京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ
~起こること・・すべては愛~

ホワイトウィング

2008-02-17 14:03:00 | インポート

車のエンジンをかけたら、FMラジオからとても心地の良い旋律の音楽が流れてきた

大好きな今井美樹さんの曲。

原曲とは一味ちがったピアノとのデュオが大人の雰囲気でとてもいい。

思わず聞き入ってしまうほどの心地よさに迷うことなくCDを即GET!

2/14バレンタインデーに発売されたばかりの「I Love a Piano」というアルバム。

昨夜も車を運転していたらまた雪がちらちらと舞い始め、このアルバムを聴きながら

一人ロマンティックな雰囲気に酔いしれてしまった。

今朝のように静かに降る雪を熱い珈琲を飲みながら聴くのにもぴったりかも・・。

てんてんは今井美樹さんのデビュー当時からのファンだった。

美樹さんが歌う歌詞の内容は共感できるところがたくさんあり、

今までいろんな場面で彼女の歌声にどれだけ励まされてきたことだろう。

「PIECE OF MY WISH」・「PRIDE」・「Goodbye Yesterday」

特にこの3曲にはいっぱいいっぱい助けられてきたなぁ・・。

車の中で、何度も何度も聴いた曲。

そしてアルバムの中で一番好きなのは平成2年に発売された「retour」(ルトゥール)

というアルバム。

CDがする切れるんじゃないかと思うくらいよく聴いた。

そしてこの時からもうすでに決めていた。

『将来もし自分でなにかを始めるとき、店の名前は「retour」にしよ~』って・・・。

もちろんその頃はアロマのスクールをやるなんて思ってもみなかった。

ただ漠然と「いつか自分で何かやりたいな~」と思っていただけだった。

それから10年後・・。沖縄でアロマの自宅サロンを開くことになったとき、

もちろん迷わず「retour」というサロン名をつけた。

人は何度でも自分の想いひとつで生まれ変わることができる。

何度つまずいても何度転んでも・・もうだめかも・・って思っても・・でも

やっぱりまた立ち上がり蘇っていける。

~そんな自分自身の強さを思い出してほしい~。

そんな想いをこめてつけたサロン名だった。

京都に帰ってJHASのアロマスクールを始めてからもスクール名は変わることなく

「retour」としていた。

「強くなりたい。」「どんなことにも負けない強い心がほしい。」

それは昔からのてんてんの切なる願いだったのだ。

てんてんは本当はとても弱かった。

すぐにいろんなことに傷ついてしまう弱い自分がとても嫌だった。

今井美樹さんの「野生の風」という曲の歌詞の中で

「野生の風みたいな強い心がほしい」というところがある。

「PIECE OF MY WISH」の中で「雨に負けない気持ちを炎をもくぐりぬける

そんな強さ持ち続けたい」というところがある。

そう・・・てんてんはどんなに辛いことがあってもちょっとやそっとじゃびくともしない

強い心を手にしたかった。

けれど、このアロマに出逢って・・・てんてんが考えていた強さは本当の強さでは

ないことを知った。

それまでのてんてんにとっての強さとは岩のように硬くどんなことをしても

ガンとして割れない・・というイメージだったように思う。

けれど本当の強さとはそれとはまったく正反対で果てしなくふわふわとした

柔らかく優しく温かいものだと知った。

てんてんは自分の弱さを嫌っていた。

自分の中に存在する怒りや憎しみや競争心、嫉妬心がとても嫌だった。

けれど本当に強い人は・・・自分の弱さをちゃ~んと知っている人なのだとアロマに

出逢って気づいた。

人間だからこそ、傷つき、痛み、悲しみ、また妬みや競争心や怒りや憎しみという

闇の感情も持っている。

そう・・・人間だからこそ・・なのだ。

てんてんはそういう弱さを・・人間らしさを自分の中から取り除こうとしていたのだった。

だからこそずっとずっと苦しかったのだ。

だってそんなマイナス面さえも自分の一部なのだもの・・。

ありのままの自分を嫌わずまるごと受け入れたいと思ったとき、

たくさんのマイナス感情を持ちながらも一生懸命「人を愛したい」「動物を愛したい」と

努力しようとしている自分を客観的に見たとき、、なんだかとても可愛らしく愛しく思えてきた。

「ホワイトウィング」

人は誰もがそんな聖なる白い羽を持っている。

その羽はまるで今日の雪のように自分のどんな弱さもまるごと優しく・・・

ひたすらに優しく包むためのもの・・・。

自分の中にない感情を決して相手に感じることはない。

自分の中にも同じものがあるからこそ、反応し感じてしまうのだった。

きっと自分の弱さは他の人が見せてくれるのだろうなぁ・・。

だからこそ、どんな自分もまるごと自分の羽で包む・・・。優しく・・優しく・・優しく・・。

それができるようになった時、きっとどんな人に対しても優しさを思ってあげられるように

なるのだろう。

みんな自分と同じ愛しき弱き人間なんだもの・・。

てんてん自身もこのことに気づくまで、、、かなりの時間を要した。

そしてこのことに気づけるまできっと誰かがてんてんの知らないところで

そっとそっとてんてんのまるごとを優しく包んでいてくれていたのだと思う。

ぼろぼろになって汚れてしまったてんてんの羽が修復されるまで・・・

そんな羽が自分にもあったことを思いだせるまで、そっと見守り

優しいまるでぬくぬく毛布のような誰かの大きな羽の中でてんてんの羽は癒され

少しづつ少しづつ大切なことに気づくことができてきたのだと思う。

そして3年前、スクール名を「retour」から「white wing」に変えたのだった。

溢れる想いの中で・・。

ありのままの自分をまるごと愛せますように・・・。

自分自身の真っ白な羽でどんな自分も包めますように・・・。

そしていつしかその羽で今度はかつての自分と同じ傷ついた誰かをまるごと包んで

さしあげることができますように・・・。

そんな願いをこめてつけたスクール名。

「white wing」

Marihane_2  ←(まりんのブラウンウィングで~す。)

(でも背中とちごて腰についてるし・・)

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