雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

羽子板市も終わって

2008-12-20 19:09:50 | 文化
浅草の羽子板市も終わって、いよいよ今年もあと12日を残すばかりとなりました。
人形のまち岩槻で羽子板・破魔弓を買いにいらっしゃるお客様のピークは、今日、明日の土・日ってところでしょう。

羽子板の由来は羽根に使う「ムクロジ」が「無患子」につながり、「子供が患わない」ようにという意味と、羽根突きで、邪気を「はね退ける」という事などから、女の子の無事成長を願うお守りとして用いられています。

一方、「破魔弓」は男児の初正月のお守りとして飾ります。
弓を射る的を「ハマ」といいます。これが「破魔」に通じ、魔を破り、悪をよける
ために飾ります。
また、「弓矢で魔を射る」という意味もあります。

人形のまち岩槻には、たくさんの人形店に羽子板・破魔弓が飾られています。
浅草に行きはぐった方も、明日の日曜、岩槻を訪れてみては?

それでは、また、今宵も忘年会に行って来ます。