23日、土曜の夜・・・
一度行った事のある 茅野市の寒天蔵で お芝居がありました。
ムフフ・・・以前UPした写真を始めて見た方はびっくりでしょうね。
サイトからお借りした、この↓イラストで見ると素敵なお蔵でしょう ? (笑)
「長野ウラドオリ」という長野県のウラドオリ・・・
つまり長野県各地の珍百景的な場所が載っているサイトにも
この寒天蔵が取り上げられているように
ある意味、少し変わったマイナーな建物です。
寒天蔵では時々、演奏会や落語会などが開かれていますが
寒天蔵での演劇の公演は初めてとの事で
始めて観るお芝居・・・
しかも、狭い舞台で すぐ目の前での演技に
開演前から ドキドキわくわく (笑)
演じるのは
諏訪地方で活躍している
アマチュア劇団「シューティング・スター」
演題は 「楽屋」
劇作家である清水邦夫さんが書いた戯曲です。
チェーホフの「かもめ」を上演している舞台の楽屋での出来事。
ニーナ役の女優は出番前の発声練習に余念がない・・・
その姿を複雑な思い出見つめる
役も貰えなかった女優 二人と プロンプターだった女優・・・
売れない三人の女優の心の葛藤を演じています。
プロンプターとは 演劇で俳優がセリフを忘れた時に
背後で密かにセリフを教える人の事だそうです。
そのプロンプターの役でさえ 貰えなくなってしまった女優達。
過去に覚えた 自分が得意とするセリフを言い合い
お互いに貶し合いもしながら
それでも役者が大好きで 演じる事が大好きで
苦悩の中にも まだ諦められずに・・・
いつか・・を 夢見て
前を向いて 再び演技の練習をしていく三人の女優達。
しかし・・・その 「いつか 」は 無いんですよね。
だって・・・
彼女達は楽屋に住みついた亡霊だったから
亡霊だと分かったのは 最後の方でしたけどね・・・(笑)
1時間半ほどの 迫力ある始めての演劇に感動ものでした。
見所は
女優達がシェークスピアやチェーホフの有名な 長いセリフを織り交ぜて
負けじとやり取りするシーンが素晴らしかったです。
最後、三人揃ってチェーホフの「三人姉妹」のセリフを言うシーンで
私の大好きな「カノン」がバックに流れていて
何だか胸が締め付けられるように感動しました。
三年ほど前に東京の「シアタートラム」という所で
この「楽屋」が公演されたようですね。
小泉今日子さん、渡辺えりさんや蒼井優さん、村岡希美さん。
この四人のお芝居も観てみたかったな~。
因みに・・・「シューティング・スター」の女優さんで
夜の部の出演者は 何と ・・・男性が二人、女装してました(笑)
主婦であり会社員であるシューティング・スターのメンバーは
3月から猛特訓しての公演だったそうで
この日の出来栄えは 本当に素晴らしかったですよ~
私の知らなかった世界・・・また一つ発見 !!
声を掛けて下さったMさんに感謝 !!
演劇にも目覚めてしまった私でございます・・・ムフ。
今日も長々と書いてしまって・・・
そして最後まで読んで下さってありがとうございました。
次からは少し文字数を減らす努力を致しますので
懲りずに また覗きに来て下さいませ~