7と即戦力を期待されています。(今季のプレーぶりはこの試合が印象的)
前半の残り時間はロメロと同じ右サイドハーフ、後半は左SHでプレーしたこの日。
DF登録(サイドバック)ですが攻撃的な選手なのは一目瞭然で、適正はSHでしょう。
本間不在もあり早速の出番となりましたが、本間が戻って来るとなると何処で使われるのか悩む事になりそうですが。

4節以降無敗という、いつの間にか安定した勝敗を付けている新潟。
序盤は得点・失点共に多く、出入りが激しい印象を持たれる試合が多かったものの、6節以降は最大で1失点と安定しています。
フロントの動きも早く、荻原の他にはセレッソから中島を育成型レンタルで獲得して陣容を整えています。

序盤は攻撃的なサッカーを指向、その下地にポゼッションスタイルを浸透させたものの、失点数の多さを受けて路線を微調整させた。
今回の補強も含めてそんな感じで、リーグ序盤の戦いを進めたという所でしょうか。
ドイスボランチは島田・中島のコンビへとシフトし、接戦をしぶとくモノにするスタイルへと変貌。
ストライカーだったファビオの故障離脱で得点力の低下という誤算もある中、上手く現実路線への切り替えを見せていると思います。

アクシデントに見舞われた新潟。
35分に島田の左へのロングパスから、堀米がエリア内へクロスと見せかけて中央へパス、受けたシルビーニョがエリア内に入ってシュート(ゴール右へと外れる)という好機を作った後はペースを失っていきます。
逆に岡山はボールを握るも、守備ブロックを形成する新潟に対してボールを前に運ぶ場面は少なく。
前半はそのままスコアレスで終える事となります。

後半頭に新潟サイドは選手交代。(堀米→高木、荻原が左SHへ)
一方の岡山は動きこそなかったものの、過密日程を考慮してベンチに留めた上田や上門を何処で使うのかという問題に直面します。

後半立ち上がりも、岡山がペースを握るも好機を得れずという展開は継続。
後半3分にはCKを得るも、ショートコーナーを選択して結局作り直しという場面を見せてしまうなど、やや迷いが見られた岡山の攻撃。
そんな展開を受けてか、9分という早い時間で上田・上門を同時投入します。(山本・三村と交代、関戸がボランチ→右SHへ)
一方の新潟も、良い所が殆ど見られなかったペドロ・マンジーに代えて渡邊を投入。

その後はやや新潟に流れが傾くも、前半同様にペースが上がらない試合展開に。
シュートは16分、CKのこぼれ球を島田がミドルシュートした(足元でブロック)場面ぐらいでしょうか。
ここでも両者早めに動き、19分には岡山が野口→清水へ(上門がFW→左SHへ)、新潟が舞行龍ジェームズ→田上へ(新井が左SB→センターバックへ)と交代。
岡山は22分に椋原→下口へと代え、前半にアクシデントがあったのも影響し、早い段階で両チーム交代機会を使い切ります。

飲水タイムを挟み、岡山はターゲットになれる上に突破も出来る清水が加わった事で攻め手が広がりを見せます。
27分にはイヨンジェの落としから関戸が右に展開すると、清水が右に開いて受けてクロスを上げる場面が。(シュートには持ち込めず)
良い流れを掴みかけたに見えましたが、32分には関戸が足を痛めて倒れ込む間に、新潟がボールを回して攻め入る場面が。
もう交代出来ない状況でピッチを出た関戸ですが、その後復帰して何とか前節に続いて数的不利となるのは回避。

流れを掴めそうで掴めないというモヤモヤ感。
それを吹き飛ばさんというセットプレー、36分に新潟エリア手前で上門が反則を受けると、当然キッカー上田が直接狙わんとします。
上田のシュートはゴール左を襲ったものの、GK小島のセーブに阻まれゴールならず。

上田のFKでも点が取れず手詰まり感が漂ったものの、それでもこの時間帯は岡山に流れが傾き、一方的に攻撃を仕掛けます。
39分には右ハーフレーンを清水がドリブルで突破し、イヨンジェにラストパスを送るも収まらず。
そしてついに実ったのが41分でした。
先程と同様に右サイドから攻撃しようとするも一旦戻され、GKまで戻した後ポープが左へフィード。
ここから徳元→上門→白井と繋がり、エリア手前中央という絶好の位置から白井がミドルシュート。
コントロールを重視したボールはゴール左を突き、GK小島のダイブも及ばずネットに突き刺さりました。
終盤の大事な局面でついに先制に成功した岡山。

一方失点してしまった新潟、再開後はセットプレー攻勢で何とか点を獲らんとします。
42分、荻原の左サイドの突破で反則を得ると、かなり手前からのFK。
キッカー中島のクロスがこぼれ、ファーサイドでシルビーニョがボレーシュートを放つも、ゴール手前で岡山・下口がブロック。
そしてCK攻勢へと移り1本目、右からの高木のファーサイドへのクロス、田上がトラップからシュート。(ブロックされて早川が拾うもクリア)
2本目は左からで、中島のクロスをファーサイドで早川がヘディングシュート、しかし競り合った白井に当たって枠外に。
そして3本目は右から高木が中央へ入れるもこぼれ、渡邊がエリア内で拾いシュートするもゴール上へ逸れてしまい、同点ゴールは生まれずに終わります。

そのまま6分のATに突入、序盤は岡山がボールを繋ぐ場面が目立つも、その後何とか新潟は攻勢に転じます。
CBマウロを前線に上げるもそれが有効打とはならず。
荻原も左サイドから突破を見せますが、クロスからもシュートは生まれず。

結局1-0のまま無事に岡山が逃げ切り、難しい試合を制しました。
連戦を乗り切るには勝ち点3が何よりの良薬とは良く言ったものですが、上田・上門を途中起用したのが報われた格好となりました。


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