雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

手打ちの「そば」と「うどん」

2008-12-30 21:59:28 | Weblog
いよいよ明日一日で、今年が終わってしまいます。
毎年私は12月31日に手打ちの「そば」と「うどん」を打ちます。
いつもお世話になっている皆さんに配り、日ごろのお礼とさせていただいています。
どんなに忙しい年でも、これをしないと1年間のけじめがつかないような気がして…。

人形業界の、特に職人仲間には蕎麦打ち名人がたくさんいます。実はそば粉を水と併せるコツは、胡粉(ごふん)作りと同じなのです。胡粉とは人形の顔やボディーに塗る白い塗料のことで、牡蠣の粉と膠(にかわ)で練ったものです。

うどんは一晩寝かせますので、これからこねます。
では、失礼してこれにて。
http://arai-kimekomi.co.jp/
http://ameblo.jp/dog-bell/

雛人形は女の子の大切な「お守り」

2008-12-30 00:01:54 | 人形業界情報
そうなんです。雛人形は女の子の大切な「お守り」なんです。
決して高価なものである必要はないと思いますが、人形職人として思うに、本当にいいものを飾って欲しいと思います。

高価なものである必要はないと言いましたが、やはり、無駄に高いものはなく、こだわりの作品、手の込んだもの、材料のいいものはどうしてもそれなりに金額が張ってしまいます。

一方、逆に安いものはそれなりの理由があるものなので、注意が必要です。
やはり信頼のおける専門店や実際に製作している工房などで見つけられると良いと思います。

販売員さんの「商品」や「節句」に対するも知識も大事だと思います。
ただただ、「きれいでしょう」や「かわいいでしょう」しか言えない店員の店は、んー、どうでしょう?