四月に中国、杭州市を訪れた際、清河坊にある、胡慶餘堂へ行ってきました。
漢方薬の老舗中の老舗です。
診療所のようなところがあり、専門の漢方医が診察し、薬の処方も行っています。
木造の大きな建物で、店舗は吹き抜けになっています。
多くの買い物客で賑わっています。
博物館が併設されていたので、入館しました。
入館料は一人10元(約140円)です。
古い階段を上ります。
漢方薬の歴史、この会社の歴史などが掲示されています。
漢方が生活に根付いてるのがよくわかります。
漢方薬を作る時に使用する、植物、鉱物、骨などの材料をすりつぶすための用具です。
日本でも、時代劇などでおなじみです。
猿の骨格です。
様々な鉱物も展示されています。
中国の薬王といわれた、孫思ばく(貌にしんにょう)の像です。
生涯にわたり、医学・薬学を研究し。『備急千金要方』と『千金翼方』各三十巻を完成させました。
中国の医学に多大な貢献をした人物です。
鹿・サイなどの剥製です。
漢方の材料として使われていたそうです。
虎も貴重な漢方薬の材料だったそうです。
博物館の中にも、調剤所があり、薬の調合・販売を行っています。
漢方の材料となる植物もたくさん栽培されています。
中庭をぐるりと建物が取り巻いている作りになっています。
とても古い、歴史ある建築物でした。
建物の入り口に、漢方のお茶のようなものの入った樽がありました。
無料で自由に飲めるもので、水筒を持参して持ち帰る人もいました。
少し苦いですが、健康によさそうなお味でした。
店舗には、小平氏など、中国の要人の写真が飾られていました。
観光スポットではないのですが、なかなか見応えのあるところです。
中国の歴史に触れることができました。
胡慶餘堂についてはWikipediaにも掲載されています。 こちらから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E6%85%B6%E9%A4%98%E5%A0%82
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