昨日の夕方、ようやく読み終えた。
何か月かかった忘れてしまうぐらい、長かった。
途中から、なんでこんな展開になるんだ? この話はこの物語と何か関係があるのか? と疑うところが何か所もあった。
読み終えても、分からない部分が多く残っている。
それでも、気になった文章などをチェックしながら読んだ。
1つ例を挙げると、第46章の会話の中に「勤勉は幸運の母と申すは、ありふれた諺でござるが(以下略)」に印を付けた。
この物語が書かれた時代の、勤勉についての諺を知ったので。
そして、四字熟語をメモしながらも。
同じものを二度書いたのがいくつかあるけれど、比較的よく使用されるものが多かった。
ざっと目を通すと、数字を使った熟語が目に付く。
例えば、一部始終、一切合財、首尾一貫、唯一無二、二束三文、五里霧中、千載一遇など。
特に「一」に関係のある語が割と多かったように思う。
この小説は難解であったが、読み応えは充分あった。
勉強になったと思う。