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外は寒くてもクリニックの待合室は、窓からの日差しを背に受けて暑いくらいでした。
お隣にピンクのカーディガンを着た小柄な可愛いおばあさんが座っていらっしゃいました。
床におばあさんと私の影が映っていますが、頭一つの差があります。
「日差しが暑いですね~、私たちの影が二つ、そこに…」と、お婆さんが床を指しながら話しかけてこられました。
手編みのマフラーを首にしっかり巻いていらっしゃるので余計に暑いことでしょう、
外されたら如何ですかとの言葉をぐっと堪えました。
又、余計なお節介をと思われますから。
「お一人でいらっしゃったのですか?」
「いいえ」
壁際に車椅子が置いてありましたので、付き添いの方がいらっしゃいるのでしょう。
やがて娘さんだか、お嫁さんだかがお迎えに見えました。
「お先に失礼いたします」
おばあさんは丁寧にお辞儀をされて車椅子の方に歩いていらっしゃいました。
付き添いの方もこちらに会釈して行かれました。
可愛いおばあさんは、きっとお家で大事にされていらっしゃることでしょう。
暖かそうなピンクのカーディガンは、ご家族の方がお婆さんのために選ばれたのでしょうね。
とてもお似合いでしたもの。
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ピンクのミニバラが可愛いおばあさんのカーディガンの色でした
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