ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

牡蠣は面白い。

2016-05-14 21:16:20 | 唐桑日記
牡蠣が完熟するこの時期でも、
透明感のある身が痩せている牡蠣がある。
唐桑では水牡蠣とか鼻水牡蠣とか呼ばれて、出荷しない牡蠣。
逆にフランスやスペインでは、若くて透明な牡蠣が好まれる。

2月に訪れたバルセロナでは
牡蠣をちゅるっと口に放り込み、
バターたっぷりのパンをかじり、ワインで流し込む。


(バルセロナ。日本の生産者が見たら
全然育ってないじゃん!と思うであろう牡蠣。)
こんな牡蠣美味しいのかなと思ったけど、あっさりした牡蠣と塩分、
濃厚なバターがよく合う。しぶめの赤ワインも最高。


(フランス。フランス、バルセロナ、共に宮城種を使ってた。)


(左下がフランス種の牡蠣、
中身はやっぱり小ぶりで、
宮城種の方が安いし、人気がある。)


唐桑でも、はじかれた水牡蠣を
バターとバゲッドで食べたらやっぱりおいしかった。

(唐桑の牡蠣)
「おいしい」の基準も場所や時代で変化するし、
新しい「おいしい」の基準を作るために、
食に携わる人が色んな挑戦をしてきたんだなと想像すると、
自分ももっと頑張らねばと思うのだった。

バナナも青いうちに食べる地域もあるし、
黄色い甘いやつを食べる地域もあるのと一緒だな。
どっちがいいとか、正しいとかじゃなくて
そういうのは面白いなと思うし、いろんなヒントがある。


(この前食べた麻布キッチン5の牡蠣のピンチョス。
これがめっちゃくちゃ美味しかった。
牡蠣はオイル漬けっていってたけど、
薫製みたいな味がするし、
ソースはチーズかと思ったけど、
牡蠣でつくったソースだった。
これどうやってつくってんだろうか。今度聞いてみよっと。)


スペインで食べたピンチョス。

スペインのピンチョスは日本で言う鮨みたいだ。

鮨は魚と米をどうやって美味しく合わせるかを考える。
ピンチョスはで使う食材は、肉、魚、野菜、チーズ、
なんでもありだけど、パンとどう合うかが大事だと思った。

ピンチョス屋さんだからといって美味しいわけじゃなくて、
鮨屋と一緒で、お店によって全然違う。
鮨屋は親方のこだわりで使ってる魚もちがったりするけど、
チェーン店はだいたいいつでも、同じネタを提供していて。
ピンチョス屋さんも、同じような店は
どこにいっても同じラインナップが並んでいた。


さっきご飯食べたばかりで、お腹いっぱいだけど、
料理の写真みたらお腹空いてきた、、、。


牡蠣は面白い。





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