マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

語る建築家

2006-06-11 11:17:51 | 考えること
金曜日の夕方、事務所のボスの勉強会のメンバーの方がみえて、二人で話をしていた。
内容は詳しくはわからないが、会議するスペースが自分のデスの背後にあるので、機構と思わなくても、耳に入ってくる。
ボスの話は毎回面白いので、仕事しなくてはいけないのだけど、聞き入ってしまうことも。

どうやら、住宅論をやるようで、まずはその話を展開していく建築家の作品をピックアップしよう、というような内容だった。
また、面白そうだな~、と思いながら横でコンペのスタディ模型をせこせこ作っていた。

ボスは建築士、というよりはアーティスト肌の人だと私は思っている。
そういうこともあって、かなり興味深い人だ。
フランクな話し方をして、ふやふや~っとデザイン論やら哲学やらを話していくので、知識量が断然少ない私にはやや困難な内容もあるが、そういった内容は好きなジャンルなので、毎回面白い。
でも、ときどき冗談なのか本気なのかわからないこともあり、謎が多い人だ。

金曜日に話をしていた方も、かなり手強い系の建築家。
でも、話をしてみたい方ではある。

で、その勉強会の話のなかで、最近の学生がどうだとかいう話もでてきて盛り上がっていた。
最近の学生ってどう見られてるのか。

そのなかで、過去を学ぶということを考えるって人が少ない、というような内容があった。
100年先をみようとしたら、100年前のことを勉強しないとできるわけないんだけどね、というようなもの。
確かにそうだな。

私の最近の学生イメージは、上っ面で建築家を判断してるってところかな。
マスメディアの華やかなプレゼンでその建築家の特集をしたりしているいわゆるお洒落雑誌、などというものを信仰してる人がかなり多いんじゃないかなぁ。
ファションと同じ感覚で、かっこいい建築を、というような傾向があるのはいいけど、だまくらかされているんじゃいかな、とも思うのです。
自分の学生時代も振り返ってみたいが、今日はそんなことしてる場合じゃないのでゆっくり後で考えよう。

ま、なんか楽しそうでいいな~って思いました、ってのが感想。
自分も独立してそうやって建築談義を沢山したいもんだな、と思ってた。
そんな時間を割いてくのは大変なことだろうけど、楽しそうにやっているのは本当にうらやましい。

早くコンペ終わらせてしまいたい。