新年度

年度末3月31日を終えて、いよいよ明日から新年度、4月を迎えます。

もっとも我々の人形業界は、5月末を会計年度としている事業所が多いのですが…。

いずれにしろ、4月。心機一転、といきたいと思いつつ、やはり震災の傷が拭えません。


ここ、さいたま市岩槻区でも、選挙です。
明日は市議会議員と県議会議員選挙の告示日、各陣営とも出陣式を迎えます。

岩槻は震災の被害は少なかったとは言え、知り合いに被災者がいらっしゃったり、計画停電があったりの中で、候補者は気を使い、かなり選挙運動が難しいと思います。

遊説車も朝は10時から、夕方は、6時で切り上げるよう申し合わせしているとの事です。

まちかど雛めぐり終了

　　　　　　　人形のまち岩槻　まちかど雛めぐりが本日静かに終了です。


　　　　　　　会期中の日曜日に行われてきた、「木目込人形の製作体験」のコーナーも最終日でした。




このイベント「木目込人形の製作体験」は国の補助事業「ふるさと体験交流事業」として岩槻人形協同組合が主催するイベントです。




東日本の震災をかんがみ、派手な宣伝を控えたため、来場者数が気になりましたが、結局会場は満席となりました。

すでに会を重ねるごとに周知されたのかな？とも思います。


来年は平和な環境で、多くの方々にご満足いただけるように開催出来ればと思います。

伝統工芸士　新井久夫のホームページ

「人形のまち岩槻・まちかど雛めぐり」 明日で終了です。

　　　　　　　「人形のまち岩槻・まちかど雛めぐり」が明日で終了です。
　　　　　　　　

東日本大震災の影響で、様々なイベントが中止や縮小されています。


ここ、さいたま市岩槻区でも桜まつりや、流し雛などのイベントが中止と決定されましたが、会期中との事もあり、まちかど雛めぐりについては、ひっそりと（？）行われております。

明日、イベントが有ります。「木目込人形の製作」を体験出来ます。

毎回、好評で、多くの来場者があります。


私は明日は当番です。講師として指導に当たります。

ご縁がありましたら、明日、会場にてお会いいたしましょう！

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岩槻江戸木目込人形 「埼玉県の指定無形文化財」

　　　　　　　認定書です。

さいたま市岩槻区を産地とする、岩槻江戸木目込人形の職人達でつくる
　「岩槻江戸木目込人形技術保存会」に対して、埼玉県の指定無形文化財の保持者として認定を頂きました。

木目込人形を作るの過程は、とても多くの職人の手を通ります。
分業というかたちで、それぞれ専門の職人が持ち場持ち場の仕事を行います。

そんな職人集団に対しての無形文化財指定です。


よく、「製造直売」とうたっている人形店が有りますが、人形は決して一人の職人が最初から最後まで作り、完成させる、というわけではありません。

認定書の授与式は、埼玉県庁の隣、埼玉県民健康センターにて行われましたが、この時間帯（午後２時ごろ）、ちょうど計画停電の時間帯に当たり、浦和の駅周辺は停電していました。

会場内も懐中電灯で照らして頂いて歩く次第でした。
暗い部屋での授与式でした。


この程度の不便も仕方のない事ですね。

東北地方太平洋沖地震で被害を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げると共に、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に深くお悔やみを申し上げます。


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臨時理事会

　　　　　　　昨日、岩槻人形協同組合の「臨時理事会」が急きょ、開催されました。


主な議題は、今回の東日本の震災による、今後のイベントについてなのですが、
とりわけ４月２９日開催予定の「人形のまち岩槻　流し雛」についてです。

結論からご報告いたしますと、今年の流し雛は中止と決定いたしました。


会場となる岩槻城址公園の「八つ橋」も今回の地震で被害が有ったそうで、現在立ち入り禁止になっているそうです。

その事は別としても、様々な事柄を勘案すると、今回の開催は無理であるとの結論に至りました。


一方、人形組合としても、震災地へ向けての義援金を集め、寄付しようという事も満場一致で決定しました。

彼岸の中日。

　　　　　　　彼岸の中日。
　　　　　　
　　　　　　　久しぶりの雨でした。


雪になっている所もあるかと思いますが、震災に遭われた地域の皆さんにとってはお辛い事と思います。

岩槻、相変わらず、ガソリンスタンドには行列が出来ています。
皆さん、明日から仕事という事で、焦ってガソリンを求めているのかもしれません。
今日のスタンドの列は強烈です。かつてない距離でした。


