Ashe店長のテニスショップ業務連絡

  四国の片田舎にあるテニススクール&ショップの宣伝日誌です。
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気になる観戦マナー

2011年10月08日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

毎年楽天OPENを観戦に行って、いつも思うこと。
日本人の観戦マナーは基本的にはよいと思われますが、2つだけ困ったというか、やめて欲しいことがあります。

一つは乳幼児を観戦に連れてくることです。

テニスがよくわからない子供にとって、スタジアムに長時間座っていることは退屈以外の何者でもありません。
だから試合中に大声で騒ぐこともあれば、泣き出す赤ちゃんもいます。

しかし子供を責めることはできません。連れてきた親が悪いのですから。
中には誰にも子供を預けられなくて、やむなく連れてくる親御さんもいらっしゃるでしょう。

私としてはそういう方は子供が自分の意志で観戦できるか、連れていかなくても大丈夫な年頃に成長するまでは我慢して欲しいと思いますが、どうしても観戦したいのなら、席は指定できるのですから、せめて出入り口に近い席を確保して、何かあれば子供を連れてすぐに外へ出られるようにしておくくらいの配慮はして欲しいと思います。
それがプレーしている選手や他の観戦者にできるだけ迷惑をかけない、最低限のマナーではないでしょうか。

もう一つは練習や試合後の選手に大人が子供を押しのけてサインを貰おうとする行為です。

有名選手になるとベンチの後ろにサインを欲しがる方が殺到するシーンはTV中継でもたまに見られますが、突き飛ばされたり押されたりする人も多く、かなり危険です。
子供のためにもらおうとする親御さんも中にはいるでしょうが、子供を押しのけ、サイン帳やサインボールを突き出す姿はかなり残念です。
大人があのような行為をするのは日本くらいしかないと聞いたこともありますし、かつてマッケンローなどは「子供だけ!」と大人をたしなめていたこともあるそうです。

大人が遠慮すればそれだけサインを貰える子供が増えます。
貰えた子供はますますその選手が、ひいてはテニスが好きになり、それが日本のテニス人気を支えることにつながってくると思います。
周りに人がいなくて大人にもサインをしてもらえる余裕がある時ならともかく、子供の希望を潰すようなマネを大人は控えて欲しいと思います。

これらの状況は私が観戦しているここ数年はあまり変わっていません。