マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

松本人志を考える

2007-06-10 11:30:24 | Weblog
お笑い界の天才だと自他ともに認める、松本人志。
つい先日、映画「大日本人」か公開されたばかり。
本屋には松本特集の組まれたものがずらり。

BRUTUSを購入し、読んでみたが、アクの強さもさることながら、頭の回転が違う。
即興ででてくる絶妙な文句にはうならされる感じ。
やはり松本人志はすごいのかもしれない、と思わされた。

「ごっつ」が小学生のころに始まってそれ以来ダウンタウンの笑いにやられているのが、嫌いな人は本当に嫌いのようだ。
うちの両親しかり。

当時から最近まで、圧倒的に浜ちゃんの方が好きだったが、最近は松っちゃんかな。
昔は気持ち悪いとまで思っていたのですが、最近とてもピュアな人なんじゃないかと思えてきて好きになってきた。

松本の笑いには、一種の宗教のようなものにも思えてしまうぐらいの、へんてこさと説得力みたいなものがある。
わからんやつはついてこんでええ。
という突き放したスタイルがまた人を引きつけてるのかもしれない。

謎めいた人物像に、笑いのツボのストライクゾーンのへんてこさ。
実は後輩思いだったり、繊細だったり、神経質な面も持っていたりと松本人志とは?の問いへのある程度の答えは出てきてはいる気がするが、実際のところはわからない。

う~。謎。

「すべらない話」は最近の松本関連の笑いでは一番のお気に入りだが、若かったときよりわかりやすくなってきているのはなんとなく感じる。笑いに対する姿勢がちょっとずつ変わってきているようにも感じる。
若いときのコントとか、いろいろ模索していたというか、一般的な笑いに対する挑戦状!的なものが多くて、難しい笑いが多かったように思う。いわゆる吉本的なクドさはそこそこにして、確固たる自分の笑いっていうものが大きな壁を回りに対してつくっていたような。
濃すぎるネタが、下ネタが多かった。

今マッちゃんのつくるコントを観る機会はなかなか無いので、どうしても過去の作品しかガイドが無いんだけど、今コントつくったらどんなんができるんだろうか。映画が何かのてがかりを持ってるのかもしれん、と思ったら無償に観たくなってきた。

こんな笑い対する素人の考えまで、哲学的に考えさせるような作品を作り出すダウンタウンはやっぱりすごいんかね~。
サウスポーに天才が多かったってのを思い出して、松っちゃんもだ!と改めて天才の称号に納得してしまった。

以外とアーティスト。ダヴィンチとかゴッホとかと、なんか通ずる。
ストイックにものを考える姿勢だろうか。

子供が嫌いらしいが、どうしてそういう人たちに限って子孫を残さないんだろうか。
女優でいったら、吉永小百合、桃井かおりのような人たち。

遺伝子が強すぎて、後世に残すのはむつかしいのかしらん。

これってなんか残念な気もするよなぁ。
世の中の不思議な法則。

でも、そろそろダウンタウンよりもおもろい人たちが出てこないとまずいんと違いますか?
ま、個人的には出てこなくてもね、とも思いますが、なんだかさみしい世の中だなぁとも感じます。
お笑い界の行き詰まり?
松っちゃんがずば抜け過ぎ?

お笑いブームにぬるく乗っかってるだけではいかんと思いますけども。
素人が何を言ってるんだって話ですが。