(Twitterより転載)
春休み中、学生さんのラケットを預かることが多かったのですが、その際に気になったことが一つあります。
それは彼らのラケットの多くがものすごく汚れているということです。
学校のコートで練習することが多いでしょうから、土ほこりや、雨の日なら泥もつくでしょう。
練習量も多いでしょうから、必然的に汚れるのもよくわかります。
だとしても、汚れてもそのまま放ったらかしというのは、そのプレーヤーの道具に対する考え方が出ているように思います。
道具を大事にできないようでは、一つ一つのプレイも大事にできないのではないでしょうか。
フレームに汚れがついているということは打つ時にそこがコートに接触しているということです。
バンパーグロメットがめくれ上がっているラケットも同様です。
フットワークがしっかりしていて良い打点で打っていれば、ラケットで地面を擦るようなことはほとんどありません。
つまり上手い選手ほどラケットも傷まない、汚さないということも知っておいてほしいと思います。
またオーバーグリップ(グリップテープ)が汚れてボロボロになったラケットもよく見かけます。
グリップは素肌と直接接触するのですから、オーバーグリップはいわば下着と同じ。
それほど高いものでもないのですから小まめに交換した方がラケットもしっかり握れて良いプレイにつながると思うのですが、どうでしょう?。
そういうちょっとしたところにそのプレーヤーのテニスに対する取り組み方が現れているように思います。
当店では張替えでお預かりしたラケットは掃除をして汚れをきれいにとってから張り替えています。
その際にはヒビや傷、グロメットの破損等もチェックしますので、どのラケットがどれくらい汚れているか、傷んでいるかはよくわかります。
自分の体の一部といってもいい道具ですから、テニスがうまくなりたい学生さんはちょっとでいいのでそういったことも考えてみて欲しいです。