明後日、早速まゆっちとレイトショーで「崖のうえのポニョ」見てきます。
公開日初日だけどネットで残席を調べたら、まだ少し残っていたのでね・・。
冬休みや夏休みはもっぱらまゆっちとたくさん映画を見たり、DVDを見たりして楽しみます。
まゆっちも普通に大人のドラマとか見れるので(意味が本当にわかってるかどうかは
知らないけど・・)うれしいです。
やっぱり本と同じで映画も「深い内容」のものではなく、「さら~」っと見られる
ものが好き。
・・・・というか深い部分まで読まなくても単純に見ていて意味のわかる作品が好き。
今年に入ってトップ1は「魔法にかけられて」かな・・。
DVDでは「医龍2」(チームものがめっぽう好み。)
ところが、まだこの作品を超える感動作には出逢っていない・・
というほどてんてんにとっての名作品がある。
それは「北の国から」
この「北の国から」はまゆっちが5年生ぐらいになったら是非一緒に最初から最後まで
見たいというのもささやかな夢でもある。
自分がまさか北海道に住むことになるなんて思いもよらなかった若かりし頃、
見た作品だった。
当時このドラマを見た人ならほとんどが「富良野に行ってみたい!!」と思われた
ことだろう。
てんてんもまたその一人だった。
そしてドラマのロケに使われた「五郎の家」にも是非いつか行ってみたいと・・・。
まだ今の夫とお付き合いをしている頃、札幌に転勤になった彼のところへ
何度か遊びに行った。
当時、会社の支店が立ち上がったばかりだったので休みの日も関係なく働いて彼は
てんてんがはるばる京都から遊びに行っても仕事を休むことはなかった。
なので、彼が会社から帰ってくるまで自由時間がいっぱいあったのだ。
なんでも思いつきで行動するてんてんはある時突然なんの計画もなく、
「そうだ!五郎の家を見に行こう!!」と思い立った。
列車の時刻を調べるわけでもなく、五郎の家がどこにあるかも調べるわけでもなく、
「まぁ・・富良野に着いたらわかるだろう~」という相変わらず適当に行動したのだった。
そして富良野に着いたのは夕方5:00前だったように思う。
駅には「あーあ~~~あああああ~~~♪」のさだまさしさんが歌う「北の国から」の
テーマソングが流れていた。
「やった~~!!念願の富良野に来たぞ~~!!」
目指すは北の国からのロケ地!
「どうやって行くのだろう?」
駅員さんに聞いてみると、どうやらもう「麓郷の森」までのバスの運行は終了したようだ。
しか~し!!駅前に「レンタサイクル」の文字が・・。
チャリンカーのてんてんは迷うことなくちゃりんこでロケ地まで向かうことに決めた。
てんてん:「あの~自転車お借りしたいのですが・・」
お店の人:「はい、いいですけれど、、、でも今からどこに行かれるのですか?」
てんてん:「麓郷の森まで・・・」
お店の人:「へ?!今からですか?やめておかれたほうがいいですよ。」
「うちも自転車を6:00までには返却していただかなければいけないし
麓郷の森までは行って帰ってくるだけで1時間はかかります。
行きはかなりの坂道なので、お客さんだったら今から1時間で帰ってこられるのは
かなり厳しいですよ。」
てんてん:「でも・・せっかく京都から来たんです。
絶対6:00までに帰ってくるのでお願いします!」
お店の人:「(苦笑)」そうですか・・・わかりました。でも十分気をつけてくださいね。」
てんてん:「は~い、ありがとうございます。」
『よっしゃ~~!!がんばって1時間で帰ってこなくっちゃ!!』
無謀で有名なてんてんはやっぱり後先考えずに・・・でもなんだかわくわくとしてはりきって
自転車を爽快にこぎ始めた。
ありがたいことに道のところどころに「北の国からのロケ地は⇒」というようなプレート
が掲げてあったのでそのプレートをたよりに目的地「麓郷の森」へと向かった。
最初は国道がしばらく続いたがレンタサイクルの方が仰っていたように途中から
急な坂道が続く山道に入っていった。
てんてん:「はぁ~はぁ~~はぁ~~あ~~しんど~~」
てんてんを冷ややかな目で・・不思議そ~な目で見つめながら通りすぎていく車に
乗った人達。
そりゃそうだろう・・。
札幌で突然「麓郷の森へ行こう!!」と思い立ったてんてんの格好は
なぜだかビシ!っとした「グレーのダブルのスーツに、黒のハイヒール。」
そんな格好をした女性が・・しかもママちゃりで・・必死な形相で山道を登っていたら
不思議に思って当然のことだろう・・。
いや・・きっと不思議をとおりこして不気味だったにちがいない。
でもそんなことあたりまえに気にするてんてんではなかった。
6:00までに富良野駅に戻ってくるために、休むことなく必死で自転車をこぎ続けた。
実はグレーのワンタックスカートの下にはキッツ~イガードルまではいていたもんだから
そりゃ大変!
