明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

銀色のバイク 松田聖子

2021-10-12 18:13:00 | 僕の音楽日記
僕は
バイクが苦手だ
原付にしても
CCの高いバイクにしても
苦手だ
乗りたいとも思わない

怖さが先に立つ。

高校の頃は
ニケツ三ケツしたことはあるけど
若さゆえ…
無茶したのは
その時のみ

たどれば苦手とする
怖さが先に立つ
原因は…


僕がまだ小学生の低学年の頃
住んでた
住宅の中で
バイク事故があった
電信柱を支える
ワイヤー
電信柱から伸びて
地中に打ち止めされている支線

下の写真参照


この支線に
スーパーカブが乗り上げ
上まで登って落ちて
死亡事故が起きた。


当時バイクはスーパーカブが
主流
うちのオヤジもカブを乗っていた。
その後
この事故があってから

すぐ軽自動車を買ったのだ
それだけインパクトを与えた事件だった。


カブがこの支線の上に乗り上げ
結構な高さまで
勢いで登っていき
そのまま
空中で転倒して落下して死亡した
事故が
僕の住んでた住宅内で
発生した。
当時バイクに乗ってたのは
同じ住宅内の会社の人で
飲んで帰ってきたのか
とにかく
曲芸まがいの
不思議な事故だった

どうしたらあんな細いワイヤーを
バイクがワイヤーをつたって
登るのか?
よほどうまいことやらなきゃ
登らない
ましてやスーパーカブでなら
それが
偶然がいくつか重なり
細いワイヤーをバイクが電信柱の上へ向かって登ったのだ
自殺行為でもあったわけだが
運転してたおじさんも酔っ払ってたから
高いところまで登ってバランスを崩して倒れ落ちるまで
気がつかなかったのだろう
打ちどころが悪く
亡くなられた
当時新聞にも出て
市報にもとりあげられた
不思議な事故だった
近所で起こったバイク事故
 
その事件からバイクの怖さが
僕の中に刷り込まれた


僕の友人の
トシくんも
僕らが就職して
会う時間がなくなり
お互いの会う時間がなくなっていってから
彼は
バイク事故を起こした。

だから…
バイクはいやなんだ
その時も思った。


バイクに絡んだ歌もたくさんあれど

作詞家の松本隆さんも
バイク好きで
バイク乗りらしい

それを女の子を主人公に歌にした
素肌に革つなぎでフルフェイスの
ヘルメットで
爆走する
バイク乗りを描いた歌
銀色のバイク

R&B風のリズムにのり
打ち込み華やかな80年代らしい
軽くポップな作品

真面目な彼氏に
少し過激な女の子
そのコントラストを魅力的に
歌ってみせる
松田聖子さん

名盤 「windy shadow」に収録。






Bye Bye Bye 〜夏の日の少年 NOBODY

2021-10-12 05:33:00 | 僕の音楽日記
学生の時からアコースティックバンドを組んでいて
進学、就職
とそれぞれの道へ
流れていきながらも

何か
創作心それぞれ
失ってはなくて
ひっそりと
こっそりと
何か夏の爪痕を残そうと
その友人と画策していた。


僕たちは
あの夏
夏の日の少年だった。


少年期はとうに過ぎていて
青年…の終わりになっていたのかも

もう大人の扉の前に立っていた
そんな季節だった。


ハンディビデオを持って
車を走らせる
あの時流行っていた
MV(ミュージックビデオ)を
撮ろうじゃないかと
前の晩に絵コンテを書いて
シーンをコマ割りしながら

ロケ地を決めて
男二人
夏の日に
出かけて
もう、夏も終わりの頃だった

今なら

何もかも
若かったって
小っ恥ずかしい思い出だけど
映像の中の僕ら二人は
真剣に
その映像を撮っていた。

カッコいい
言い方をすれば
片岡義男の小説的な
少しキザで迷っている風な
青春を置き忘れた青年を
地でいくような
僕らを演じながら
つくる喜びを噛み締めながら

ゆく夏の海辺へと
車を走らせた

ナンパ目的でもなく
かと言って
目移りはしていても
何か詩人のような
物思いにふけた心を隠し持って
海をキザに観ていたり

ぶっちゃけ
なりきって
映像に収めていた

MVだから
あとは音楽をかぶせる
ミキシングするわけだが

特別凝ったものでなく
手作りで簡単に作ってしまった
アナログのMVひと夏の思い出だった

まさしく
夏の日の少年…

当時NOBODYが大好きで
ポップでファンキーな
彼らの音楽が一番僕ら世代には
引っかかってた。

今思えば
この歌を聴くと
その彼と撮ったMVの映像が
閉じた瞼にすべて映る。

もう、映像と音楽がリンクしてる。

これは
僕の記憶に塗り替えることのできない強固な印象として
へばりついている証拠。

良くも悪くも
逃げられない思い出として
恥ずかしい思い出として
酸っぱい思い出として

あの夏の日
少年に戻った
記憶。