雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

只今帰ってきました。

2008-09-30 19:11:54 | Weblog
10月3日にさいたま市立大久保東小学校で、6年生3クラスを対象に、木目込人形の製作体験の指導をさせていただきます。
今日は、そのための打合せをしに行って来ました。
なかなか雰囲気のいい学校でした。大久保東小学校の木目込人形の製作体験の報告はおってさせて頂きます。

雛人形の製作進んでいます。

2008-09-29 17:53:27 | Weblog
雛人形の製作進んでいます。

木目込人形のボディは桐の粉と正麩糊を混ぜた桐塑(とうそ)を型抜きし、乾燥させたものです。これを補正・修正していきます。さらに表面を胡粉(ごふん)で白く仕上げます。

これは昨日作った胡粉をかけた(塗った)ひな人形の姫のボディです。
あいにく今日の人形のまち岩槻は雨が降ってます。天気が悪いと乾きが遅いです。


人形職人の仕事が忙しくなってきました

2008-09-28 18:05:37 | 文化
9月も終わろうとしているこの頃、いよいよ人形職人の仕事が忙しくなってきました。今日は、日曜日ですが、雛人形の製作の下ごしらえをしています。

写真の茶色い棒のようなもの、何だかわかるでしょうか?
三千本膠(にかわ)といいます。これは動物のコラーゲンを加工したものですが、水でふやかし、湯煎し、胡粉(ごふん)という白い貝の粉と練り合わして、木目込む前の木目込人形のボディに塗るのです。

胡粉を5キロちょっと使いましたが、結構、腕や腰が疲れます。
ある意味、人形職人は、体力も必要です。

いらなくなった人形は?人形供養祭のお知らせ

2008-09-13 18:40:33 | Weblog
 岩槻人形協同組合が主催する「人形のまち岩槻 人形供養祭」の今年最初の会議がありました。
 この行事は、全国の人形愛好家の方々がお持ちの人形を捨てるに愢びないという優しい気持ちに応えようと、私達組合員の仲間で毎年行っているものです。
 毎年11月3日の文化の日に行われますが、もし皆さんのお宅にも、古くなって飾らなくなったり、壊れたり使えなくなった人形がございましたら、岩槻にお越しいただいたらいかがでしょう?
 当日はお別れするお人形をお持ちいただき、僧侶(岩槻仏教会)の読経のもと受付の際に渡される供養札をその人形の代わりに、お焚き上げして焼香し、冥福を祈ります。

詳しくは、
岩槻人形人形協同組合まで