マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

青森県立美術館

2006-07-29 03:15:53 | デザイン
「青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS〈2〉青森県立美術館」
2006
INAX出版
青木 淳, 中山 英之, 椹木 野衣, 鈴木 理策

を予約していて、本屋から連絡が。
ある期間内に予約をすると青木サンが語る青森県立美術館のDVDがついてくるってことだったので、どんなものかと期待していたので、さっそくそれから。

でも。なにか違う。青木サンの声ではないように聴こえるのだ。
聞き方によっては日本語でないようにも聴こえてくる。
ま、まさか青森弁を意識??

なわけないですよね。
でも、違和感が。
DVDは館内を映し出していて、行けない人でも行った気にさせる・・・というようなもの、でもないか。
実際にこの目で見てこないとわからない不思議さが見てる側にとまどいを抱かせる。

このボールト窓はなんなんだ??
この隙間は?どうしてここで止めているのだ?
この照明は??

気になることだらけ。
そして、見せ方がとてもコンセプチャル?と言ったらいいのだろうか、全容がわかりにくいプレゼンである。
その狙いは即物的なものをどこかで破壊させたい、とでもいうような感じがした。

写真集自体もそういった雰囲気。
それらすべてに思考がやられていく。

「そういった戦略で、あえて新建築なんかに載る前に、ある程度人にこういうものなんだと催眠をかけるようにしてるんじゃないか。すべてそういった計算のもとにあるプレゼンテーションかもしれない」と言う人も。

「建物ぉ~」というようなものとして見せたく無かったんだろうな、とも思う。
青木サンは言ってることと考えていることが必ずしも一致していないような、どこか秘めた人だと私は解釈しているので、そういった確信犯的な試みは、青木ファンとしてはたまらないのかもしれない。

やっぱりこの人は何かを企んでいる。
気になるな~、てな具合。
かくいう私もその一人。

今月13日に晴れて美術館もオープンしたので、いつか訪れてみたいが、連日ものすごい人らしい。
ほとぼりが醒める頃に行きたいが、そんなときはあのぴっかぴかのホワイトもグレーになっちゃってるのかしら。
行きたい。

ファサードについている青い木を象った照明がかわいい。
でも、ふと気づいたら、これは画家が絵の端の方に記すサインと同様な意味付けの物なのでは?!
と思ってしまい、それからもうそうに違いないと思い込んでいる。
青い木、青、木、・・・・青木!

あくまでも個人的な推測ですが。
そうだっとしたら、んもうっ!!←?

謎だ。この人絶対何かを企んでいる、ってか、もうやっちゃってるか。
かわいいセンスにちょっと嫉妬。