僕は
この支線に
バイクが苦手だ
原付にしても
CCの高いバイクにしても
苦手だ
乗りたいとも思わない
怖さが先に立つ。
高校の頃は
ニケツ三ケツしたことはあるけど
若さゆえ…
無茶したのは
その時のみ
たどれば苦手とする
怖さが先に立つ
原因は…
僕がまだ小学生の低学年の頃
住んでた
住宅の中で
バイク事故があった
電信柱を支える
ワイヤー
電信柱から伸びて
地中に打ち止めされている支線
下の写真参照
この支線に
スーパーカブが乗り上げ
上まで登って落ちて
死亡事故が起きた。
当時バイクはスーパーカブが
主流
うちのオヤジもカブを乗っていた。
その後
この事故があってから
すぐ軽自動車を買ったのだ
それだけインパクトを与えた事件だった。
カブがこの支線の上に乗り上げ
結構な高さまで
勢いで登っていき
そのまま
空中で転倒して落下して死亡した
事故が
僕の住んでた住宅内で
発生した。
当時バイクに乗ってたのは
同じ住宅内の会社の人で
飲んで帰ってきたのか
とにかく
曲芸まがいの
不思議な事故だった
どうしたらあんな細いワイヤーを
バイクがワイヤーをつたって
登るのか?
よほどうまいことやらなきゃ
登らない
ましてやスーパーカブでなら
それが
偶然がいくつか重なり
細いワイヤーをバイクが電信柱の上へ向かって登ったのだ
自殺行為でもあったわけだが
運転してたおじさんも酔っ払ってたから
高いところまで登ってバランスを崩して倒れ落ちるまで
気がつかなかったのだろう
打ちどころが悪く
亡くなられた
当時新聞にも出て
市報にもとりあげられた
不思議な事故だった
近所で起こったバイク事故
その事件からバイクの怖さが
僕の中に刷り込まれた
僕の友人の
トシくんも
僕らが就職して
会う時間がなくなり
お互いの会う時間がなくなっていってから
彼は
バイク事故を起こした。
だから…
バイクはいやなんだ
と
その時も思った。
バイクに絡んだ歌もたくさんあれど
作詞家の松本隆さんも
バイク好きで
バイク乗りらしい
それを女の子を主人公に歌にした
素肌に革つなぎでフルフェイスの
ヘルメットで
爆走する
バイク乗りを描いた歌
銀色のバイク
R&B風のリズムにのり
打ち込み華やかな80年代らしい
軽くポップな作品
真面目な彼氏に
少し過激な女の子
そのコントラストを魅力的に
歌ってみせる
松田聖子さん
名盤 「windy shadow」に収録。