雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

手打ちそばを食する会

2012-10-27 23:25:49 | Weblog
人形屋が作った「手打ちそば」です。

毎度お世話になっている、山形の河北町の天心園さまからいただいた蕎麦の実、手打ちそばにし、岩槻の人形業界の仲間たちと食しました。

前持ってそばを打っておきました。





大事に作った麺を料理屋さんに持ち込み、調理はお願い...。
美味い肴でそこそこ酒を頂き、「〆の蕎麦」





美味い、美味いと言いながら、お腹はいっぱい!


伝統工芸新井久夫のホームページ


文化の11月

2012-10-26 23:17:46 | 人形業界情報


こんな時期は、風邪をひいたり、体調を悪くしたりしやすいかと思います。

朝晩は暖房をつけ、日中、自動車を運転する時には冷房…。



10月も後わずか。
小売りをされている人形店ではもう間も無く「羽子板」「破魔弓」を飾る時期でしょう。
(もう既に飾り付けは終わっているかも)

さて、来月11月は、文化の日もありますが、様々な文化的イベントが行われる様です。
実は人形に関わる行事も数々あり、今後ご紹介したいと思います。

11月は、「伝統的工芸品月間」に指定されています(伝統的工芸品月間全国大会が石川県で開催)。

当然私も伝統工芸士の一人ですので、それなりに動きます。

詳細は後々ご報告致します。
とりあえず、直近では11月3日の人形供養祭ですね。


干支「 巳」の木目込講習会

2012-10-20 20:34:01 | 木目込人形


木目込み人形の干支、巳を製作。
講習会です。
岩槻区内、某所の公民館。



木目込みの講師を依頼され、指導に行きました。

蛇は単調な様で、実は木目込みにくい部分もあります。

しかしながら、お集まりの皆さん、誰もが無事に完成させる事が出来ましたよ。



少し早いですが、皆さん、良い年が迎えられればと思います。


11月3日は、人形供養祭です。

2012-10-15 23:18:40 | 人形のまち 岩槻
十月も、もう半ば。

岩槻の人形供養祭が近づいて来ました。


岩槻の人形供養祭は、私たち「岩槻人形協同組合」が主催しますが、準備にむけ今日は、最後の人形供養祭の会議がありました。

11月3日、文化の日の開催が恒例となっています。

要らなくなった人形の処分、整理に困ってはいませんか?

人形はゴミと一緒には捨てがたいものです。
ずっと家族の暮らしの中に飾られていた人形や、おこさまのお守りとして節句の度に飾っていたお雛様など、思い入れがあればある程、いっそうの事でしょう。

我々人形業界の最後の責任として、組合員一同で、皆さんの大切だった人形を、岩槻仏教会のご協力のもと、供養致します。

詳細はhttp://www.arai-kimekomi.co.jp/kuyou/あるいは人形協同組合のHPをご覧ください。

新井久夫のホームページ

木目込人形 製作実演

2012-10-14 17:36:30 | 人形業界情報


横浜高島屋です。
伝統的工芸品展の会場の「江戸木目込人形」「岩槻人形」の展示コーナーで、本日、木目込人形の製作実演をさせていただいております。



私が人形業界に入りたての頃、毎日かよった時期もあったのですが、その頃はやけに岩槻と横浜が遠かったものです。

最近は湘南新宿ライナーが通り、とても便利になりました。(前にも同じようなお話をここでしたような...)

ただ、最近の百貨店の営業時間は長いですね。

横浜高島屋 伝統的工芸品展のお知らせ

2012-10-13 22:52:52 | 木目込人形職人

沼津漁港近くの水族館のクマノミです。
本日、遅めの昼食は沼津漁港にて「海の幸」。




静岡は私の生誕の地です。
墓参りを兼ね、気分転換にドライブ。

今日も霊峰富士は勇姿を見せてくれました。


このところ、何かと慌ただしかったので…。
そうそう、昨日はテレビの工房取材もあったんだ...。

お知らせ致します。現在、横浜高島屋で伝統的工芸展が開催中です。
明日、私、新井久夫は横浜高島屋へ、木目込人形の製作実演に行って来ます。
お近くの方、ご興味のある方はいらしてはいかがでしょうか?



三連休、終わり。

2012-10-08 21:46:11 | Weblog
          今日は「体育の日」世間は3連休。
          静かな一日でした。



電話も少なく、「鬼の居ぬ間の洗濯」ではありませんが、この間を使ってやりたい事がいろいろありました。

なかなかうまく行くものではないですね。
やりたい事の半分も出来ませんでした。

しかしながら、休み明けの課題が整理でき、何よりではないかと。
良い方に理解すべきでしょう。


明日の午前中は売り込みやら、営業セールスなど、余計な電話が多い予感が…。

伝統工芸士 新井久夫のホームページ

大安吉日。結婚式♪

2012-10-07 22:24:58 | Weblog
        本日、大安吉日。
        秋の善き日、結婚式も多かった事と思います。


私も、とある披露宴招待され、出席させていただきました。
お世話になっている、人形業界の関係です。

思い起こせばここ数年、結婚式に呼ばれる事がすっかりご無沙汰でありました。

今日の披露宴、とても素晴らしい、立派なパーティーでした。


しかしながら一方、今日では結婚式が簡略化される事も多く、会費制の食事会的な形式であったり、両家だけであったりなど、昔と比べるとだいぶ様子が変わったものもあるようです。

とりわけ「仲人さん」をたてる結婚式がメッキリ減ったようです。



「仲人さん」がいないので気が楽だ、という向きもありますが、
こんな時に「仲人さん」がいたら…、という場面もあるようです。


人形業界的には新婦さん達に、たくさんお子さんを生んで頂き、日本の良き伝統「節句」を継承して頂きたいと願います。


伝統工芸士 新井久夫のホームページ

人形の里でのシンポジウム

2012-10-01 00:16:13 | 人形のまち 岩槻


さいたま市岩槻区、わが人形のまちにて「人形の里アートフェスティバル」が開催。
様々なイベントが行われました。

本日、台風が近づく中ではありましたが、「岩槻の魅力を語る」というテーマでシンポジウムがありました。

人形研究家、大妻女子大学の是澤博昭先生をはじめとするパネラーによる意見交換会でした。



岩槻の小学校では「人形」という文化に触れたり、あるいは実際に木目込み人形の製作体験をするなど、岩槻ならではのものがあるとのお話がありました。

日本の人形とは「観賞するもの」であり「愛玩」するものであり、また「お守り=宗教」の要素も有る、特別なものです。

人形...。我々人形職人にとっての人形は生きて行くための手段、経済活動としての「生業」でありながら、一方、世の中に人形文化を伝える「担い手の一人」としての大切な役割りのある事をしっかり自覚しなければと思います。

現在外は台風の影響で風が強いです。
時折雲の流れをぬって、中秋の名月が見えます。

http://www.arai-kimekomi.co.jp/