徒然日記~A&Aクリエイション~

季節のこと 徒然なるままに~

シアタードラマシティで「ハーパー・リーガン」を観てきました

2010年10月04日 07時55分57秒 | お知らせ


大阪梅田シアタードラマシティで、「ハーパー・リーガン」を観てきました。

作)サイモン・スティーブンス 訳)薛珠麗 演出)長塚圭史
出演)小林聡美・山崎一・美波・大河内浩・福田転球・間宮祥太朗・木野花

本作品は、「ハーパー・リーガン」という女性の2日間のお話。彼女は父親の危篤の知らせを受け、上司に仕事を休ませて欲しいと懇願しますが、その願いはいとも簡単に拒絶されます。その瞬間に彼女の心の「何か」にスイッチが入ってしまいます。息を呑むほどに明るい秋のある晩、ハーパー・リーガンは家庭を、夫をそして娘を置いたまま、あてもなくひとり歩き続けます。出て行くことを誰にも告げずに。行く先は誰にも知らせずに。

それまでに築いた全てを賭けて自分と向き合う旅に出ます。道に迷いながら進んだ2日2晩。その2日の間、様々な人と出会い、ほつれた糸を解くつもりが余計に絡ませてしまったり、あるいはあらたな「傷」を増やしたりしながら、彼女の旅は続きます。家族、愛、人生の迷い、そして女としての自分を見つめながら・・・。(劇場HPより)

現代のイギリスを舞台にした翻訳劇です。
上演時間は、休憩15分をはさみ、約2時間40分でした。

夫がある事情で働けず、娘との三人の生活を一人働いて支えてきたハーパーが、様々な人と出会い、自分と向き合った三日間の物語。
母、娘との確執。家族の愛。
ほんとうは、お互いを必要としているはずなのに、責め合ってしまう。
傷ついたり、傷つけたりしたくないあまり、表面を繕って、本音で語れない。
ありがちな人間関係がすごく切ない。
ハーパーは、無事家に帰ったけれど、これから親子三人。
以前のようないびつな関係の中で、いつくずれるかわからないような微妙なバランスを保っていくのか。
バランスをぶちこわしてでも、新たな関係を築いていくのか。
身につまされつつも、いい方に向かうと信じたい、そんな気分です。


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