しかし当時ド根性が大好きだったてんてんは夕陽に向かって必死に坂道を登る自分に
ちょっぴり酔いしれていた。
「がんばれ~!!負けるな~~!!」そう自分に言い聞かせてゼーゼーハーハー
いいながら更にかなりの坂道を登っていったのだ・・。」
(今から思うとなんのために?そんなことする?って自分でつっこんでしまう。)
もうすでに40分が経過していた。
「う!あと6:00まで20分しかない!」
そう思ったときに、とうとう夢にまで見た「麓郷の森・五郎の家」に到着したのだ。
「わぁ~~とうとう来たぞ~~!!」
でも・・でも・・???なんだか想像していたイメージと違う。
てんてん的にはラベンダー畑がパァ~~っと一面に広がっている図を想像したのだ。
どこを探しても、どこを見渡してもラベンダーなんてない。
あたりまえだ。 季節は3月なのだから・・。
無知なてんてんは富良野にはいつもラベンダーが咲き誇っていると信じて
疑っていなかった。
なんとも殺風景な景色が広がっている。
し・・しかも・・あれほど夢にまで見た「五郎の家」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
まぁ・・でも念願の麓郷の森に無事辿りつけたということで・・・。念願達成!
妙に一人で納得したてんてん。
さて!!ゆっくりしている場合ではない。急いで帰らなくっちゃ~~!!
(何しに来たんだ?わたち?)
ひぇ~~!!6:00までに辿りつけるのか?
すごい勢いで自転車をこぎはじめた。
ところが行きは急斜面でなかなか前に進まなかった自転車が、
今度は猛スピードで車輪が回る。
いったい時速どれぐらいのスピードがでているのだろう?
アームストロングもびっくり!!(ほんまか?)
てんてんの足は行きの疲れでガクガクになっており、その車輪の回る速さに
ついていけないのだ。
ひえ~~~~~~~~~~~~~~~!!!
グレーのダブルのスーツ&黒のハイヒール&キッツ~イガードル女は
足をパーに広げて山道を猛スピードで降りていくしかなかった。
それはそれはそこいらの絶叫マシーンにも匹敵するほどのスリル~。
またまた行きかう自動車から冷たい視線が・・・。
けれどそんな冷たい視線をもろともせず、風をきっててんてんは走り続けた。
う・・そ・・・!!!信じられない。
行き40分もかかったのに、帰りはなんと20分もかからないで降りてこられたのだ。
ちょっとすごいんちゃう?私?
無事6:00ぎりぎりにレンタサイクル店到着!!
お店の人:「おかえりなさ~い、ほんとに六郷まで行っていたの?」
てんてん:「はい!」
お店の人:「やるね~」
てんてん:「えへへへへ」
ってなわけで、六郷の森へはまさに
「行っただけ・・」だった。
やっぱりドラマの風景は家でゆっくりテレビで楽しむのが一番いいのかもね・・。
話は全く変わるけど、
「CHANGE」の最終回・・よかったよね。
今、もっぱらアロマのレッスン始まりには
生徒さんはみんなてんてんのCHANGEの感動話につき合わされている。
みんな・・こんなあたちに・・いつもつきあってくれてほんと・・ありがとね。