井戸水が濁ってます。
大地震から１週間ちょっと経ちましたが、まだ泥が上がって来ます。
水を取り替えた金魚の水槽、まだ濁っています。




岩槻人形協同組合の仲間達からも、「何か被災地の方に出来ないか」、という話題がしばしばのぼります。
近々、このことを含め、緊急理事会があります。

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日本人の礼儀正しさと道徳感

　　　　　　　反対車線、渋滞しています。
　　　　　　　この行列は、永遠、ガソリンスタンドへと続いています。




私は何とか今、燃料タンクに温存してあるぶんで、落ち着くまでしのぎたいと思います。


災害のニュースを見た外国の人々から、日本人の秩序ある国民性を讃えるニュースが報道されています。

暴動や略奪もなく、きちんと配給の列に並ぶ人達の様子は、尊敬やら感動を呼ぶようです。


長く我々のＤＮＡにしみ込んだ「日本人の礼儀正しさ」「日本人の道徳感」というものは、今更ながら素晴らしいものだと感じます。


日本の伝統文化に根差した「日本の人形」。
私が生業としている人形、再度、日本的な歴史のなかで育まれた事を確認した次第です。

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私の仕事、木目込人形を作ること！

　　　　　　　東日本巨大地震から一週間。
　　　　　　　原発事故が気になりますが、まちなかの様子もただならぬ雰囲気です。


食糧品、パンや米などがあまり売り場にありません。
もっと凄まじいのはガソリンスタンドの行列です。

冷静になりたいものです。


テレビもお笑が自粛されていますが、コマーシャルも商品の提供が無くなってしまい、ちょっと消費行動が景気に与える影響が心配です。

「ＡＣ　公共広告機構」ばかりです。
仁科さん親子、よく出ますね。


通常でしたら、お彼岸が過ぎたら、人形業界は五月人形の動きが活発になります。
節句品は魔よけ、厄払い、お守りの飾りですから、こんな時こそ、と思う気持ちもあります。

私も震災地の方々が気になります。
気の毒で、気の毒で…。

でも、私の仕事、木目込人形を作ることは、続けなければいけません。




来年の干支＝辰など、作っています。



来年の正月、この辰を飾るころには、いくらか日本が明るくなっていればいいと思います。


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本当に悲しく感じます

　　　　　　　東北地方太平洋沖の震災、悲惨な事実が連日報道されています。
　　　　　　　実際に震災に合われた方や、心配される人々の思い、本当に悲しく感じます。

　　　　　　　心より、お見舞い申し上げます。


様々なイベントも中止になっています。
電車も時刻表通りには動いていません。



この重大事を横に置いて、何かを「楽しむ」事は、今はとても出来ません。
電気も無駄に出来ません。

岩槻の「まちかど雛めぐり」、開会中ではあります。
岩槻のまち中には、観光客の少ない中、人形達が寂しく飾られています。





人形達は心を癒してくれます。

３月２７日（日）まで「人形のまち岩槻・まちかど雛めぐり」は開催されていますので、心を落着かせたい方、癒されたい方はいらしてみては。

もともと人形は、「お守り」でもありますから。

地震！

こんなに揺れたのは、始めてです。

ここ、さいたま市岩槻区でも、大きく揺れました。
自動車が踊っているようでした。

旧道の区役所通りは大渋滞。
ガソリンスタンドには車の列が ・・・。
しまっているスタンドも有ります。

段々様子が解って来ました。
結局、M9、0。
テレビから離れられません。

我が人形工房も若干の被害が有りました。



サンプルを飾ってあるフロアは、悲惨です。
倒れた人形も有り、頭が割れた人形も有ります。屏風が倒れ、キズついたり。

心配なのは、原発の事故の被害と送電能力。
それよりも、津波の被害をお受けになられた地域の皆さんの安否ですね。


日本国、明日からは平日。普段どうりの経済活動にどの程度支障があるのか？