マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

ピアノがある風景12・13

2007-10-25 20:37:52 | Weblog
●ピアノがある風景12

公団アパート。貧しくとも、幸せな家庭。そんな専業主婦の妻にも、夢がある。
妻「あなた、ピアノが欲しいの」

亭主「そんなお金、どこにある? ピアノを置く場所が、どこにある?」

妻「情けない亭主。結婚するんじゃなかった。息子よ、お母さんのために大きな家を購入しておくれ。ピアノを買っておくれ」

息子「俺も、親父の遺伝子を受け継いでいるんだよなー。無理」

妻「やっぱり、塾に通わせて、金持ちになってもらうしかない」

亭主「ピアノが欲しかったら、自分で働いて稼げ」

●学力と年収と13

 わが息子が、東大を卒業した。司法試験に合格した。やったね。子供に、二000万円以上も投資しただけの意義はある。母親は満足だ。隣の母親に勝った。

 ところが息子は、弁護士なっても一生涯貧乏だ。働いても働いても、年収三00万円だ。低い。要領が悪すぎるようだ。世渡りが下手。学歴と名誉だけで、利益がない。

隣の息子は、中卒でも社長になった。年収一0億円だ。結婚を夢見る女性は、年収の高い男性を選ぶ。母親は、どっちを理想の息子とするのであろうか。

やっぱり、名誉より年収のある息子だろうな。塾に通うより、高年収を得る勉強をさせよう。