世界7位で第7シードの錦織圭は同1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)に3-6、2-6、4-6で敗れ、日本男子84年ぶりの4強入りを逃した。
(ニッカンスポーツ・コム)
http://www.nikkansports.com/sports/news/1597024.html

4回戦でジョコビッチがシモンにハメられていましたが、この試合は錦織がジョコビッチにハメられてしまいました。
1Stセットに全てが現れていたと思います。
TOP選手同士の試合で必須のサービスキープができませんでした。
ジョコビッチの鉄壁の守備を破ろうと攻める意識が強すぎるあまりか、自分から小さなミスを繰り返して先にブレークを許す。
そうなるとブレークバックしないといけないので余計に無理をしてまたミスが増える。それをジョコビッチが見逃すはずはありません。
2セットを奪われてようやく先にブレークしたものの、それがい
っぱいですぐにブレークバックを許して万事休すでした。

サービスゲームを安定してキープ出来て、はじめてリターンゲームをブレークできる余裕が生まれます。
ジョコビッチも、苦しくても何とかサービスキープをつづけていったからこそシモンに負けなかった。
そこが今のジョコビッチとの最大の差であり、錦織の一番の課題がサービスキープ力のUPだと改めてわからされた試合でした。


4回戦までを見る限りサービスゲームでのポイントパターンは出来上がりつつあるので、あとはそれを磨き、ミスをどれだけ減らして攻撃できるかでしょう。
どちらかと言えば技術よりフィジカルとメンタルの問題のようにも思いますので、トレーニングを積んで自信をつけていけばこの差は埋まると思います。
今大会でもシードを守ってノルマはクリアしていますし、現時点でもTOP3以外の相手にはそれほど苦しむことはないでしょうから、あとは№1を目指すだけですよね。
今年は去年以上の活躍を期待してもいいのではないでしょうか。